「市販のハイドロキノン製品を選ぶならどれがおすすめ?」「市販のハイドロキノン製品はどう選べばいいの?」など、市販されているハイドロキノン製品の選び方で迷っている人はいませんか?
この記事では、 おすすめのハイドロキノン製品をはじめ、選び方や使い方のポイント などについて紹介します。ぜひ参考にして、自分の肌に合ったハイドロキノン製品を見つけてみてください。
ハイドロキノンとは
まずは、ハイドロキノンがどのような特徴をもち、どのような効果が期待できるのかについて説明します。
特徴・効果
ハイドロキノンは、イチゴや麦芽、コーヒーなどに含まれる天然の成分です。メラニンを生成したり、チロシナーゼの活性を阻害したりする働きがあるため、 シミの原因にアプローチして日やけによるシミ・そばかすを防ぐ 効果が期待できます。元々は医師の指導の元使用されていた成分ですが、日本では2001年の規制緩和により、濃度2%以下において化粧品への配合が可能となりました。
副作用
ハイドロキノンは、高い効果が期待できる反面、濃度が高くなるほど副作用を感じる可能性もあります。肌に合わない人が使用すると、刺激によって起こる かゆみや炎症、赤み などの副作用が起きてしまうこともあるため、使用には注意が必要です。症状が悪化したり長引いたりするようであれば、使用を中止し、保冷剤などで患部を冷やすなどの対応をしましょう。
また、ハイドロキノンを長期間使用すると、発がん性や白斑のリスクについて言及されることがありますが、一般的な濃度のハイドロキノンであれば発生のリスクは極めて低いでしょう。
市販のハイドロキノン製品の選び方
ここで、市販のハイドロキノン製品の選び方について紹介します。
純ハイドロキノンor安定型ハイドロキノンかを確認
まずは、配合されているハイドロキノンの種類が「純ハイドロキノン」または「安定型ハイドロキノン」のどちらかを確認しましょう。
純ハイドロキノン
純ハイドロキノンは、その名の通り、 純度が高いのが特徴で肌にもたらす作用も大きい ですが、刺激が強かったり、光や熱に弱いため劣化しやすかったりします。効果を感じやすい方が良いという人は、純ハイドロキノンを選んでみましょう。
安定型ハイドロキノン
安定型ハイドロキノンは、合成界面活性剤を70%含んでいるのが特徴です。 刺激が少なく、変色や変質はしづらい ものの、純ハイドロキノンと比べると効果は比較的弱いです。肌への刺激を避けたい人や敏感肌の人は、安定型ハイドロキノンの方が向いているでしょう。
ハイドロキノンの濃度をチェック
「せっかく使うなら効果が高い方がいい」と、高濃度のハイドロキノン製品を選びがちではありますが、濃度が高すぎると赤み・乾燥・かぶれなどの副作用が生じるリスクが高まります。そのため、初めてハイドロキノン製品を使う場合は、 濃度2%程度のもの を選ぶようにしましょう。
低濃度のハイドロキノンであれば、刺激も少なく、トラブルも起こりにくいです。皮膚科でシミ治療に処方するハイドロキノンでも、濃度は4~5%程度が基本です。市販の製品は医師の指導なしで使用するもののため、慎重に選んでください。
保湿成分にも注目
ハイドロキノンは、肌への刺激が強いため使用していると乾燥やかさつきが起こりやすくなります。乾燥やかさつきが進むと更なる肌トラブルを招いてしまう恐れもあるため、 ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド などの保湿成分にも注目して選んでみましょう。もし、敏感肌で肌荒れが心配な人は、グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの抗炎症成分が配合されたものもおすすめです。
市販のおすすめハイドロキノン製品10選+1
ここからは、市販のおすすめハイドロキノン製品を紹介していきます。
ハイドロキノンクリームの使い方ポイント
ここで、ハイドロキノンクリームの使い方のポイントを紹介します。
使用方法の順番に沿って使う
ハイドロキノンクリームは、 基本的にスキンケアの最後に使用 するため、洗顔後、化粧水や美容液で肌を整えた後に使用しましょう。もし、製品のパッケージに使用方法が記載されている場合は、指示に従ってください。間違った使い方をすると肌に悪い影響を及ぼしてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
シミの気になる箇所に塗る
