「脇が蒸れて臭いが気になる」「夏になると脇汗や脇染みが気になる」など、脇汗の悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。脇汗の悩みは中々周りに相談し辛く、どう対策したら良いのか悩んでしまいますよね。
脇の汗や臭いが気になる人におすすめなのが脇汗対策グッズ。中でも、制汗剤やデオドラントなどは、脇に直接塗って手軽に脇汗対策をすることができます。
制汗剤やデオドラントは多くの種類や容器タイプがあり、選び方が分からないという声も多くあります。この記事では、制汗剤やデオドラントの特徴や選び方を紹介します。
目的に合った選び方を紹介しているので、自分の悩みに合った商品が見つかるはず。ぜひ参考にして、脇汗に悩まない快適な毎日を送りましょう。
気になる脇汗やシミ・臭いの原因は?
脇汗やシミ・臭いは、脇の下にある汗腺が原因となっていることがほとんどです。
脇の下には汗腺が多く、身体の他の場所よりも汗をかきやすい特徴があります。それに加え蒸れやすさや常在菌の分解などの様々な要因が重なって、脇汗やシミ・臭いが発生してしまいます。
自分の悩みとなっている原因を知り、対策をすることが大切です。
脇汗の原因となるエクリン腺とアポクリン腺
脇汗の原因となる汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類の汗腺があります。
それぞれ異なる特徴を持つので、どちらの汗腺が主な原因となっているかで脇汗の悩みも異なってきます。
エクリン腺
エクリン腺は、毛穴とは関係なくある汗腺。エクリン腺からでる汗は水分が多いため、さらさらとした汗が特徴です。主に体温を下げる目的で分泌されます。
エクリン腺からの汗の分泌は、体温が高くなった時やストレスがかかった時、辛い物を食べた時などに増える傾向にあります。
脇汗の量が気になる人は、エクリン腺からの汗の分泌が関係している可能性も。食べ物に気を使ったり、制汗作用のある商品を使用したりするなどの対策をすると良いでしょう。
アポクリン腺
アポクリン腺は、身体の一部のみに存在する汗腺。脇の下に特に多く存在します。粘着質な汗が特徴で、臭いの元となる成分を含んでいます。
性ホルモンも関係しているので、性ホルモンの働きが活発な10代後半から20代前半頃にかけての期間は特に分泌が多くなりやすい傾向にあります。
殺菌作用のある製品を選ぶことで、臭いの原因にアプローチすることができます。
臭いの原因と対策方法
脇の臭いは、アポクリン腺から分泌される汗が主な原因。常在菌によって分解されることで、強い臭いを発します。ワキガの症状の原因となることもあるので、早いうちから臭い対策をすることが大切です。
脇汗や臭いの悩みは人それぞれ。エクリン腺、アポクリン線どちらが主な原因となっているかを知ることで、自分に合った脇汗対策グッズを選ぶことができます。
制汗剤とデオドラントの違いは?
脇汗対策グッズとしてよく使用される制汗剤とデオドラント。同じ目的で使用されているように感じますが、異なる特性を持っています。
次に、制汗剤とデオドラントそれぞれの特徴を解説します。使用目的に合わせて選ぶことで、より効果的に使用することができるでしょう。
制汗剤の特徴とおすすめの人
制汗剤は、汗にフタをして脇汗の量を抑えることができる製品。汗ジミや、汗が服に付着することで発生する臭いの対策に有効です。
主に脇汗の量を抑えることを目的として使用されます。脇汗の量や汗ジミが気になる人におすすめです。
デオドラントの特徴とおすすめの人
デオドラントは、臭いの元を抑えることが目的の製品。殺菌成分が配合されていることも多いので、臭いの根本にアプローチすることができます。
脇汗や蒸れによる臭いが気になる人におすすめです。
脇汗対策には制汗と殺菌の効果に注目
脇汗対策グッズを選ぶ際には、制汗作用と殺菌作用に注目することが大切です。脇汗の量を抑えながら、脇汗の根本にもアプローチすることができます。
制汗剤に殺菌成分が含まれる商品や、デオドラントに制汗成分が含まれる製品もあるので、主な目的に合わせて選ぶことが大切です。
脇汗対策グッズの選び方
脇汗対策グッズは、容器タイプも様々。使用方法や使用感などを確認して選ぶことが大切です。
次に、主なタイプ別に選び方の目安をいくつか解説します。それぞれの特徴を知り、自分に合った商品を見つけましょう。
即効性ならスプレータイプがおすすめ
スプレータイプは、即効性が魅力のタイプ。乾きが早いので、衣類に付く心配もありません。
直接肌に触れないので、衛生面が安心な点も人気のポイント。使用する際に音がなるので、外出先で使用したい場合には注意が必要です。
広い範囲に噴射できるので、脇だけでなく全身に使用しやすい点もポイント。運動後や暑い日など、すぐに効果が欲しい時におすすめのタイプです。
長時間の効果にはロールオンタイプがおすすめ
