「水道代・光熱費を節約したいけど、毎日のお風呂・シャワーを節約するのも辛い」
上記の意見のように、節約に関連した注意をしたいけれど、実際にどうすればいいのかわからないと悩みを抱えている方もいると思います。
そんな方におすすめなのが、毎日のシャワーの水量を節約できるアイテムである節水シャワーヘッドです。浴室やキッチンに取り付け可能な節水シャワーヘッドとは、どのような商品なのでしょうか。
また、節水シャワーヘッドの存在は知っているけれど、各メーカーから多くの種類が出ているため、どれがおすすめなのかわからないという方もいるかもしれません。
今回はそんな悩みを持っている、日々の水道代を節約したいけど実現できていない方のために、2024年最新版のおすすめ節水シャワーヘッド10選を紹介します。
節水シャワーヘッドの具体的なメリット・選ぶ際のポイント・節約アイテムに関連した質問にも触れているので、目を通してもらえたら幸いです。
目次
節水シャワーヘッド、どんなメリットがある?
「家のシャワーヘッドを交換しただけで、そんなに得をするのだろうか」
そんな疑問を持っている方もいるでしょう。では、節水シャワーヘッドを使用することによって、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。次より節水シャワーヘッド使用の際の3つのメリットについて、詳しく説明しましょう。
水道代が安くなる
節水シャワーヘッドの代表的なメリットは、商品名にあるとおり節水効果・コスパの実現です。節水シャワーヘッドは節水を実現するために、以下のような構造になっています。
・シャワー穴が小さい
節水シャワーヘッドは基本的に従来のシャワーヘッドより穴が小さい設定です。この構造によりヘッドから出る水量が少なくなり、なおかつ水流が増すようになっています。
節水シャワーヘッドというと、水量が減って水の勢いが弱くなっているというイメージを持つ方も少なくないでしょう。しかし節水シャワーヘッドは、通常のシャワー同様の勢いあるシャワーを楽しめます。
・穴の並びと向きが通常のシャワーヘッドと異なる
節水シャワーヘッドは、穴の大きさだけではなく穴の並び方・向きにも工夫がほどこされている仕組みです。通常のシャワーヘッドより穴同士の配置が離れており、向きも周囲に広がる方向を向いているため、水量が多く感じられる仕組みになっています。
このように、水量が少ないながらも通常のシャワーヘッド使用と変わりない使い心地が味わえ、なおかつ水道代のコスパも達成できるのが節水シャワーヘッドの特徴です。
光熱費も節約できる
節水シャワーヘッドのメリットは、使用することによって光熱費の節約にもつながる点です。節水が実現すれば少ない水量で済むので、お湯を出すためのガスを使う時間も短縮できます。それにより水道代だけでなく光熱費も通常より安く済ませることが可能です。
通常のシャワーと節水シャワーヘッドでは、同じ使用時間であっても月々にかかる光熱費に差が出るため、1年間だと大きな金額を節約できるでしょう。
美容効果もある
節水シャワーヘッドが人気なのは、節約効果だけでなく美容効果も期待できるからです。節水シャワーヘッドは、種類によってマイクロバブル・ウルトラファインバブルを発生させるものもあります。
これらの泡はきめ細かく、毛穴の奥に入り込んで洗浄する働きをします。シャワーを浴びるだけでお肌ケア・頭皮ケアも実現するのが、節水シャワーヘッドのメリットです。
また、節水シャワーヘッドは浄水・塩素除去機能がついているタイプもあります。肌や毛髪のダメージを軽くしたい敏感肌の方におすすめです。
デメリットもある
多くのメリットのある節水シャワーヘッドですが、デメリットともいえる点もゼロではありません。デメリットの一つは、従来のシャワーヘッドと比べた水の勢いです。先述したとおり節水シャワーヘッドは水量を少量にしつつ水の勢いが衰えない工夫がされています。
しかし、水の噴出量が少ないことに変わりはないため、強い水圧を感じずに物足りないと思う方も珍しくありません。節水シャワーヘッドを購入する前に、勢いのあるシャワーを楽しみたいか節約にこだわりたいか、よく考えてから決めましょう。