ハイドロキノンクリームの効果を実感したいのであれば、 シミの気になる箇所に塗る のが基本です。多くの製品では、気になる部分にのみ塗るスポット使いが推奨されています。塗り方にこれと言った決まりはありませんが、強く擦り込むような塗り方は肌への負担となってしまうため、やさしく塗るようにしてください。
夜のスキンケアで使用する
ハイドロキノンクリームを塗った肌は、紫外線の影響を受けやすくなるため 夜のみの使用がおすすめ です。実際に、夜のみの使用を推奨しているメーカーや製品は多いです。もし、使用のタイミングが記載されていない製品で朝使いたいのであれば、日焼け止めを塗るなど、日焼け対策を徹底させましょう。
市販のハイドロキノンクリームを使う際の注意点
ここで、市販のハイドロキノンクリームを使う際の注意点について紹介します。
初めて使用する際は使用前にパッチテストを
ハイドロキノンクリームを初めて使う際は、パッチテストを行うようにしましょう。とくに敏感肌の方は外部の刺激に対して反応しやすいため、事前のテストは欠かせません。パッチテストは、 二の腕の内側に少量塗布し、絆創膏などを貼って24時間 様子を見ます。もし、肌に異常が出たら使用を中止してください。
紫外線対策を徹底
ハイドロキノンクリームを使用中に強い紫外線を浴びると、かえってシミが悪化する可能性があります。そのため、日中に 外出する際は必ず日焼け止めを塗ったり、日傘を差したり するなど、十分な紫外線対策を心がけましょう。
冷暗所で保管して早めに使い切る
ハイドロキノンクリームは熱や光に弱く、酸化しやすいため、蓋をしっかりと閉めて、直射日光や高温多湿を避け、 冷蔵庫などの冷暗所で保管 しましょう。また、品質の低下を防ぐためにも開封後にできるだけ早く使い切ることも大切です。開封後は、1か月を目安に早めに使い切ってください。
肌に異常が出た場合は医師に相談
ハイドロキノンクリームの使用中に肌の異常が見られた場合は、 直ちに使用を中止 して必要に応じ、医師の診察を受けるようにしましょう。使用方法や適量を守っていてもトラブルが生じてしまう場合は、個人の肌質が原因として考えられるため、早めの判断が大切です。
市販のハイドロキノン製品に関するQ&A
ここで、市販のハイドロキノン製品に関する質問と回答を紹介します。
どのくらい使い続ければ効果が実感できる?
ハイドロキノン製品は、即効性のあるものではないため、効果を実感できるまで時間がかかります。そのため、個人差はありますが 少なくとも2~3ヶ月ほど は使い続けてみましょう。もし、3ヶ月使用してもまったく効果が実感できない場合は、ハイドロキノン製品が肌に合っていないとも考えられます。
顔全体や広範囲に塗っても問題ない?
選ぶハイドロキノン製品によっては、広範囲に使用することが推奨されないものもあるため、必ず説明書を確認して指示に従いましょう。使用方法の注意書きがない場合は、広範囲に使用しても問題ありませんが、 皮膚の薄い目の周りなどは刺激になりやすい箇所 なので、様子を見ながら使用してみると良いです。
ハイドロキノンを他の化粧品に混ぜて使っていい?
ハイドロキノンを他の化粧品に混ぜて使用すると、 性質が変わって肌に悪影響を与える可能性がある ため、自己流の方法で使用するのは絶対にやめましょう。また、衛生面の問題で手作り化粧品などの使用もおすすめできません。
ハイドロキノンとハイドロキノン誘導体は同じ成分?
「ハイドロキノン」と「ハイドロキノン誘導体」は名前は似ていますが、同じ成分ではありません。ハイドロキノン誘導体は、刺激性は低く、アルブチンに近い成分です。アルブチンは、 今あるシミやくすみを薄くするのではなく、「予防する」 のに適しています。効果や働きについてはハイドロキノンと違うため、成分チェックする際は間違わないようにしましょう。
市販のハイドロキノン製品でシミのない素肌を目指そう!
市販されているおすすめのハイドロキノン製品をはじめ、選び方や使い方について紹介しました。ハイドロキノンは、メラニンを生成したり、チロシナーゼの活性を阻害したりする働きがあるため、 シミの原因にアプローチして日やけによるシミ・そばかすを防ぐ 効果が期待できます。正しく使用することで効果を実感できるようになるため、少なくとも2~3ヶ月ほどは続けてみましょう。今回紹介した製品を参考に、ぜひ自分の肌に合ったハイドロキノン製品を見つけてシミのない素肌を目指してみてください。