ヘアアイロンは、毎日のヘアセットに欠かせないアイテムです。しかし、「髪が痛みそう」「種類が多くてどれを選べば良いかわからない」と悩む人も少なくありません。
そこで今回は、初心者も安心して使える安価なモデルや、1本でカールとストレート両方を楽しめる2wayタイプ、髪へのダメージを抑える機能を備えたヘアアイロンを厳選して10種類ご紹介します。
それぞれの特徴についても解説するので、ぜひヘアアイロン選びの参考にしてください。
目次
ヘアアイロンの選び方
まずは、ヘアアイロンを選ぶ際に抑えておきたいポイントを詳しく解説していきます。
ヘアアイロンは、自分の髪質に合ったものを選ばないと、期待した仕上がりにならなかったり髪のダメージを増やしたりする原因となってしまうため注意が必要です。
どんなところに重点を置いて選べば良いのか、一緒に見ていきましょう。
髪の長さに合ったプレート幅を選ぶ
期待通りの仕上がりを作るためにも、髪の長さに合ったプレート幅を選ぶことが大切です。自分の髪の長さに合った幅を選ぶことで、スタイリングがしやすくなり、ムラのない仕上がりを実現できます。
各長さにおすすめのプレート幅は、以下の通りです。
ショート | 9~15mm |
ボブ、ミディアム | 20~30mm |
ロング | 35~40mm |
中でも、初心者には20~30mmがおすすめ。ほとんどのスタイリングに対応できるので、髪が伸びたり思い切って短くしたりしたときも扱いやすく安心です。
プレートの材質やコーティングに注目して選ぶ
ヘアアイロンのプレートにはさまざまな材質が使用されており、それぞれ特徴が異なります。材質によって、髪への滑り・熱の伝わり方・耐久性などが変わるため、自分の髪質やスタイリングの頻度に合ったものを選ぶことが大切です。
【ヘアアイロンに主に使われている材質】
・テフロン
・ステンレス
・アルミニウム
・チタン
・セラミック
以下で、それぞれの材質の特徴について詳しく解説していきます。
テフロン
テフロン加工のプレートは、髪の滑りが非常に良く、スタイリング時に髪が引っかかりにくいのが特徴です。そのため、髪への摩擦が少なく、切れ毛や枝毛が発生しにくくなります。
さらに、テフロンは汚れが付きにくいのもメリット。日々のお手入れに時間をかけたくない人や、スタイリング初心者におすすめの材質です。
ステンレス
ステンレス製のプレートは、熱伝導性が高く、均一に熱を伝えられるのが特徴です。また、耐久性に優れているため、長期間使用しても劣化しにくいのも魅力。
ただし、滑りはテフロンやセラミックに比べると劣るため、髪が細い方やダメージを気にする人にはあまり向いていません。スタイリングの時短を重視する人や、しっかりとクセづけしたい人におすすめの材質です。
アルミニウム
アルミニウムは、軽量かつ熱伝導性が高いため、短時間で髪を均一に温め、スタイリングしやすいのがメリットです。
価格が比較的安価なことから、コストパフォーマンスを重視する人にもおすすめ。しかし、熱の伝わり方が強く髪を痛めやすい一面もあるため、使用時には注意が必要です。
とくに、毛先が傷みやすい人や頻繁にアイロンを使う人は、低温での使用を心掛けましょう。
チタン
チタン製のプレートは、高い熱伝導率と優れた耐久性を兼ね備えています。短時間でしっかりと熱を伝えスタイリングを効率よく行えるため、髪が硬い方やクセがつきにくい人におすすめです。
また、チタンは軽量かつサビにくい性質を持ち、長期間使用しても劣化しにくいのも魅力です。さらに、滑りがよく摩擦によるダメージも軽減できるため、毎日アイロンを使用する人や髪をしっかりとセットしたい人にも向いています。
セラミック
セラミック製のプレートは、髪への負担が少なくツヤのある仕上がりが期待できるため、ヘアケア重視の人に向いています。
熱の伝わり方が穏やかで髪に均一に熱を届けられるため、ダメージを抑えながらしっかりとセットできるのがポイントです。
さらに、セラミックは滑りが良く髪が絡まりにくいので、ストレスフリーなスタイリングが可能。静電気を防ぐ効果もあるため、パサつきが気になる人にもおすすめです。
