「自分に合うマンションタイプ光回線を見つけたい!」「マンションタイプ光回線はどう選べばいい?」など、マンションタイプ光回線選びに悩んでいる方は多いでしょう。
マンションタイプ光回線は、マンション住まいの方専用のサービスです。マンション住まいの方の中には、家族で利用する方や一人暮らしで利用する方などがいて、人によって相性のよいサービスが異なります。
マンションで光回線を利用する目的を整理し、通信速度や料金などを軸に自分に合うサービスを選びましょう。
この記事では、おすすめのマンションタイプ光回線やサービスの選び方を紹介します。マンションタイプ光回線選びの注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
・おすすめのマンションタイプ光回線ごとの特徴
・マンションタイプ光回線を選ぶための4つのポイント
・回線導入前に、建物の設備を確認する必要がある
※この記事は2024年12月時点の情報です。
マンションタイプ光回線おすすめ10選
ここではおすすめのマンションタイプ光回線を10個紹介します。
・auひかり
・フレッツ光
・ドコモ光
・ソフトバンク光
・ビッグローブ光
・So-net光
・@nifty光
・楽天ひかり
・NURO光
・GMOとくとくBB光
サービスごとで特徴が異なるので、ぜひ参考にして自分に合うマンションタイプ光回線を探しましょう。
マンションタイプ光回線がおすすめな人の特徴と回線の選び方
マンションタイプ光回線がおすすめな人の特徴は、4つにわけられます。
・家族で利用する方
・一人暮らしの方
・ゲーマーの方
・動画視聴・配信を楽しみたい方
マンションタイプ光回線がおすすめな人の特徴と併せて、それぞれの回線の選び方を解説します。
家族で利用する方
家族で利用する目的で、マンションタイプ光回線を契約する方がいます。家族で利用する方は、同時接続しても速度が落ちない安定性がある回線がおすすめです。
光回線は接続するデバイスが増えると、回線が混雑して通信速度が低下します。
スマホを2台所有したり、スマホと一緒にタブレットやPCを所有したりしている方が多いです。4人家族でも1つの回線に接続するデバイスが10台を超える場合もあります。
通信速度が不安定な光回線だと、10台以上同時接続すれば通信速度の低下を感じます。
家族で割り勘すれば、高額な光回線でも料金負担を抑えて契約しやすいです。
家族で利用する方は、料金の安さ以上に通信品質の高さを重視して光回線を選びましょう。
一人暮らしの方
一人暮らしでマンションタイプ光回線を契約する方がいます。一人暮らしの方は、コスパを重視した光回線選びがおすすめです。
光回線は競争が激化しており、安い料金で最大通信速度10Gbpsのプランが利用できるサービスが増えています。2024年現在では、お得さと通信速度の速さを両立したサービス選びが可能です。
一人暮らしの方は、コラボ光回線やマンションプランが安い光回線を利用しましょう。
コラボ光回線は光回線とプロバイダがセットで契約できるサービスです。
光回線は回線契約だけではインターネットが利用できません。インターネットに接続する役割を持つプロバイダの契約も必要です。
コラボ光回線は光回線とプロバイダがセットで契約でき、個別に契約するよりお得な料金プランとして注目されています。たとえば「ドコモ光」や「ソフトバンク光」などが、コラボ光回線に該当します。
ゲーマーの方
ゲーマーでマンションタイプ光回線を契約する方がいます。ゲーマーの方は、平均通信速度の速い光回線がおすすめです。
光回線の多くは、最大通信速度の数値を掲げて「高速インターネット環境」と売り込んでいます。
ただし最大通信速度の数値に近い速度は出ません。優れた光回線でも、通信速度の実測値は最大通信速度の10分の1程度が限界です。
通信速度は200Mbpsほど出れば、FPSやTPSなどのオンラインゲームでも快適にプレイできます。
「みんなのネット回線速度(みんそく)」でサービス名を検索すれば、平均通信速度の目安がわかります。
ゲーマーの方は、みんそくで平均通信速度を調べてから契約する光回線を選びましょう。
動画視聴・配信を楽しみたい方
