auひかりの速度は速い？測定方法や遅い場合の対処法も解説！

auひかりの速度が遅い原因

「auひかりを使っているのに、なんだか遅い気がする…」と感じたことはありませんか？通信速度が落ちる原因はいくつか考えられます。どんな理由があるのか、詳しく見ていきましょう。

端末の種類や設定が適切でない

通信速度が遅い原因の一つに、使用している接続機器の種類や設定の問題があります。特に、Wi-Fiルーターや接続する機器の規格が古いと、回線の性能を十分に活かせません。
例えば、古い「IEEE 802.11n」対応のルーターだと、「Wi-Fi 6（802.11ax）」などの新しい規格に比べて速度が出にくくなります。
また、端末の設定によっては、通信がスムーズに行われず、速度が落ちることもあります。最新の機器を使い、設定を見直すことで改善できる場合があるので、一度チェックしてみましょう。

端末の性能が悪い

使っている端末の性能が低いと、回線の速度が十分に出ないことがあります。特に、古いパソコンやスマートフォンでは、最新の高速通信に対応していないことが多く、データの処理が追いつかずに動作が重くなることもあります。  
また、端末のネットワーク機能が古いと、本来の通信速度を活かしきれません。例えば、ギガビット対応ではないLANポートを使っていたり、Wi-Fi 5以前の無線規格にしか対応していなかったりすると、速度が遅く感じることがあります。端末のスペックを確認し、必要に応じて買い替えや設定の見直しをすることで、通信環境が改善されることもあるので、一度チェックしてみましょう。  

ウィルスソフトが干渉している

セキュリティ対策のためにインストールしているウイルス対策ソフトが、通信速度に影響を与えていることがあります。
ウイルスソフトは、インターネットを利用する際にデータのチェックを行いますが、その処理が重いと、通信が遅くなる原因になります。特に、リアルタイムスキャン機能が有効になっている場合、Webサイトの読み込みやファイルのダウンロードが遅くなることがあります。
また、複数のウイルス対策ソフトを同時に使用していると、処理が重くなり、ネットワークのパフォーマンスが低下することもあります。速度が気になる場合は、一時的にウイルスソフトを無効にして改善するか確認し、設定の見直しを行うとよいでしょう。必要に応じて、軽量なセキュリティソフトに変更するのも一つの方法です。

特定のページのアクセス集中

特定のWebページやサービスにアクセスが集中すると、通信速度が遅くなることがあります。例えば、人気の動画配信サイトやオンラインゲーム、ショッピングサイトなどは、利用者が増える時間帯にサーバーの負荷が高まり、ページの読み込みが遅くなったり、動画がスムーズに再生されなかったりすることがあります。
また、大型セールやイベント時には、一斉にアクセスが集まることでサイトが重くなり、なかなかページが開かないこともあります。こうした場合は、混雑しやすい時間を避けたり、アプリ版を使ったりするとスムーズにアクセスできることがあります。通信環境だけが原因とは限らないので、アクセスしているサイトの状況もチェックしてみましょう。

auひかりの速度を上げるポイント

「auひかりの速度をもっと速くする方法はないのかな？」と考えたことはありませんか？ちょっとした工夫で速度が改善されることもあります。そこで、auひかりの速度を上げるポイントを4つ紹介します。

端末の種類・設定を見直す

通信速度を改善するには、使っている機器や設定を見直すことが大切です。ホームゲートウェイやLANケーブル、パソコンの設定が適切でないと、回線の性能を十分に活かせないことがあります。  
ホームゲートウェイの「省エネモード」がONになっていると、無線LANが停止したり、通信速度が制限されたりするため、インターネットを使うときはOFFにしておきましょう。
また、LANケーブルの種類も重要です。「CAT5e」以上の規格でなければ、高速通信に対応できないため、古いケーブルを使っている場合は買い替えを検討するといいかもしれません。  
さらに、パソコンのLANポートが「1000BASE-T」に対応していないと、通信速度が遅くなることがあります。対応していない場合は、LANアダプタを追加することで改善できることもあります。
機器の状態を確認し、必要に応じて設定を見直すことで、より快適なインターネット環境につながります。

端末の動作を軽くする

パソコンの動作を軽くすることで、通信速度が速くなることがあります。
CPUの処理能力やメモリの容量が不足していると、インターネットの動作が重くなる原因になります。  そのため、使っていないソフトを削除し、負荷を減らすことで動作を軽くしましょう。
また、ハードディスクの最適化（デフラグ）をすると、データの読み書きがスムーズになり、全体的な動作が改善されることもあります。
さらに、OSやブラウザのバージョンが古いと、最新の通信環境に対応できず、速度が出にくくなることがあります。自動アップデートを有効にして、常に最新の状態を保つのがおすすめです。  少しの対策をするだけでも、パソコンの動作が軽くなり、通信速度も安定しやすくなりますよ。