ロールオンタイプは、長時間持続する効果が魅力。肌に密着するので、ムラなく塗りやすいタイプです。
乾きが遅い傾向にあるので、塗った後すぐに衣類を着用すると衣類に付着する可能性があります。効果が高い傾向にあるので、出かける前の使用がおすすめのタイプです。
持ち運びにはスティックタイプがおすすめ
スティックタイプは、持ち運びのしやすさが魅力。密着力があり、手を汚さずに直接塗ることができます。
吸着力があり効果も高い傾向にあるので、使いやすさと効果のバランスが良い商品。気になった際にいつでも使用したい人におすすめのタイプです。
より高い効果を期待したい人はクリームタイプがおすすめ
クリームタイプは、より高い効果を求めている人におすすめのタイプ。肌にしっかりと吸着し効き目が高いので、他のタイプで物足りない人は試してみましょう。
手に取って塗布するので、手間が必要な点が難点。出かける前に使用することで、長時間の効果が期待できます。
敏感肌には低刺激性の商品がおすすめ
敏感肌の人は、低刺激性の商品がおすすめです。
医薬部外品や天然成分が配合された商品などをチェックしてみましょう。
臭いが気になる人は香り無しタイプがおすすめ
脇汗対策グッズには、香り付きと香り無しタイプがあります。香り無しタイプは男女ともに使いやすく、誰でも手に取りやすいタイプです。
特に脇の臭いに悩んでいる人は、香りありのタイプを選ぶと、臭いが混ざってしまう可能性があるので注意しましょう。
脇汗対策におすすめの人気商品ランキング10選
次に、脇汗対策におすすめの商品を紹介します。人気商品を先程紹介したタイプ別の選び方に分けて紹介しているので、自分の好みのタイプの商品をチェックしてみましょう。
スプレータイプのおすすめ商品
最も一般的なタイプであるスプレータイプ。広範囲に噴射でき、片手で使用できる使いやすさが魅力です。
スプレータイプのおすすめ商品は次の4点。気になる商品をチェックしてみましょう。
ロールオン・スティックタイプのおすすめ商品
コンパクトで使用しやすいロールオンタイプとスティックタイプ。効き目と使いやすさのバランスの良さが特徴です。
ロールオンタイプとスティックタイプのおすすめ商品は次の4点。気になる商品をチェックしてみましょう。
クリームタイプのおすすめ商品
高い効き目が特徴のクリームタイプ。持続力があるので、長時間の外出に最適なタイプです。
クリームタイプのおすすめ商品は次の2点。気になる商品をチェックしてみましょう。
脇汗対策グッズ以外にできる対策はある?
脇汗の対策は、制汗剤やデオドラントだけではありません。ここで紹介した対策グッズだけでなく、様々な方法で対策することができます。
脇汗対策は、根本から解決する方法や別のグッズを取り入れる方法まで様々。無理のない範囲で取り入れてみよう。
食事に気を付けてみよう
食事の内容を気にすることも、重要な脇汗対策のひとつです。
肉や魚などのたんぱく質の多い食事は、代謝熱がでやすいので脇汗をかきやすくなります。たんぱく質の摂取量が多い人は、ご飯やパンなどの糖類や野菜の割合も増やしてみましょう。
また、辛い食べ物を摂取しすぎないことも大切。味覚の刺激からでる汗は、刺激が強いほど広い範囲から分泌されます。
特に脇汗の量で悩んでいる人は、食事の内容にも気を付けると良いでしょう。
ストレスが原因となっていることも
脇汗は、ストレスが原因となっている場合もあります。
ストレスが原因となって分泌される汗は精神性発汗と言われ、極度の緊張やストレスで脇や手の平などに汗をかいてしまうことも。
なるべくストレスの少ないように意識することや、ストレスがかかりそうな場面では脇汗対策グッズを併用するなどの工夫が必要です。
服の素材も意識してみて
脇汗の対策には、服の素材を意識することも大切です。脇汗が心配な日は、汗をかいても目立たない服や、速乾性のある服を選ぶようにしましょう。
通気性の良いリネン生地や、インナーシャツの使用がおすすめです。
汗ジミが気になる場合は脇汗パッドもおすすめ
暑い日や汗を大量にかきそうな日は、脇汗パッドを使用することもおすすめです。
脇汗パッドは脇汗を吸収してくれるほか、消臭効果や抗菌効果をもった商品も多くあります。不安な場合は、他の脇汗対策グッズと一緒に取り入れてみましょう。
まとめ|自分にあった脇汗対策グッズを選んで快適に過ごそう
脇の下には汗腺が多くあります。エクリン腺やアポクリン線からの汗の分泌によって、脇汗やシミ・臭いが発生します。
脇汗の悩みは人によって様々なので、症状に合った脇汗対策をすることが大切です。
まずは、脇汗対策グッズとして手に取りやすく誰でも使用しやすい、制汗剤やデオドラントを取り入れるのがおすすめ。効果や容器タイプが異なるため、症状や使いやすさに合わせて選ぶことで自分に合った商品を選ぶことができます。
状況に合わせてその他の脇汗対策も取り入れることで、より快適に過ごすことができるでしょう。