「赤ちゃんの日焼けが心配」「赤ちゃんに日焼け止めって使ってもいいの?」と、赤ちゃんの日焼けのことで悩んでいませんか?
日焼けが心配な反面、日焼け止めを使うことにリスクがあるのか気になりますよね。
この記事では、赤ちゃんに使えるおすすめの日焼け止めをご紹介いたします。
日焼け止めの選び方や、日焼け止め以外でできる日焼け対策についても解説しているのでぜひご覧になってください。
目次
赤ちゃんにも日焼け止めが必要な理由とは
赤ちゃんの肌は大人よりも薄くデリケートなので、紫外線ダメージを受けやすいです。そのため、赤ちゃんの内から紫外線対策は行いましょう。
「日焼けと言っても、すぐに戻るでしょ」と考える方もいますが、日焼けはやけどと同じで肌が炎症を起こしている状態です。
紫外線を浴びすぎると将来的にシワ・しみなど皮膚の老化が早まったり、皮膚がんを起こしやすくなるなど様々な悪影響が起こりやすくなります。
将来健康で過ごすためにも、赤ちゃんが強い日焼けをしないように対策をしてあげましょう。
赤ちゃんにできる日焼け対策
ここからは、赤ちゃんを紫外線から守るための対策をご紹介いたします。
できるだけ日焼けしないよう気を配ってあげましょう。
赤ちゃん用日焼け止めを使う
赤ちゃんに塗る日焼け止めは、「赤ちゃん用」の日焼け止めを使うようにしましょう。
赤ちゃんの皮膚はデリケートなので、大人用の日焼け止めを使うと肌荒れを起こす場合があります。
赤ちゃん用の日焼け止めは肌に優しい処方でできており、お湯や石けんで落とせるため肌への負担が軽いです。
年間通して紫外線が強い時期は5〜7月ですが、紫外線自体は冬や曇りの日も降り注いでいるため年間通して日焼け止めは塗っておきましょう。
ベビーカーカバーなどを活用する
赤ちゃんをベビーカーに乗せる際は、付属のサンシェードだけでなくUVカット仕様のベビーカーカバーもあると安心です。
サンシェードだと頭の部分しか日よけになりませんが、ベビーカーカバーはベビーカー全体を覆うので体ごと紫外線から守れます。
ベビーカーカバーは日焼け対策だけでなく、蚊などの虫や寒さ、風なども防げるため1つ持っておくと便利です。
ベビーカーカバーは網タイプ・ブランケットタイプなどがあるため、目的に応じて使い分けるようにしましょう。
なるべく日陰で過ごすよう工夫する
赤ちゃんの内は、紫外線が避けられるようなるべく日陰で過ごしましょう。
日陰は日なたに比べて、受ける紫外線量が約半分になります。
公園など屋外で過ごす際は、屋根のあるところで過ごすと安心です。
大きめのパラソルを用意しておくと日陰がない場所に来た時に重宝します。
また、室内にいる時も紫外線はガラスを通して入ってくるため対策は必要です。
なるべく窓際で過ごさないようにし、UVカットの窓ガラスやカーテンにするなど工夫しましょう。
紫外線が強い時間帯を避けて外出する
紫外線が特に強い時間帯である10〜14時の間は、なるべく外出を避けるようにしましょう。
どれだけ対策をしても、外出をすれば紫外線は浴びてしまいます。
どうしても紫外線が強い時間帯に外出をしなければならない場合は、帽子や日焼け止め、ブランケットなどで日焼け対策をして赤ちゃんの肌を守りましょう。
抱っこひもで外出する場合は、ママが日傘を差して日陰を作ってあげるのも効果的です。
赤ちゃん用日焼け止めの選び方
ここからは、赤ちゃん用日焼け止めの選び方を解説していきます。
成分の安全性に注目する
赤ちゃんのお肌は非常にデリケートなので、日焼け止めに入っている成分の安全性は必ずチェックしておきたいです。
天然由来成分を使っているものや、無添加、無着色、アルコールフリーの製品を選ぶなど肌への刺激が少ないものを選ぶと安心です。
また「赤ちゃん用」と書かれている日焼け止めでも、肌への刺激が強い「紫外線吸収剤」が入っているものがあります。