ウィルスソフトの設定を見直す

ウイルス対策ソフトの設定を見直すことで、通信速度が改善されることがあります。セキュリティソフトは常にデータをチェックしているため、パソコンの処理能力が低いと動作が重くなり、インターネットの速度にも影響を与えることがあります。  
まずは、一時的にウイルス対策ソフトを停止し、通信速度が改善されるか確認しましょう。速度が大きく変わる場合は、設定を見直したり、負荷の少ないソフトに変更したりするのも一つの方法です。また、複数のセキュリティソフトを同時に使用していると、処理が重くなり、パフォーマンスが低下することがあります。  
さらに、ウイルスやスパイウェアが原因で、知らないうちに大量のデータ通信が行われているケースもあります。普段から不要なソフトを整理し、セキュリティ対策をしながら、快適な通信環境を保つことが大切です。  

端末の不要データを削除する

端末に溜まった不要なデータを削除すると、通信速度が改善されることがあります。特に、ブラウザの閲覧履歴や一時ファイル、Cookieが蓄積されると、動作が重くなり、ページの読み込みが遅くなる原因になります。  
ブラウザの設定からキャッシュや履歴を削除すると、スムーズにページを表示しやすくなります。また、長期間使っていないアプリやファイルを整理することも、端末の負担を減らすうえで効果的です。さらに、ブラウザの設定をリセットすると、不要な拡張機能やカスタマイズによる影響を抑えられます。  
定期的に不要データの削除を行うことで、端末の動作が軽くなり、インターネットの速度も安定しやすくなります。少し手間に感じるかもしれませんが、快適な通信環境を維持するために試してみてください。   

auひかりの特徴

auひかりには、他の光回線とは異なる特徴があります。ここでは、auひかりを利用するうえで知っておきたい3つのポイントを紹介します。

一部エリアでは「5ギガプラン」「10ギガプラン」が使える

auひかりでは、一部の地域で「5ギガプラン」や「10ギガプラン」を利用できます。通常の1ギガプランよりも速い通信速度に対応しているため、ネットを快適に使いたい人に向いています。
現在、5ギガ・10ギガプランの対応エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部に限定されています。利用できる地域は限られていますが、大容量のデータをやり取りする人や、高画質の動画をスムーズに楽しみたい人には魅力的なプランです。 
ただし、高速回線を契約しても、ルーターやパソコンが対応していなければ、本来の速度が出ないことがあります。機器のスペックを確認し、必要に応じて買い替えることで、より快適な通信環境が整います。エリアや機器の条件を確認し、自分に合ったプランを選びましょう。  

マンションの配線方式によって通信速度が異なる

auひかりの通信速度は、マンションの配線方式によって変わります。同じ建物でも契約できるプランが異なり、最大通信速度に違いが出ることがあります。  
auひかりのマンションタイプには、「ギガ」「ミニギガ」「タイプG」「タイプV」など複数のプランがあり、それぞれ対応する配線方式が異なります。例えば、「ギガ」「ミニギガ」は最大1Gbpsですが、「タイプV」は最大100Mbpsと速度に大きな差があります。どのプランが利用できるかは、建物ごとの設備によって決まるため、事前の確認が必要です。  
実際の通信速度は、契約プランや環境によって異なりますが、2023年3月〜6月の測定結果では、auひかりマンションの平均下り速度は約316.8Mbpsと報告されています。ネットの利用目的に合わせて、自分の環境に適したプランを選ぶことが大切です。  

通常プランと同じ料金で高速回線が使える

auひかりでは、通常プランと同じ料金で高速回線を利用できる特典があります。特に「5ギガプラン」は、一定期間「高速サービス利用料」が無料になるため、1ギガプランと同じ料金で契約できます。  
この特典は「超高速スタートプログラム」によるもので、5ギガプランは3年間、10ギガプランは2年間、高速サービス利用料が割引されます。5ギガプランの場合、通常550円かかる高速サービス利用料が無料になるため、1ギガプランと変わらない月額料金でより速い通信が可能です。  
ただし、割引期間が終了すると通常料金が発生します。長期的に利用する場合は、割引期間後の料金も考慮してプランを選ぶことが大切です。 

