「おすすめの乳液が知りたい」「乳液はどうやって選べばいいの?」など、乳液選びについて悩んでいる方はいませんか?乳液は、肌質や年代、使いやすさなど自分の肌に合った商品を選ぶことが大切です。
この記事では、おすすめの乳液をはじめ、効果や選び方について紹介します。正しい使い方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
乳液とは?
乳液とはどんなスキンケアアイテムなのかについて、まずは説明します。
乳液の役割&スキンケア効果
乳液には以下、2つの役割があります。
①エモリエント効果(保湿効果)でフタの役割をし、水分の蒸発を防ぐ
➁肌に油分を与えることで、乾燥を防いで肌をふっくらさせる
化粧水だけでは肌の水分が蒸発し、乾燥してしまいます。油分と水分を含む乳液を塗ることで、うるおった肌を長時間保つことが可能です。また、乾燥によってゴワついた肌をやわらげる効果も期待できるため、基本的にはどんな肌質の人も使用できます。
一般的に乳液は、化粧水や美容液などの水分・美容成分を多く含むアイテムを肌になじませた後に使用しますが、「先行乳液」という、洗顔後すぐの肌に使用することで角質層をやわらげ、次に使うスキンケアアイテムの肌なじみをよくするアイテムもあります。商品によって使用方法が異なる場合もあるため、使用前には確認しましょう。
乳液とクリームとの違い
乳液とクリームは、どちらも肌の表面にうるおいの膜を張って、乾燥から守りながらうるおいをキープする役目があります。化粧水や美容液を塗ったあとに使用することで、肌に必要な油分と水分のバランスを整えるものですが、その違いは、油分・水分の配合バランスにあります。乳液は、油分と水分がバランスよく配合されており、みずみずしいテクスチャーでうるおいを与えて、肌を柔らかく整えます。
一方、クリームは、乳液と比べて油分の配合されている割合が多く、しっとりとした使用感です。スキンケアの仕上げに使うことで肌のうるおいを閉じ込めてキープします。どちらを使用すれば良いのか分からない方は、しっかりと日中の水分蒸散を防ぎたいときはクリームを、水分と保湿成分も効率的に補いたいときは乳液を選ぶようにしましょう。とくに乾燥が気になる季節には、乳液とクリームを併用させるのもおすすめの使い方です。
乳液の選び方
ここで、乳液の選び方について紹介します。
肌質に合わせて選ぶ
まずは、肌質に合わせて選ぶ方法から紹介します。
普通肌は好みのテクスチャや使用感を重視
普通肌の方は、肌の水分量と油分量のバランスがよく、肌トラブルも起きにくい肌質です。どのようなスキンケアでも刺激を感じにくいため、好みのテクスチャーや使用感のものを選ぶと良いでしょう。洗顔後に時間をおいてもつっぱりやテカリを感じない方もいますが、肌にとっては、乳液やクリームを使わないのはNG行為です。普通肌の方であっても季節の変化によって肌が乾燥しやすくなったり、皮脂が分泌されやすくなったりします。今の肌状態を維持したいのであれば、乳液は使用した方が良いです。
乾燥肌はしっかりとした「高保湿タイプ」を
乾燥肌の方は、うるおいを保つために必要な水分と油分のどちらも不足している状態の肌質です。そんな乾燥肌の方は、保湿が一番重要なので、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分や肌をやわらげる成分、皮ふからうるおいが蒸散するのを防いでくれるエモリエント成分を豊富に含む乳液を選ぶと良いでしょう。
高保湿タイプの乳液は、複数の保湿成分が含まれたものが多く、油分が多めに含まれていることもあるため、こってりとしたテクスチャであれば、しっとり感が高めで肌の水分を長時間維持することができます。
脂性肌・男性のオイリー肌はべたつき感が少ない乳液
脂性肌やオイリー肌の方は、肌の水分量と油分量がともに多い状態の肌質です。ストレスや過度なダイエット、不規則な生活などが原因で皮脂の分泌が過剰になっている場合もありますが、脂性肌やオイリー肌といってもやはり乳液は大事です。脂性肌やオイリー肌の方は、べたつき感がない軽くさっぱりとしたタイプのテクスチャがおすすめです。皮ふから水分が蒸発するのを抑えるエモリエント成分は、水分・油分が同程度入っているので、注目してみましょう。
また、ニキビができやすい脂性肌の方には、ノンコメドジェニックテスト済みの乳液を選んでみるのも良いでしょう。ニキビの原因となるコメドができにくい処方でつくられているので、繰り返しニキビを防ぎたい方にもおすすめです。
混合肌は軽いテクスチャー&高保湿力の組み合わせを
混合肌は、基本的に皮脂と乾燥が混ざっている状態の肌質です。肌の中でも、乾燥しやすい部分とオイリーになりやすい部分があるのが特徴で、皮脂の分泌が多い箇所も乾燥が原因の可能性があります。また、季節や環境の変化の影響を受けやすく、水分や油分のバランスが崩れてニキビができるなど、肌トラブルも起きやすいのも混合肌なので、水分と油分のバランスがよく保湿力のある乳液を選ぶようにしましょう。
テクスチャは軽めのものであればオイリーな部分に使ってもベタつきにくいためおすすめです。塗る際はTゾーンとUゾーンで塗布量を調整するなどの工夫を行うと良いでしょう。
敏感肌は「低刺激」処方に注目!
