「ニキビ跡の化粧水はどれがおすすめ?」、「ニキビ跡におすすめの化粧水はどう選べばいいの?」など、ニキビ跡の化粧水選びで迷っている人はいませんか?
この記事では、おすすめのニキビ跡化粧水をはじめ、原因やニキビの種類、化粧水以外のアプローチ方法について紹介します。ぜひ参考にして、自分の肌に合った化粧水を見つけてください。
ニキビ跡の原因と種類
ニキビができる主な原因は、毛穴の詰まり、過剰な皮脂分泌、アクネ菌の増殖などがあります。毛穴の詰まりは、皮脂や角質が毛穴にたまり、毛穴を塞いでしまうことが原因で起きます。過剰な皮脂分泌は、肌の乾燥やホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケアや生活習慣の乱れなどによって引き起こされ、アクネ菌が好む皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりが起こることでアクネ菌が増殖して、ニキビができてしまいます。
また、ニキビの種類には、色素沈着タイプ、赤みタイプ、クレータータイプがあり、色素沈着タイプはメラニンが原因でシミのような跡に見えてしまうのが特徴で、赤みタイプは炎症が起きて赤くなっている状態です。クレータータイプは、真皮まで炎症のダメージが及んでくぼんだ状態になってしまっているタイプです。色素沈着タイプ、赤みタイプは、化粧水によるセルフケア効果が期待できますが、クレータータイプはスキンケアでのケアには限界があるため、皮膚科での治療を検討することをおすすめします。
ニキビ跡におすすめな化粧水の効果とは
ニキビ跡におすすめの化粧水には、肌の炎症を抑える抗炎症作用、保湿とバリア機能の強化が期待できます。ニキビ跡におすすめの化粧水には、有効成分が配合されていることが多いため、炎症を抑えながらケアすることができ、ニキビ予防につなげることができます。また、ニキビ肌の人はバリア機能が低下している肌状態のため、保湿は欠かせません。ニキビ肌用に高保湿成分が配合されている製品もたくさんあるので、購入する際は保湿成分にも注目してみましょう。
ニキビ跡におすすめな化粧水のメリット
ここでニキビ跡におすすめな化粧水のメリットについて紹介します。
肌を優しくケアできる
ニキビ跡に悩む肌は敏感になっているため、刺激の少ない化粧水を使うことで肌を労りながらニキビケアを行うことができます。肌を優しくケアすることで、肌トラブルが起きてしまうリスクも下げることができるでしょう。肌トラブルのリスクを下げることができれば、キレイな肌を保つことにもつながります。
ニキビ予防による長期的な改善効果
ニキビ跡におすすめの化粧水を継続的に使用することで、ニキビを予防をすることで徐々にニキビができにくくなり、肌荒れしにくくなります。ニキビが解消するまでには時間がかかりますが、長期的な改善効果が期待できるため、ニキビ肌で悩むことも少なくなるでしょう。
総合的なスキンケア効果
ニキビ跡におすすめの化粧水は、ニキビ跡だけでなく、肌全体の調子を整え、健康的でうるおいのある肌へと導く効果も期待できます。総合的なスキンケア効果が期待できるため、ニキビのないキレイな肌を手に入れることもできるでしょう。
ニキビ跡におすすめな化粧水のデメリット
ニキビ跡におすすめな化粧水のメリットを紹介しましたが、ニキビ跡におすすめな化粧水にはデメリットもあります。ここで、ニキビ跡におすすめな化粧水のデメリットについて紹介します。
即効性が低い
ニキビ跡を短い期間で完全に治すためには薬が必要となるため、残念ながらニキビ跡を化粧水で完全に治すことはできません。ニキビ跡におすすめの化粧水はあくまで、「ニキビができないように予防する」ことなので、キレイにニキビを治したい場合は、皮膚科や美容クリニックでの治療を検討することをおすすめします。皮膚科や美容クリニックであれば、自分に合った治療法も見つけやすくなるでしょう。
肌に合わない可能性もある
敏感肌やアレルギー体質の人の場合、化粧水の成分が合わずに刺激を感じることがあります。敏感肌やアレルギー体質の人は、できるだけ以下の成分は避けるようにしましょう。
・防腐剤
・アルコール
・香料
・着色料
・鉱物油
・石油系界面活性剤