auひかりのメリット

auひかりには、他の光回線にはないメリットがあります。通信の安定性や料金の仕組みなど、利用するうえで知っておきたいポイントを4つ紹介します。

独自回線のため通信速度が安定している

auひかりは独自回線を使っているため、通信が安定しやすいのが特徴です。他社の光回線はNTTの回線を利用していることが多く、利用者が増える時間帯には混雑しやすくなりますが、auひかりは回線を共有しないため、速度が落ちにくいメリットがあります。  
特に、夜間や週末など、多くの人がネットを使う時間帯でも快適に通信できるのが強みです。動画のストリーミングやオンラインゲーム、リモートワークなど、安定した接続が必要な場面でもスムーズに利用できます。  
また、対応エリアでは5ギガ・10ギガプランも選べるため、より高速な通信を求める人にもおすすめです。回線の混雑を気にせず、ストレスなくインターネットを使いたいなら、auひかりを選んでみてはいかがでしょうか。

複数のプロバイダから選べる

auひかりでは、複数のプロバイダから選べるのが特徴です。他の光回線ではプロバイダが1社に限定されることもありますが、auひかりなら料金や特典を比較し、自分に合ったものを選べます。
選べるプロバイダ一覧

 

プロバイダ名	特徴
So-net	セキュリティやサポートが充実
BIGLOBE	サービスの安定性に定評あり
@nifty	長期利用者向けの特典が充実
@TCOM	シンプルな料金プラン
DTI	コストを抑えたい人向け
Asahiネット	低価格で安定した通信環境
au one net	KDDI公式のプロバイダ

 

現在、選べるプロバイダは「So-net」「BIGLOBE」「@nifty」「@TCOM」「DTI」「Asahiネット」「au one net」の7社です。それぞれ料金やキャッシュバックの内容が異なるため、コストを抑えたい人や特典を重視する人は、事前に比較するとよいでしょう。
代理店経由で申し込むと、公式サイトにはない独自の特典が受けられることもあります。
通信速度に大きな差はないため、月額料金やキャンペーンを考慮し、自分に合ったプロバイダを選ぶことが大切です。

auスマホとセットだとお得になる

auのスマホを使っている人は、auひかりとセットで契約すると通信費が安くなります。対象のプランを契約すると「auスマートバリュー」が適用され、スマホの月額料金が最大1,100円割引されます。  
この割引は家族にも適用されるため、家族全員がauのスマホを利用している場合、それぞれの回線が割引の対象になります。例えば、4人家族なら毎月4,400円、年間で52,800円の節約につながります。  
割引を受けるには、auひかりと対象のプロバイダを契約し、「auスマートバリュー」に申し込む必要があります。すでにauのスマホを使っている人は、インターネットとセットで利用し、お得なメリットを受けましょう。

工事費用が実質無料

auひかりでは、新規契約時の工事費用が実質無料になるキャンペーンを実施しています。
工事費は毎月分割で請求されますが、同じ金額が割引される仕組みになっているため、実質的には無料になります。ただし、契約途中で解約すると、残りの工事費を支払う必要があるため、その点は注意が必要です。
キャンペーンを適用するには、指定のプロバイダを選び、対象プランで契約することが条件となります。工事費の負担を気にせずインターネットを始められるのは、auひかりならではの魅力の一つです。

auひかりの注意点

auひかりを検討する際には、メリットだけでなく注意点も知っておくことが大切です。解約時の費用やマンションタイプでの注意点など、契約前に確認しておきたいポイントを紹介します。

解約時に費用がかかることがある

auひかりを解約するとき、状況によっては費用が発生することがあります。特に戸建てプランでは、回線を撤去する場合に31,800円（税込）の撤去費がかかるため、契約前に確認しておくと安心です。  
マンションタイプは基本的に撤去費用は発生しませんが、契約期間内に解約すると違約金がかかることがあります。また、auひかりは長期間の利用を前提とした割引プランが多いため、頻繁に引っ越す人には向かないこともあります。  
工事費を分割払いにしている場合、解約時に残りの金額を支払う必要がある点にも注意が必要です。解約を検討する際は、契約期間や工事費の残額を確認し、費用が発生しないタイミングで手続きすると負担を減らせます。

マンションは契約プランの選択肢がない

auひかりのマンションタイプでは、契約できるプランが建物ごとに決まっています。戸建てプランのように自由に選べるわけではなく、提供されているプランの中から自動的に決まるため、希望する通信速度や料金を選択できない場合があります。
マンションタイプには、「ギガ」「ミニギガ」「タイプG」「タイプV」など複数のプランがありますが、最大速度や月額料金はプランごとに異なります。例えば、1Gbpsの「マンションギガ」が使える物件もあれば、最大100Mbpsの「タイプV」しか契約できない建物もあります。そのため、高速通信を期待して契約しても、住んでいるマンションの設備によっては十分な速度が得られないことがあります。
契約を検討する際は、希望するプランが利用できるかを事前に確認することが大切です。auひかりの公式サイトで提供エリアを調べ、自分の住んでいるマンションで利用できるプランをチェックしておきましょう。