動画視聴・配信を楽しむ目的で、マンションタイプ光回線を契約する方がいます。高画質で動画を視聴するだけであれば、どの光回線でもストレスなく動画視聴が楽しめます。
たとえばYouTubeで1080pのHD画質で動画を視聴する場合、20Mbpsから30Mbpsほどの速度が安定すれば十分です。20Mbps前後の速度は、光回線でなくても、5G対応のポケット型Wi-Fiやスマホでも安定して出ます。
動画視聴を楽しみたい方は、動画視聴とは別にコスパ重視やサポート重視などの別の目的も設定して、より快適に使えるサービスを選びましょう。
ただし動画投稿や配信活動を楽しみたい方は、アップロード速度が必要です。アップロード速度は、インターネット上にデータを送るために必要な通信速度です。
ポケット型Wi-Fiやスマホはアップロード速度がダウンロード速度より遅いため、光回線がないと動画投稿や配信活動などが楽しめません。
光回線はダウンロード速度と同程度のアップロード速度が出ます。
マンションタイプ光回線を選ぶポイント
マンションタイプ光回線を選ぶポイントは4つです。
・回線方式で選ぶ
・通信速度で選ぶ
・月額料金と初期費用の金額で選ぶ
・サポート体制で選ぶ
1つずつ見ていきます。
回線方式で選ぶ
マンションタイプ光回線は、回線方式で選びましょう。
光回線の回線方式は3種類あります。
VDSL方式やLAN配線方式は、1Gbpsほどの通信速度が出にくいです。一方で光配線方式は、光回線の通信速度の理論値にも対応しています。
回線方式 |
仕組み |
通信速度の目安 |
光配線方式 |
通信基地局から各戸まで光ファイバーケーブルを引いている |
最大1Gbps~10Gbps |
VDSL方式 |
マンション共用部までは光ファイバーケーブル
各戸まではLANケーブルを引いている |
最大100Mbps~1Gbps |
LAN配線方式 |
マンション共用部までは光ファイバーケーブル
各戸までは電話回線を引いている |
最大50Mbps~100Mbps |
築年数が数年以内のマンションでは、光配線方式が導入されています。しかし築年数が10年以上のマンションだと、VDSL方式やLAN配線方式のまま放置されています。
VDSL方式やLAN配線方式は通信速度が遅く、本来の光回線のスペックが発揮できないため、住んでいるマンションが光配線方式なのか確認しましょう。
光配線方式未対応のマンションに住んでいる場合、光配線方式のマンションへの引っ越しをおすすめします。
通信速度で選ぶ
マンションタイプ光回線は、通信速度で選びましょう。
通信速度が遅いと、途中で動画が止まったり、ゲームがスムーズにプレイできなかったりします。光回線を契約してから通信速度の遅さで後悔しないために、あらかじめ平均通信速度を調べて導入する回線を決めましょう。
インターネットの利用用途によって必要な通信速度が異なります。YouTubeの動画視聴であれば20Mbps前後で快適に楽しめ、メールの送受信だけであれば1Mbpsも必要ありません。
利用用途 |
通信速度 |
メールの送受信 |
128kbps~1Mbps |
Webサイトの閲覧 |
1Mbps~10Mbps |
YouTubeの動画視聴 |
480p:1.1Mbps~4Mbps
1080p(HD):5Mbps~20Mbps |
Zoomのオンライン会議 |
10Mbps~30Mbps |
オンラインゲーム |
30Mbps~100Mbps |
オンラインゲームに関しては、プレイするゲームのジャンルによって必要な通信速度が変わります。ただしFPSやTPSなどのジャンルでも、100Mbps出るとストレスを減らしてゲームがプレイできます。
インターネットの利用用途別に必要な通信速度を考慮すると、200Mbps以上の速度が安定すれば、あらゆる用途で快適なインターネット利用が可能です。
月額料金と初期費用の金額で選ぶ
マンションタイプ光回線は、月額料金と初期費用の金額で選びましょう。
マンションタイプ光回線の月額料金の相場は、月3,500円程度です。月4,000円台を超える光回線サービスは多いですが、ワンコインで10Gプランが使い始められるサービスが増えており、料金相場が下がっています。