上記の成分は、肌への刺激が懸念されている成分であるため、敏感肌やアレルギー体質の人は避けたほうが無難です。購入する際は「敏感肌用」や「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載された製品を選ぶと安心して使用できるでしょう。
高コストになる可能性がある
効果的な成分が配合されている化粧水は高価であることが多いです。化粧水は毎日使うスキンケアアイテムのため、自分の予算を上回る製品を無理に購入すると継続しにくくなるため、購入する際は、価格についても検討してみましょう。プチプラの製品であっても自分の肌に合っていれば、継続使用しやすくなります。
おすすめのニキビ跡ケア化粧水10選
ここから、ニキビ跡ケアにおすすめの化粧水を紹介していきます。
ニキビ跡に悩む人への化粧水以外でのアプローチ方法
ここで、ニキビ跡に悩む人への化粧水以外でのアプローチ方法について紹介します。
正しい洗顔方法
まずは、正しい洗顔方法を紹介します。洗顔はスキンケアの基礎です。正しい方法で洗顔をすることでニキビの悪化を防ぐことにもつながるでしょう。以下、正しい洗顔のやり方です。
①洗顔料を泡立てネットなどを使ってしっかりと泡立てる
➁泡で洗うようにやさしく洗う
③ぬるま湯で丁寧に洗い流す
④タオルを押しあてるようにやさしく水分を拭き取る
ゴシゴシ洗うと肌へのダメージが大きくなってしまうため、やさしく泡を使って洗うようにしましょう。また、1日に何度も洗顔をしたり、熱いお湯で洗ったりすると必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥を招く原因となってしまいます。そのため、洗顔は1日2回程度にとどめ、必ずぬるま湯で洗うようにしてください。
保湿ケア
洗顔後の肌は洗う前よりも乾燥しやすい状態です。そのため、洗顔後はすぐに化粧水で保湿し、続いて保湿ジェルや乳液、クリームなどを重ねて水分が逃げないように蓋をしましょう。蓋をすることで保湿効果が高まり、うるおいを保つことができます。
紫外線対策
紫外線は色素沈着を悪化させるため、普段の生活から日焼け止めや帽子、日傘などを活用してUV対策を徹底するようにしましょう。紫外線をカットすることで、ニキビだけでなくシミも防ぐことができます。
食生活の改善
ニキビができる原因には生活習慣の乱れも大きく関係しているため、身体の内側からケアするのも大切です。ビタミンCやビタミンE、抗酸化物質を豊富に含む食材を積極的に摂ることで、ニキビの改善が期待できます。
専門的な治療
スキンケアアイテムを使ってもニキビが改善しない、悪化したというような場合は、皮膚科や美容クリニックでの治療を検討しましょう。美容クリニックでは、以下の施術を行っています。
・ダーマペン
・ピーリング
・レーザー治療
ダーマペンは、極細の針を使って肌に細かい穴を開けて肌の再生能力を引き出す治療方法で、ピーリングは、肌の角質を除去してターンオーバーのサポートを促す治療方法です。レーザー治療は、特殊な光を照射して皮膚の再生を促す治療方法で、ダウンタイムが比較的短いことから人気があります。
クリニックによって治療法はさまざまなため、まずはカウンセリングを受けて自分に合った治療方法を医師に相談してみましょう。ニキビの症状は人それぞれです。そのため、「今の自分の状態で専門的な治療は必要だろうか?」と思った際でも、専門的な治療を受けることでニキビの治りが早くなったり、正しいスキンケアを学べたりなど、メリットのほうが大きくなる可能性もあります。
ニキビ跡ケア化粧水の選び方
ここで、ニキビ跡ケア化粧水の選び方について紹介します。
自分の肌に合った製品を選ぶ
スキンケア選びで重要なポイントは、肌の状態やタイプに合った製品を選ぶことです。乾燥肌の人はセラミドやヒアルロン酸などの保湿力が高い成分を含む製品を、脂性肌の人は余分な皮脂をコントロールする軽いテクスチャーの製品を、といったように自分の肌タイプに合わせて選んでみましょう。
混合肌の人は、部分的に異なるケアが必要です。例えば、Tゾーンには軽い製品を、乾燥する部分には保湿力の高いものをと使い分けてみましょう。敏感肌の人は、低刺激の製品を選ぶことで肌への刺激を抑えることができます。
成分をチェックする
ニキビ跡ケアの化粧水を選ぶ場合は、ニキビ予防に有効とされている成分が配合されているかどうかにも注目してみましょう。以下、ニキビ予防におすすめの成分です。
・グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K、グリチルリチン酸二カリウム、GK2)
・グリチルレチン酸ステアリル
・アラントイン
・トラネキサム酸
・ε-アミノカプロン酸
・サリチル酸
・ビタミンC誘導体
グリチルリチン酸ジカリウム・グリチルレチン酸ステアリルは、炎症の抑制・肌荒れやニキビのケアに有効な成分で、アラントインは、抗炎症作用で肌荒れやニキビの炎症を抑える効果が期待できます。トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えてくれてシミ・そばかすを防ぐ美白効果をはじめ、抗炎症作用によって肌荒れを予防し、炎症性のシミやニキビ跡を抑える効果が期待できます。
ε-アミノカプロン酸は、人工的に合成されたアミノ酸で、抗炎症作用が特徴です。サリチル酸は、赤みを抑える消炎効果、古い角質を柔らかく効果が期待でき、ビタミンC誘導体は、メラニンの生成よるシミソバカスを防ぐ有効な成分として知られています。
もし、成分を見ても判断がつかない場合は、「医薬部外品」と記載された製品を選んでみるのも一つの方法です。医薬部外品は、厚生労働省が許可した効能・効果が期待できる成分が一定の濃度で含まれている製品のため、成分に詳しくなくても選びやすいでしょう。
使用感や続けやすさも大事
ニキビ跡におすすめの化粧水には、さっぱりとしたタイプやしっとりとしたタイプのものがあります。自分にとって使いやすいものを選ぶことで継続的に使用しやすくなるでしょう。継続して使うことで徐々にニキビ跡が残りにくい肌になって肌荒れしにくくなるため、購入する際は、使用感や続けやすさにも注目してみてください。
ニキビ跡化粧水に関するよくある質問
ここでニキビ跡化粧水に関するよくある質問と回答を紹介します。
ニキビ跡が改善するまでどれくらいかかる?
色素沈着タイプや赤みタイプのニキビ跡の場合、軽度なものであれば数ヶ月~1年程度で自然に薄くなってくるでしょう。化粧水のケアでは、肌の働きをサポートしてくれす。
化粧水だけでニキビ跡は治せる?
薬用化粧水は、ニキビの予防や悪化を防ぐための効果は期待できますが、すでにできてしまったニキビ跡を治すことは残念ながらできません。クレータータイプのニキビなど、なかなか改善する傾向が見られない場合は、皮膚科や美容クリニックを受診して、専門的な治療を受けるのが良いでしょう。悪化してしまう前に行動することで、ニキビを治す期間も短くて済みます。
敏感肌でも使えるニキビ跡ケア化粧水は?
敏感肌の人は、「ノンコメドジェニック」の化粧水がおすすめです。ノンコメドジェニックは、毛穴に皮脂や角質が詰まり小さく膨らんだニキビの初期段階=コメドができにくい処方であることが認められていることを示し、ニキビが誘発されにくい製品です。コメドが進行するとアクネ菌が増殖してニキビができてしまうため、ニキビにならないためにも初期段階のコメドで予防するようにしましょう。
また、添加物が多く含まれていればいるほど肌への刺激も強くなります。そのため、敏感肌の人は、界面活性剤や香料、着色料など肌への刺激が強い成分が配合されていない化粧水を選ぶようにしましょう。
保湿しすぎるとニキビは増える?
保湿は、ニキビ肌には必要なケアですが、必要以上に保湿しすぎると肌そのものの保湿機能がかえって低下してしまう場合もあります。保湿力が低下した肌はダメージを受けやすくなるため、ニキビができやすい環境になってしまう恐れもあるでしょう。例えば「毎日3回以上保湿する」、「化粧水を何種類も同時に使う」などの行きすぎたケアは控えたほうが良いです。
ニキビ跡化粧水でニキビのないキレイな肌を手に入れよう!
ニキビ跡におすすめの化粧水をはじめ、ニキビができてしまう原因や種類、化粧水以外でのアプローチ方法などについて紹介しました。ニキビは毛穴の詰まりや過剰な皮脂分泌、アクネ菌の増殖などが原因で、それぞれの肌タイプに合わせた化粧水を選ぶことが大切です。自分の肌に合った製品や使用感に注目して選ぶことで、ニキビ予防につなげることができるでしょう。今回紹介した製品を参考に、ニキビ跡化粧水でぜひニキビのないキレイな肌を手に入れてください。