ヘアケア機能に注目して選ぶ
髪の健康を守りながらスタイリングを楽しみたい人は、ヘアアイロンに搭載されているヘアケア機能に注目しましょう。
以下で、代表的なヘアケア機能の種類や、それぞれがどのような髪質に向いているかをご紹介します。
ナノイー機能|乾燥しやすい髪質や、くせ毛の人に最適
ナノイー機能は、髪に浸透しやすい微細な水分粒子を放出することで、スタイリング中に失われやすい水分を補い、しっとりとまとまった仕上がりを実現します。
スタイリング後のパサつきを防ぎながら毛先まで潤いのあるツヤ髪をキープ。そのため、とくに髪が乾燥しやすい人やくせ毛で広がりやすい方に向いています。
また、乾燥が気になる冬場や湿気の多い梅雨時期でも、まとまりのあるヘアスタイルを保てるのが特長です。
マイナスイオン機能|静電気が起きやすい人におすすめ
マイナスイオン機能は、髪にマイナスイオンを放出することで、スタイリング時に発生しやすい静電気を抑えキューティクルを整えてくれるのが特長です。
そのため、髪が細くて絡まりやすい人や、静電気によって髪が広がりやすい人におすすめ。髪の表面を滑らかに整えることで、アイロンを通したときの引っ掛かりも少なくなり、ダメージを抑えながら滑らかな手触りをキープできます。
テラヘルツ波機能|髪の内部から潤いを保つ
テラヘルツ波は、遠赤外線の一種で、髪の内部に働きかけて水分を保ち潤いをキープしてくれるのが特長です。
この機能を搭載したアイロンは、スタイリング時に髪の表面だけでなく内部からケアし、長時間しっとりとした質感を保ちやすくなるのがメリット。とくに、カラーリングやパーマなどで髪のダメージが蓄積している方や、スタイリングしながら髪を労わりたい人におすすめです。
スチーム機能|硬い髪やクセが強い髪に効果的
スチーム機能が搭載されたヘアアイロンは、スタイリングをする際に水蒸気を放出することで髪を柔らかくし、熱を均一に伝えてくれるのが魅力です。
そのため、髪が硬くてスタイリングが難しい人や、クセが強く伸びにくい髪質の人におすすめ。スチームの力で髪の毛を柔らかくすることで短時間で美しいストレートヘアやカールを作れるため、効率的なスタイリングが可能です。
また、スタイリング時に水分を補いながら熱を伝えるため、髪へのダメージも抑えられるのもメリットです。
遠赤外線機能|髪のダメージを抑えたい人に
遠赤外線機能は、熱を髪の内部まで浸透させることで、低温でもしっかりとスタイリングができる点が特長です。
これにより、髪表面へのダメージを軽減し、柔らかく自然な仕上がりを実現。とくに、髪がデリケートで熱によるダメージが人になる方におすすめです。
また、低温でもクセがしっかり伸びるため、日々のスタイリングで髪を労わりたい人にも向いています。
ヘアケア機能を選ぶ際のポイント
上記のようなヘアケア機能は、髪質や使用シーンによって効果が異なるため、自分の髪の状態に合ったものを選ぶことが大切です。
迷った際は、以下の表を参考にしてみてください。
乾燥しやすい髪 | ・ナノイー ・テラヘルツ波 |
硬い髪 | ・スチーム機能 |
ダメージが気になる髪 | ・遠赤外線 ・マイナスイオン |
使い勝手の良さで選ぶ
長く使えるヘアアイロンを探している人は、使い勝手の良さも重視して選びましょう。
まず注目したいのが、立ち上がり時間の速さです。時間がないときでもすぐに使用できるため、時短効果が期待できます。
また、1本でストレートとカールを両方楽しめる2way仕様や、持ち運びに便利なコードレスタイプも便利。さらに、自動電源OFF機能があれば、消し忘れの心配がなく安全面でも安心です。
これらの機能を総合的に判断して、日常生活に取り入れやすいモデルを選びましょう。
ヘアアイロンのおすすめ10選
ここからは、おすすめのヘアアイロンをご紹介していきます。それぞれの商品の特徴や魅力についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。