「おすすめの野菜ジュースはどれ?」「野菜ジュースはどう選べばいいの?」など、野菜ジュースの選び方で悩んでいる人はいませんか?
この記事では、おすすめの野菜ジュースをはじめ、飲むメリットや選び方について紹介します。ぜひ参考にして、自分が飲みやすい野菜ジュースを見つけてみてください。
目次
野菜ジュースを飲むメリットとは?
野菜を加熱したり搾ったりして作る野菜ジュースは、食事だけでは摂りきれない1日に必要な栄養素を簡単に補うことができる食品です。野菜は1日に350g以上摂取することが推奨されていますが、実際に十分な量の野菜を毎日継続的に食べられている人は多くありません。
また、「野菜ジュースでは本来の野菜の栄養素が摂れないのでは」と思われがちですが、なかには生で食べるより吸収されやすくなる栄養素も含まれています。忙しくて料理をする時間がない人や、野菜を食べるのが苦手な人でも気軽に取り入れられる食品なので、ぜひ活用してみましょう。
野菜ジュースの期待できる効果
ここで、野菜ジュースを飲み続けることで期待できる効果について紹介します。
風邪予防
野菜ジュースに含まれるリコピンやβ-カロテンは、身体の粘膜を保護し、強化する作用があるため、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぎ、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に役立ちます。リコピンやβ-カロテンは、加工食品から摂取した方が体内に吸収されやすいため、風邪予防のためには野菜ジュースの摂取が有効でしょう。
便秘予防
野菜ジュースには、1本あたり1.8gの食物繊維が含まれているため、便秘の予防にも役立ちます。食物繊維は便の材料となり、腸を刺激して排便をスムーズにしたり、善玉菌のエサとなり菌数を増やしてくれたりするなど、腸によい働きをしてくれます。
むくみ解消
野菜ジュースは、1本で460mgのカリウムを補給できるため、むくみ解消への効果も期待できます。カリウムは、むくみの原因となるナトリウム(塩分)と一緒に水分を排出してくれる成分です。水分と一緒に排出することでむくみの悩みを抱えている人もスッキリするでしょう。
美肌効果
β-カロテンは肌の新陳代謝を促進するのに役立つため、肌の乾燥を抑える効果が期待できます。美肌を目指すためにも、意識的にβ-カロテンを摂取しましょう。また、野菜ジュースに含まれているビタミンAやビタミンC、ポリフェノールなどの抗酸化作用を持つ栄養成分も肌の免疫を高める効果が期待でき、シワやたるみを防いで、若々しい肌を保つのをサポートしてくれます。
空腹感の抑制
野菜ジュースに含まれる水溶性食物繊維には、胃腸の中をゆっくり移動するという特性があります。そのため、腹持ちがよく、ダイエット中の空腹感を抑えることに役立つでしょう。間食が多い方は、お菓子の代わりに野菜ジュースを取り入れてみると良いかもしれません。
野菜ジュースの選び方
ここで、野菜ジュースの選び方について紹介します。
自分に必要な栄養素が含まれているか
まずは、自分に必要な栄養素が含まれているかをチェックしましょう。野菜ジュースに良く含まれる栄誉素をここで紹介するので、参考にしてみてください。
ビタミンC
柑橘類や緑黄色野菜などに含まれるビタミンEと同様に、ビタミンCは抗酸化作用を持つ栄養素の一つです。コラーゲンの合成をサポートしてくれるため、美容効果を期待したい人にも向いているでしょう。ただし、熱に弱く水に溶けやすい水溶性ビタミンなので、製造過程で損なわれることが多く、なかにはジュース状に加工した後に添加している商品もあります。
ビタミンE
ビタミンEは、ビタミンCと同じく抗酸化作用を持つ栄養素で、ほうれん草やブロッコリーなどに含まれています。血液の流れを良くする作用も期待できるため、冷え性予防にも役立つでしょう。ビタミンC、Eをあわせて摂取することで相乗効果が期待でき、より細胞の健康維持に役立てられます。
食物繊維
キャベツやセロリなどに含まれる食物繊維は、整腸作用や糖の吸収を遅らせる作用を持ちます。食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があり、野菜ジュースで主に用いられるのは水に溶けやすい水溶性です。
厚生労働省が定めた指針によると、成人の目標摂取量は、1日あたり成人女性で18g以上、成人男性で21g以上とされており、また不溶性:水溶性=2:1で摂取することが理想とされています。野菜ジュースだけでは十分な食物繊維を摂ることは難しいので、あくまで野菜を食べる補助として用いるようにしましょう。
ミネラル
ミネラルは、体の組織をつくる原料で、体の働きをサポートするのに欠かせない栄養素です。とくに、ほうれん草やモロヘイヤなどに多く含まれるカリウム・カルシウム・鉄分などは、日常生活において不足しがちなので、購入する際は、含まれているか確認しましょう。
リコピン・β-カロテン
リコピンはトマトなどの野菜や果物に含まれる赤い色素で、抗酸化作用があり、ガン予防や美肌・美白などの美容効果も期待できます。生のトマトを食べるより、ジュースから摂取した方が吸収率が高いため、美肌を目指す方はジュースで摂取してみましょう。
また、ニンジンやカボチャなどに含まれ、体内でビタミンAに変化するβ-カロテンも、肌や体の健康維持に役立つ栄養素の一つです。皮膚の新陳代謝を高めてくれるので、美肌・美髪などの美容効果も期待できるでしょう。
カロリー・糖質量・添加物をチェック
糖質や添加物が必ずしも体に悪影響を及ぼすわけではありませんが、健康維持のために野菜ジュースを飲むのなら、極端に摂りすぎないように意識しましょう。また、食事で十分な塩分量を摂る場合、食塩添加の野菜ジュースだと塩分を摂りすぎてしまうので、健康管理のためには食塩無添加の商品を選ぶ方が良いです。
野菜特有の風味が苦手な人には、果汁入りがおすすめ
野菜特有の風味や青臭さ、苦味が気になってしまう人は、フルーツの果汁を加えたものがおすすめです。りんごやオレンジ、キウイなど商品によってさまざまなフルーツが使われていて、甘さが増し、飲みやすくなるでしょう。
ただし、果物を使う分、糖質が高くなってしまうというデメリットもあるので飲みすぎには注意が必要です。もし、糖質を抑えつつ飲みやすさも叶えたいなら、レモン果汁を使ったジュースに注目してみましょう。野菜の青臭さが和らいで、さっぱりと飲みやすいです。
飲む頻度やシーンに合わせて選ぶ
野菜ジュースは、さまざまなサイズのものが販売されています。ミニサイズは、いつでも新鮮に飲めるうえ、場所を問わず手軽に飲みたい人におすすめです。大容量商品は毎日継続して飲みたい人や、家族とシェアして飲みたい人に最適ですが、開封後の劣化は気になるため、できるだけ早めに飲み切るようにしましょう。缶入りは、賞味期限が2~3年と長く、まとめ買いして保管できるため、非常時の栄養補給用として備えておくのにも便利です。
おすすめの野菜ジュース10選
ここからは、おすすめの野菜ジュースを「粉末タイプ」「無添加タイプ」「飲み切りタイプ」の3つに分けて紹介していきます。
粉末タイプ
まずは、粉末タイプの野菜ジュースから紹介します。