「脂性肌におすすめの化粧水が知りたい」「脂性肌に適した化粧水はどう選べばいい?」このように、脂性肌でお悩みの方はいませんか?脂性肌用の化粧水は非常に豊富に発売されているため、どの化粧水を選べば良いのかと悩んでいる方も多いでしょう。そこで本記事では、脂性肌の方におすすめの化粧水について紹介します。化粧水を選ぶ際のポイントから、日常でできるお手入れのコツまで触れていくので、ぜひ参考にしてみてください。
脂性肌とはどんな肌?特徴を解説
脂性肌とは、普通肌の方と比べて皮脂が過剰に分泌される状態を指します。基本的には水分量・皮脂量ともに多いため、乾燥に悩まされにくい肌といえるでしょう。しかし、過剰な皮脂が毛穴に詰まることでニキビを誘発したり、メイクが崩れやすくなったりなど肌トラブルの原因になることもあります。
または、肌の水分量が減ってしまい、皮脂だけが過剰分泌をすることで肌バランスが崩れてしまうこともあるでしょう。こうなると、肌のバリア機能も低下するため、肌荒れに悩まされることも考えられます。
脂性肌に限った話ではありませんが、肌の状態に合ったスキンケアアイテムで、丁寧にケアをすることが重要です。
脂性肌の方が化粧水を選ぶ際のポイント
まずは脂性肌の方が化粧水を選ぶポイントを解説します。ボトルのデザインや価格だけで選んでしまうと、かえって皮脂の分泌を促進してしまう恐れがあります。ポイントを押さえたチョイスで日々のケアを続けていきましょう。
皮脂の分泌を抑制するなど成分をチェック
脂性肌の方に限らず、化粧水を選ぶ際には、まず配合されている成分を確認しましょう。脂性肌の方の場合は、肌のバランスを整え、皮脂抑制や肌のキメを整える成分などがおすすめです。
・ビタミンC誘導体
・ビタミンA
・ライスパワー®No.6
・アゼライン酸
ちなみに、ビタミンAは「レチノール」と表現されているケースもあるため注意してください。
他にも、水分の保持機能を高める効果があるといわれる化粧水も、皮脂の分泌を抑制する際に有用です。自分の肌の状態を確認し、皮脂分泌を抑えるために何が必要なのかを見極めてみましょう。
化粧水のテクスチャーは「さっぱり」がおすすめ
脂性肌の方は、化粧水のテクスチャーにもこだわってみてください。水のような使い心地を楽しめる「さっぱりタイプ」なら、べたつきを感じることなくしっかり肌に水分を与えられます。
もちろん、個人の好みもあるため、しっとりタイプが好きな方はそちらでもOKです。さっぱりタイプでは物足りないと感じるのであれば、無理にさっぱりタイプを選ぶ必要はありません。そもそもスキンケアは毎日行うものであるため、ストレスを感じない化粧水を選んでみましょう。
ただ、しっとりタイプを選ぶ場合は、成分をしっかり確認して、必要以上の油分や保湿成分が含まれていないものを選んでください。また、テクスチャーが好みであっても、やはりトロミが強すぎる化粧水はおすすめできません。
脂性肌向けの化粧水に求めるものは、保湿より水分を与えることをメインに考えましょう。最悪、保湿は化粧水の後でも行えます。まずは、しっかり肌に水分を届けられる化粧水であるかがポイントです。
脂性肌以外の悩みに対応できているかも確認
脂性肌向けの化粧水は、基本的に皮脂の分泌を抑え、さっぱり使えるものがおすすめだと紹介しました。そのうえで、皮脂分泌以外のお悩みがある場合は、悩みに対応できる成分が含まれているかもチェックしていきましょう。
例えば、ニキビが気になるのであれば抗炎症成分である「グリチルリチン酸ジカエリム」などが有効とされます。なお、毛穴の開きが気になる場合に確認すべき成分は、皮脂分泌の抑制が期待できる成分とほぼ同じ「ビタミンC誘導体」やです。
自分の肌をしっかり確認して、一番気になるトラブルの対策から始めましょう。一度にあれもこれもと欲張ると、毎日のケアが面倒になってしまう可能性が考えられます。どれだけ良いスキンケアアイテムであっても、続けなければ意味がありません。肌悩みを改善するには、日々の地道なケアが非常に重要です。少しずつ健やかな肌に近づいていくためにも、自分は何から改善したいのかをしっかり考えることも大切です。
脂性肌向けの化粧水・おすすめ10選+1