利用できないエリアがある

auひかりは全国対応の光回線ではなく、一部のエリアでは利用できません。近畿地方や沖縄県では提供されていないため、契約を検討する際は注意が必要です。
提供エリアは北海道・東北・関東・中部・中国・四国・九州の一部に限られ、全国カバー率は約70%です。他の光回線と比べると提供範囲が狭く、ドコモ光やソフトバンク光のように全国対応している回線と比べると選択肢が限られます。
また、マンションによっては設備が整っていないため、エリア内でも契約できないことがあります。契約前には、公式サイトで提供エリアを確認し、自分の住んでいる地域や建物が対応しているかチェックしておくことが大切です。
近畿地方では「eo光」、沖縄県では「auひかり ちゅら」が利用でき、auスマホとのセット割も適用されるため、代替の選択肢として検討するとよいでしょう。

auひかりの利用を開始するまでの流れ

auひかりを契約するときは、申し込みから開通までにいくつかの手続きが必要です。スムーズに使い始めるために、流れを順番に説明します。

対応エリアを確認する

auひかりを契約する前に、対応エリアを確認しましょう。エリア外だと申し込みができないため、事前にチェックする必要があります。  
auひかりは全国対応ではなく、北海道・東北・関東・中部・中国・四国・九州エリアの一部で利用できます。近畿地方や沖縄県では提供されていないため、これらの地域では他の光回線を検討する必要があります。特にマンションの場合、建物ごとに対応プランが決まっているため、エリア内でも契約できないケースがあります。  
公式サイトでは、郵便番号や住所を入力するだけで対応エリアを調べられます。申し込み後に「使えなかった」とならないよう、事前に確認しておきましょう。  

プロバイダを選択して申し込む

auひかりを契約する際は、まずプロバイダを選んで申し込みを行います。auひかりでは、複数のプロバイダから選択できるため、サービス内容や特典を比較し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
プロバイダには、「So-net」「BIGLOBE」などがあります。プロバイダごとにキャッシュバックや月額料金の割引などの特典が異なるため、どのサービスが自分にとってメリットが大きいかを確認するとよいでしょう。
申し込みは、公式サイトや代理店のWebページから行えます。代理店を経由すると、独自のキャンペーンを利用できる場合があるため、申し込む前に比較することをおすすめします。スムーズに手続きを進めるためにも、希望するプランとプロバイダを決めておくと安心です。

基本情報を入力する

auひかりの申し込み後は、契約に必要な基本情報を入力します。正確な情報を登録することで、工事日程の調整や開通までの流れがスムーズになります。  
入力が必要な項目には、氏名・住所・電話番号・支払い方法などがあります。また、戸建て・マンションのどちらのプランを契約するのかも選択します。マンションタイプの場合は、建物によって利用できるプランが異なるため、申し込み前に対応状況を確認しておくことが大切です。  
手続きは公式サイトや代理店の申し込みページから行えます。入力内容に誤りがあると、契約の確認や工事日程の調整に時間がかかるため、慎重に確認しながら進めましょう。  

工事日を設定する

auひかりの申し込みが完了したら、工事日を設定します。工事のスケジュールは、契約後にKDDIまたは指定業者から連絡があり、日程を調整する流れです。  
戸建てタイプは光ファイバーを宅内に引き込むため、屋外・屋内工事の両方が必要です。マンションタイプは、建物内にauひかりの設備が導入されていれば、簡単な室内工事のみで完了する場合があります。ただし、状況によっては立ち会いが必要となるため、事前に確認しておきましょう。  
工事日は申し込みの混雑状況によって異なり、特に引っ越しシーズンは予約が埋まりやすくなります。希望の日程がある場合は、申し込み後できるだけ早く調整するのがおすすめです。  

開通工事を行い利用を開始する

auひかりの工事が完了すると、インターネットの利用を開始できます。開通工事は、契約したプランや建物の環境によって内容が異なります。  
戸建てタイプでは、屋外から光ファイバーを引き込み、宅内に回線を接続する工事を行います。工事には立ち会いが必要で、通常2〜3時間ほどかかります。マンションタイプの場合は、建物にauひかりの設備が導入されていれば、室内の配線工事のみで完了することもあります。  
工事完了後、業者から接続確認が行われます。その後、自分でルーターやパソコンを設定すれば、インターネットが利用可能になります。開通までの期間は、申し込みの混雑状況によって異なるため、余裕をもって手続きを進めることが大切です。