紫外線吸収剤は肌が弱い人が使うとかぶれることがあるため、赤ちゃんへの使用はなるべく避けましょう。
使うシーンによってSPF・PA値を使い分ける
日焼け止めの効果を十分に発揮するためにも、日焼け止めを使うシーンによってSPF・PA値を使い分けることが大切です。
日常使いにはSPF15〜20、PA+、海や山に行く時はSPF20〜40、PA++〜+++程度を目安にしましょう。
SPFとは、日焼け止めを塗らなかった時と比べてどのくらい紫外線を防げるかという数値です。
例えば「SPF20」の場合、何も塗らなかった時と比べて20倍の紫外線を浴びないと肌が赤くならない、という意味です。
PAとは、紫外線A波(しみやしわの原因となるUVA)を防ぐ効果を表します。
SPF・PAともに、数値が高くなるほど肌への負担も大きくなります。
肌荒れを防ぐという意味でも、目的ごとに日焼け止めを使い分けると安心です。
紫外線吸収剤不使用のものを選ぶ
紫外線吸収剤は肌への刺激が強いため、不使用のものを選びましょう。
紫外線吸収剤は紫外線を防ぐ効果は高いですが、肌が赤みや湿疹を起こす場合があります。悪化すると体のタンパク質を結びついてアレルギーが起こることがあるため、注意しましょう。
日焼け止め選びの際は、紫外線吸収剤ではなく「紫外線散乱剤」が入っているものを選ぶと安心です。
紫外線散乱剤は、紫外線を防ぐ効果は紫外線吸収剤と比べてやや劣りますが、天然成分でできているため刺激が少なく肌への負担も軽いです。
紫外線吸収剤は「メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)、ジメチルPABA オクチル(あるいはジメチルPABA エチルヘキシル)、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」、紫外線散乱剤は「酸化亜鉛、酸化チタン」などと成分表に表記されます。選ぶ際の参考にしてください。
紫外線散乱剤は原料が白い粉末でできていることから、白浮きしやすい傾向にあります。白浮きが気になる場合は、泡タイプのものを選ぶと肌に馴染みやすく白浮きを防げます。
水や汗に強いウォータープルーフのものを選ぶ
夏場など汗をかく時期や、水遊びをする際はウォータープルーフタイプのものを選ぶと汗や水で日焼け止めが流れてしまうことを防げるため安心です。
ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶ際は、肌への負担を考えて石けんで落とせるものを選びましょう。
日焼け止めを落とす際は、ベビー用のボディソープなどをガーゼにつけてよく泡立ててから優しく丁寧に洗い流します。
重ね付けをした場合など、落としにくいと感じた場合は市販のベビーオイルを馴染ませて落とす方法もあります。
お湯や石けんで落とせるものを選ぶ
日焼け止めを落とすクレンジング剤は肌への負担が大きい上、動き回る赤ちゃんにクレンジング剤を毎回馴染ませて落とすのは非常に大変です。
そのため、赤ちゃんに塗る日焼け止めは、お湯や石けんで落とせるものを選びましょう。
赤ちゃん用日焼け止めの中には「お湯で落とせる」と書いてあっても、実際には流しただけでは落ちにくいものもあります。
購入する前に口コミを確認したり、ごく少量をつけてみて落としやすさを検証することをおすすめします。
日焼け止め+αの機能があるとより便利
赤ちゃん用日焼け止めの中には、+αの機能がついた多機能なものが販売されています。
日焼け止めと共に虫除け効果や、ブルーライト・近赤外線をカットするものなどがあります。
赤ちゃんに何度も日焼け止めや虫除けなどを塗るのは大変なので、このような多機能の日焼け止めを持っていると非常に便利です。
特にアウトドアや旅行の際は荷物も多くなるため、1つで何役にもなるアイテムがあると荷物を減らせる上時短にもなります。