それでは早速、脂性肌向けのおすすめ化粧水を確認していきましょう。それぞれ評価の高い化粧水になるため、きっと「試してみたい…!」と思える化粧水が見つかるはずです。なお、一部ふき取り化粧水も含まれているため、始めて使う場合はしっかり使い方を確認してください。
脂性肌に傾く原因と日常からできるケアのポイント
肌が皮脂を過剰に分泌する、脂性肌に傾く原因はどこにあるのでしょうか。もしも明確な原因があるのであれば、取り除くことで普段からの対策も取りやすくなるはずです。ここでは脂性肌になる原因と併せて、日常からできるスキンケアのポイントについて解説します。
脂性肌の原因は複合的なもの
脂性肌になる原因は大きく2つの傾向に分かれます。まずは生まれながらの体質である場合です。もともと皮脂分泌が多い体質であったり、ホルモンに関する遺伝要素などが挙げられるでしょう。ただし、体質だけですべてが決まるわけではありません。日常的なスキンケアの仕方や、生活習慣によっても皮脂の分泌量は大きく左右されます。
「体質ならあきらめるしかないの…」と考えるよりも、できることから始めていきましょう。
続いて脂性肌の原因と考えられるのは、上記でも触れたように「生活習慣の乱れ」「間違ったスキンケアによる肌の乾燥」です。生活習慣の乱れはホルモンバランスの乱れにつながります。ホルモンバランスが乱れれば、皮脂分泌に関わる男性ホルモンが優位になることで、脂性肌へと肌質が傾いてしまうのです。
また、単純に脂っぽいものを食べすぎている場合も、体内の油分が増えることで皮脂の分泌量が増えるケースがあります。ストレスや睡眠不足、タバコの吸いすぎなども皮脂の過剰分泌の原因になるといわれています。
また、間違ったスキンケアとは、皮脂が気になるからと何度も顔を洗ったり、べたべたするからと保湿をないがしろにしたりすることが挙げられます。必要以上に皮脂を取り除いてしまうことで、かえって肌を守ろうと皮脂の過剰分泌を招くのです。
脂性肌は体質的な面もありますが、日々のスキンケアや生活習慣を見直すことで、改善の余地は十分にあります。まずは普段の自分を振り返って、上記の原因に心当たりがないか考えてみましょう。原因の一端がわかれば、後は原因となっている要因を改善することで徐々に脂性肌から脱出できるかもしれません。
【脂性肌】スキンケアのポイント
では実際のところ、脂性肌を改善するためにはどのようなスキンケアが必要になるのでしょうか。以下4つのポイントを守るところから始めてみましょう。
・肌に汚れを残さない
・水分補給と併せて保湿も重要
・スキンケアアイテムは油分が少ないものをチョイス
・紫外線対策はオールシーズン必須
改めてみると、スキンケアとしては一般的なことばかりのように見えます。しかし「なんとなくこうした方がいいらしい」という感覚でケアをするだけでは足りません。理屈を把握しないままだと、間違ったケアをやってしまったり面倒だからと簡略したりすることも考えられます。
それぞれのケアがなぜ必要なのかを、正しく理解した上で毎日のケアを続けていきましょう。
肌に汚れを残さない
脂性肌の方は皮脂の分泌が過剰であるからこそ、毛穴に皮脂が残りやすい傾向があります。皮脂をそのまま放置すれば、ニキビや黒ずみなどの肌トラブルにつながります。そのため、肌を健やかに保つためにもしっかりと汚れを落とすことが必要になるのです。
ただし、ここでポイントとなるのは、力任せにこすっても汚れや皮脂は落ちてくれないということ。かえって肌のバリア機能を低下させる可能性があるため、むやみに肌をこすらないよう注意しましょう。
汚れをしっかり落とした上で肌を痛めないための洗顔方法は、洗顔料をしっかりと泡立てることです。手のひらで洗うのではなく、泡の弾力だけで洗うと考えてみましょう。ただ、弾力のある泡を手のひらだけで作ることは難しいこともあるでしょう。
そのようなときは便利グッズの力を借りましょう。100円ショップでも洗顔料を泡立てるグッズは扱っているため、自分にとって使いやすそうなグッズを見つけてください。ネット方式のものから、本格的な泡立て器まで豊富にそろっています。
併せて、熱すぎるお湯は皮脂を必要以上に洗い流す恐れがあります。洗顔時は少しぬるいと感じる程度のお湯が適温です。なお、脂性肌の方の場合、冷水での洗顔も皮脂を落としきれないと考えられます。冷水洗顔は敏感肌に良いなどの話もありますが、まずはぬるま湯での洗顔を心掛けましょう。
水分補給と併せて保湿も重要