また、浄水・塩素の除去機能があるタイプは、専用のカードリッジによって水道水をろ過する仕組みです。このカートリッジは消耗品のため、数ヶ月に1回、早くて月1で交換しないといけません。交換に手間がかかってもいいかどうか、購入する前に考えておきましょう。
節水シャワーヘッドの選び方
節水シャワーヘッドを初めて購入する場合、いくつかのポイントを確認する必要があります。確認をしなかった場合、購入後に自分の好みと違う・自宅のシャワー・ホースにに対応していなかったという失敗をするので、事前にチェックポイントを覚えておくことが大事です。
では、節水シャワーヘッドを選ぶ際に注意するべきポイントとは何か、次より説明しましょう。
自宅のシャワーヘッドは交換可能か確認
シャワーヘッド選びで重要なポイントは、自宅の設備に交換可能なのか確認することです。メーカーによっては、そのままホースと接続可能な商品もあれば、アダプターがないと交換できないものもあります。
アダプターは商品に付属されておりメーカーによっては数種類のアダプターが付いているため、基本的にどんなタイプのシャワーであっても、交換可能です。ただし、自宅のシャワーがバランス釜タイプ・ツーバルブ混合線タイプの場合、注意しなくてはいけません。
これら2つのタイプの特徴は、逆流防止機能がないことです。逆流を防止するための逆止弁が装備されていないために、止水ボタンがある節水シャワーヘッドには対応していません。もし使用した場合、故障・火傷が起きる可能性が高いため、注意が必要です。
また、海外の節水シャワーヘッドは、日本のシャワー設備と規格が異なり取り付けができないため、ホースごと交換しなくてはいけません。
水量調整は可能か確認
少しでも節水を実践して安い水道代・光熱費を達成したい方は、水量調節が可能かどうかの確認が大事です。
体を洗う・シャワーを浴びる際、体の部位によって水量が必要なところ、少ない水量で済むところがあるため、シャワーの量を調整できたら便利と思っている方もいるでしょう。水量調整レバーが付いている節水シャワーヘッドであれば、用途に合わせて水量を調節できるため、無駄な水を使うことはありません。
また、使用中のシャワーを簡単にストップできる、止水ボタンが付いているタイプであるか確認することも大事です。
使用中のシャワーは蛇口を閉めればいいのですが、シャワーを使いながら蛇口の開閉をするのは手間がかかります。しかし、シャワーヘッドに止水ボタンがあれば、ワンタッチで簡単に水を止めたり出したりすることが可能です。
水量調整レバー・止水ボタンは、どちらも片手で簡単に操作できて便利な機能です。水量の軽減にこだわりたい方は、レバー・ボタンの有無をチェックしましょう。
お湯の温度に大きな変化がないか確認
節水シャワーのデメリットには、通常のシャワーヘッドより水の勢いがなくなるという点がありますが、これは水の温度にも影響を与えます。給湯器は水量によってバーナーの勢いも変化するため、出水が少ないとそれだけバーナーも勢いがなくなる仕組みです。
そのため、節水シャワーヘッドを使用すると水量が減るために、水量に比例して温度も下がってしまうのです。
節水よりも熱いシャワーを優先する場合、なるべく節水率の低いシャワーヘッドを購入しましょう。商品によってはシャワーの穴が大きいつくりの、温度が下がりにくいものもあり、そのようなタイプは他の商品よりも節水率が低めです。
どんな機能があるのか確認
各メーカーから販売されている節水シャワーヘッドはさまざまな機能が搭載されており、メーカーによって機能の種類は異なります。
節水シャワーヘッドにある機能の種類は以下のとおりです。
・浄水機能
・出水変更機能(ミスト・打たせ湯など)
・角度調整機能
・止水機能
・水量調整機能
・塩素除・浄水機能
どの商品にどのような機能があるのか、またどの機能が自分にふさわしいかを、複数の商品を並べて比較することが大事です。
また、デザインやカラーバリエーションも各メーカーによって異なるため、見た目・使いやすさなどを比較して、自分に適した商品を選ぶことが大事です。