またマンションタイプ光回線は、工事費用をはじめとした初期費用がかかります。しかし初期費用が実質無料で契約できるサービスを契約すると、料金負担が抑えやすいです。
ただし料金が安くても、通信品質が悪く、実際に利用するとストレスを感じる場合があります。サービスの質とのバランスを考えて、契約先を決めましょう。
サポート体制で選ぶ
マンションタイプ光回線は、サポート体制で選びましょう。
光回線のサポートには4つの種類があります。
・窓口問い合わせ
・無料訪問サポート
・初期セットアップ
・セキュリティ対策
サポート体制が充実していると、トラブルが起きてもすぐに対応してもらえたり、機械が苦手な方でも簡単に初期設定ができたりします。
料金や通信速度以外にサポート内容も比較し、自分に必要なサポート体制を整えている光回線を検討しましょう。
マンションタイプ光回線の基礎知識
マンションタイプ光回線は、マンションで契約できる光回線の料金プランです。
マンションに住んでいる方は、マンションに対応した料金プランに契約できます。
1本の光ファイバーをマンションの住人と共同で利用するため、お得な月額料金で光回線が利用できます。
マンションタイプ光回線の仕組み
マンションタイプ光回線は、3つのプロセスでインターネットに接続しています。
1.電柱(通信基地局)からマンションに光ファイバーケーブルを引き込む
2.共用部の集合型回線終端装置や光スプリッタなどの分岐装置に、光ファイバーケーブルを接続する
3.光回線を利用したい各戸にケーブル・回線を引き込んで接続する
事前に電柱からマンションへのケーブルが引き込まれているため、マンションタイプ光回線で必要な工事は、屋内工事のみです。
マンションタイプ光回線は導入までに手間がかからないため、手軽に手続きが進められます。
戸建てタイプ光回線との違い
マンションタイプ光回線と戸建てタイプ光回線には、「料金」「通信速度」「工事内容」の3つの違いが見られます。
回線の種類 |
マンションタイプ光回線 |
戸建てタイプ光回線 |
料金 |
安い |
高い |
通信速度 |
遅い |
速い |
工事内容 |
屋内工事 |
屋外工事
屋内工事 |
戸建てタイプ光回線は1人で回線が使えるため、マンションタイプ光回線より速い速度でインターネットが使えます。
しかし1人で回線が使える代わりに月額料金が高く、屋外工事が必要で工事費用も高いです。
利用可能な光回線の確認方法
マンションタイプ光回線を利用する場合、利用可能な光回線を確認しましょう。
どの物件でも利用できる光回線があらかじめ指定されており、建物の共用部に光ファイバーケーブルが引き込まれているサービスの契約が可能です。
契約したい光回線が決まったら、マンションの管理会社や大家さんなどに相談して契約できるか確認しましょう。
サービスが開始したばかりの光回線は契約できない物件が多く、全国展開するフレッツ回線が軸の光回線は契約できる物件が多いです。
マンションタイプ光回線選びの注意点
マンションタイプ光回線選びの注意点は4つです。
・建物の設備を事前確認する
・通信速度が安定するか確認する
・契約期間と解約条件を確認する
・地域によるサービス提供状況を確認する
1つずつみていきます。
建物の設備を事前確認する
建物の設備を事前に確認しましょう。
建物の設備を確認すれば、光配線方式に対応していて、快適にインターネットが利用できるマンションなのかが判断できます。
また新規の光回線でも、マンション管理会社に相談すればマンションの総会を経て導入を進めることも可能です。しかし建物の設備の問題で導入できない光回線もあります。
どの光回線を選ぶ場合でも、建物の設備をチェックしましょう。
通信速度が安定するか確認する
通信速度が安定するか確認しましょう。
時間帯によって通信速度にバラつきがある光回線もあります。仕事・学校前の朝方や夜は、光回線の利用者が多いため、通信が混雑しやすいです。
みんそくを使って平均速度を確認すれば、単に通信速度が速いだけでなく、安定して通信速度が速い回線がわかります。
複数の光回線の通信速度を調べ、スペックの高いサービスを選びましょう。
契約期間と解約条件を確認する
契約期間と解約条件を事前に確認してから契約しましょう。