上記でも軽く触れましたが、化粧水のケアだけで保湿をないがしろにしていませんか?どれだけ肌に水分を与えても、乳液などで蓋をしなければ水分をとどめておくことは難しくなってしまいます。
また、肌に水分をとどめておけないことから、体は皮脂の分泌量が足りないと判断するケースもあるでしょう。べたべたするからと保湿をしないと、余計に皮脂分泌を促してしまうことも考えられるのです。そのため、化粧水を使った後はきちんと保湿まで忘れずに行いましょう。
なお、肌に水分を補給する方法は、化粧水を肌につけるだけではなく、口から摂取する方法も有効です。忙しくて飲食の時間を取れなかったり、外出が続いて汗をかいたりした場合は、肌だけではなく体全体で水分不足になっていることも考えられます。
もちろん、極端な脱水症状にでもならない限り、即肌へ影響が出ると言い切ることはできません。
ただ、肌の調子が悪いと感じるときは、スキンケアを丁寧にすると同時に、口からの水分補給も意識してみるのもひとつの手です。その際は、コーヒーやジュースではなく、水やカフェインの入っていない麦茶などにしておきましょう。寒い季節であれば、白湯を飲むのもおすすめです。
スキンケアアイテムは油分を少ないものをチョイス
保湿が必要だからといって、脂性肌の方が油分の多いスキンケアアイテムを使うのはおすすめできません。コッテリとしたフェイスクリームやオイルでは、油分が皮脂と混ざり合って余計に毛穴をふさいでしまう可能性があります。
皮脂は本来、肌を守るために必要とされる上質な油です。脂性肌の方は、皮脂の分泌はしっかりとできているため過剰な保湿は必要ありません。油分が多いクリームやオイル系の保湿アイテムより、さっぱりとしたジェルなどがおすすめです。
なお、どうしても、保湿オイルに興味がある場合は、1滴から始めてみましょう。オイルを手のひらで温めてから、顔を押さえるように伸ばせば油分のつけすぎを防げます。そもそもスキンケアアイテムは肌に合ったものを使うことが大前提ですが、併せてアイテムを使う際のときめきも大切です。
自分にとって納得できるアイテムを使って、脂性肌を少しずつ改善していきましょう。
紫外線対策はオールシーズンで必須
紫外線は肌の水分量を少なくする恐れがあります。そして、肌の水分量が減ってしまえば、肌を守ろうとして皮脂の分泌が活発になり、脂性肌を促進してしまいます。
このため、特に脂性肌の方にとって、紫外線対策は必須のポイントです。昨今では、紫外線に対する認識が上がっているため、普段から気をつけている方も多いと感じます。ただし、暑い季節だけではなく、冬や雨が続くような季節でも紫外線は降り注いでいます。紫外線対策はオールシーズンで行いましょう。
紫外線への基本的な対策は以下の通りです。
・日焼け止めを塗る
・日傘・帽子で影を作る
・眼からの侵入を防ぐサングラスも有効
ごく一般的な方法ですが、一般的であるからこそ効果も高いと考えられるでしょう。なお、日焼け止めを塗るときは、薄く塗るよりも厚めにムラなく塗ることがポイントです。併せてメイクをすることも日焼け対策になるため、ファンデーションをUV対応にしてみることもおすすめです。
また、紫外線対策の中でも、意外と知られていないのがサングラスによる対策です。日傘や帽子で上からの紫外線は防ぐことができても、道路や建物に反射した紫外線の対策は万全とはいえません。そのため、しっかりと対策をしようと考えるのであれば、直に目を守れるサングラスが非常に有効なのです。
紫外線が強い夏場だけでも、サングラスを使ってみると良いかもしれません。サングラスは恥ずかしいと感じる場合は、普通の眼鏡でもUVカット対応のものがあるため、眼鏡を新調してみる方法もアリでしょう。
まとめ|脂性肌用の化粧水で健やかな肌を目指そう
脂性肌用の化粧水について紹介してきました。脂性肌の方が化粧水を選ぶのであれば、皮脂を抑制する成分や化粧水のテクスチャーをしっかり確認することが大切です。また、皮脂分泌を抑えるにはスキンケアによる保湿も重要です。さっぱりする化粧水は普段から使っているけれど、保湿はしていないという方も多いのではないでしょうか。これを機会に、化粧水はもちろん保湿アイテムにも気を配ってみましょう。本記事で紹介した化粧水の選び方やアイテムを参考にして、ぜひお気に入りの化粧水を見つけてください。