光回線には契約期間が設定されており、契約満了のタイミングで契約が自動更新されます。契約満了から契約が自動更新される期間であれば、負担なく光回線が解約できます。
契約期間中に解約すると契約違反となり、高額な違約金の支払いが必要です。
事前に契約期間と解約条件を確認しておくと、解約時の負担が抑えられます。
一方で契約期間に縛りのない光回線もあり、違約金を気にせずいつでも解約できます。違約金を気にせず使える光回線を選びたい方は、契約期間の縛りのない光回線もおすすめです。
地域によるサービス提供状況を確認する
地域によるサービス提供状況を確認しましょう。
たとえばフレッツ回線は全国展開しており、フレッツ回線を使った光回線サービスは、どの地域でも契約できます。
一方でNURO光やauひかりなどの光回線は、契約できる地域が限定されています。対象外の地域に住んでいると、回線が契約できません。
光回線の種類は、4つにわけられます。
回線の種類 |
サービス事例 |
フレッツ光回線 |
フレッツ光 |
光コラボ系 |
ドコモ光
ソフトバンク光
So-net光 |
独自回線系 |
NURO光
auひかり |
電力会社系 |
eo光(関西電力)
コミュファ光(中部電力) |
※2024年12月時点の情報です。
全国対応しているのは、フレッツ光回線とフレッツ光回線を使った光コラボ回線です。
独自回線系の光回線は、経済が発展しているエリアを中心に契約できる地域が限定されています。
電力会社系の光回線は、eo光であれば関西電力の提供エリア内、コミュファ光であれば中部電力の提供エリア内などで、電力会社のサービス提供エリアのみ使えます。
回線の種類別の提供エリアの特徴を踏まえ、自分に合う光回線を選びましょう。
マンションタイプ光回線に関するよくある質問
マンションタイプ光回線によくある質問をまとめました。
・マンションタイプ光回線の工事費用はどのくらいかかる?
・VDSL方式でも問題なく利用できる?
・マンションタイプでも高速なプランを選べる?
・引っ越し時に回線をそのまま引き継ぐことは可能?
マンションタイプ光回線の工事費用はどのくらいかかる?
マンションタイプ光回線の工事費用は、15,000円から45,000円程度です。
サービスごとで工事費は異なります。
多くのサービスでは、戸建てよりマンションのほうが工事費用が安く設定されています。
VDSL方式でも問題なく利用できる?
VDSL方式でも、ストレスなくインターネットが利用できる場合もあります。
ただし快適に使えるのは、Webサイトの閲覧やメールの送受信などの範囲に限られます。ゲームプレイや高画質の動画視聴を目的にインターネットを使うと、VDSL方式では必要な通信速度が出ません。
マンションタイプでも高速なプランを選べる?
マンションタイプでも高速なプランが契約できます。
最大通信速度10Gbpsの10Gプランは戸建てだけでなくマンションでも対応しています。
より高速な通信速度を求めるなら、10Gプランの契約を検討しましょう。
引っ越し時に回線をそのまま引き継ぐことは可能?
引っ越し先でもそのまま契約先の回線が使い続けられます。
引っ越し先で数千円の手数料を支払い、移転工事を行うとそのまま契約先の回線が新居でも導入できます。
まとめ
おすすめのマンションタイプ光回線についてまとめていきます。
・マンションタイプ光回線であれば、「auひかり」が一番おすすめ
・回線方式や料金などで、自分に合うマンションタイプ光回線を選ぶのが重要
・建物の設備を事前に確認して、導入可能な光回線のチェックが必要
マンションタイプ光回線はいくつもあるため、どこで契約するか迷う方が多いです。しかし正しいマンションタイプ光回線の選び方がわかっていると、自分に合うレンタルWiFiが選べます。
回線方式や料金、通信速度などを比較して、自分に合うマンションタイプ光回線を決めましょう。
筆者はマンションタイプ光回線として、「auひかり」をおすすめします。
auひかりは独自回線で通信速度が速く、マンションプランであればお得な料金で契約できます。快適かつお得に利用できるマンションタイプ光回線を探している方は、auひかりを検討しましょう。
※この記事は2024年12月時点の情報です。