敏感肌は、化粧品が合わないことで肌が痒くなったり、ヒリヒリしたりなど肌が過剰に反応してしまう肌質です。肌のバリア機能が低下しているため、乳液を選ぶ際は、肌への負担が少ない「低刺激処方」を選ぶと良いでしょう。とくにアルコールや香料、着色料や界面活性剤などは、肌に負担をかけやすい傾向にあるため、避けた方が無難です。
全ての方にアレルギー症状が起こらないというわけではありませんが、「パッチテスト済み」や「アレルギーテスト済み」といった記載もあれば、安心感も深まります。
避けるべき刺激成分・添加物
避けるべき成分には以下のものがあります。
・アルコール(エタノール、ベンジンアルコールなど)
・合成着色料
・合成香料
・合成保存料(パラベン、安息香酸など)
・鉱物油
・シリコーン(ジメチコン、アモジメチコンなど)
・酸化防腐剤
もし、上記の成分が含まれている乳液を使用して肌荒れや肌トラブルを起こした場合は、すぐに使用を中止して、専門のクリニックや皮膚科を受診するようにしましょう。
肌悩みに合わせて選ぶ
ここでは、肌悩みに合わせて選ぶ方法について紹介します。
シミ・そばかす
シミやそばかすを予防したい方は、美白有効成分を含んでいる薬用乳液を選ぶことをおすすめします。美白有効成分は、メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ効果が期待できるので、シミやそばかすを予防したい方の美肌づくりに役立つでしょう。代表的な美白有効成分には、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、アラントインなどがあります。
ニキビ・肌荒れ
ニキビや肌荒れを防ぎたい方には、抗炎症成分や肌荒れ防止成分が配合されている薬用乳液がおすすめです。注目の成分としては、グリチルリチン酸ジカリウムやトラネキサム酸などが挙げられます。肌荒れやニキビを予防して、すこやかな肌を保ちましょう。
自分の年代合わせて選ぶ
ここでは、自分の年代に合わせた乳液の選び方について紹介します。
【10代】油分の配合量が少ない&さっぱりした使い心地がおすすめ
10代は成長ホルモンの影響によって皮脂の分泌が多くなり、オイリー肌に悩んでしまう人が多い年代です。数十年後でも美しい肌でいるために、化粧水だけでなく乳液も必ず使用するようにしましょう。オイリー肌の方は、油分の配合量が少なく、さっぱりとした使い心地の乳液がおすすめです。
【20代】環境の変化やストレスなどが肌悩みの原因に!肌状態に合わせて選ぼう
20代の肌は10代の頃と比べて、環境の変化やストレスなどが原因で起きる肌悩みを感じやすい年代です。10代の頃は何もケアをしなくて大丈夫だった方も、毛穴の開きや乾燥など肌の悩みが徐々に出始めてきます。そのため、20代は自分の肌タイプに応じて適切な乳液を選ぶことが大事です。後半期になるにつれて乾燥しやすくなるため、前半期はみずみずしい使い心地の乳液を、後半期は保湿効果の高い成分を配合している乳液に変えるなどの対策を行いましょう。
【30代】乾燥が進む年代!保湿力が高いものが◎
「お肌の曲がり角」といわれているのが30代からです。30代は20代のときよりも乾燥が進み、肌のハリ不足や乾燥、キメの粗さが気になりやすくなる年代です。水分も油分も減少しやすくなるので、乳液はしっかりと保湿ができるものを選びましょう。以下、おすすめの保湿成分です。
・BG
・コラーゲン
・糖類
・ヒアルロン酸Na
・シア脂
・セラミド
・セタノール
購入する際は、上記の成分に注目してみてください。
【40代】乾燥によるしわを目立たなくする高保湿タイプを
40代は、年齢を重ねてさらに乾燥が進行するだけでなく、ホルモンバランスが変化することで肌質が大きく変化する年代です。シミやシワ、くすみやそばかすなどの悩みは、できてしまうとスキンケアのみで改善することが難しくなるため、予防として有効な成分を配合した薬用乳液を選んでみましょう。とくに、メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ「ビタミンC誘導体」はおすすめの成分です。
【50代】シワ改善有効成分&美容保湿成分のW配合がおすすめ
50代は、女性ホルモンの減少でコラーゲンが減ることにより、肌のハリや弾力が失われたり、バリア機能が低下したりなど肌の衰えを感じる年代です。水分量が減少して乾燥しやすい肌状態に合っているため、乾燥で起こりやすいしわを防ぐためのシワ改善有効成分や、くすみやそばかすを予防する美白保湿成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。
テクスチャや香りも大切
乳液は、基本的に毎日朝・晩のスキンケアで取り入れるものなので、テクスチャや香りも大切にしたいポイントです。テクスチャは重さや軽さ、ベタつきのなさなどを中心に選んでみましょう。乳液は顔に塗るので、香りをダイレクトに感じやすいです。苦手な香りだと使い続けること自体が苦痛に感じるため、好みの香りをチョイスしましょう。香りが苦手という方は、無香料タイプがおすすめです。テスターなどでチェックできる場合は、確認してみましょう。購入する前に確認できれば、帰宅後も後悔なく使用し続けることができます。
種類で選ぶ
乳液には以下4つの種類があります。
・保湿乳液
・UV乳液
・ティント乳液
・皮脂抑制タイプの乳液
保湿乳液は一般的な乳液を指し、肌から水分の蒸発を防ぐことを目的に作られています。化粧水や美容液後に使用するのがベターで、肌の水分を逃がさないように蓋をします。UV乳液は、乳液の機能に紫外線ダメージのケアが加えられた乳液です。乾燥を防ぎながら紫外線カットまで期待できるため、日焼け止め代わりに使用するのも良いでしょう。
ティント乳液は、乳液本来の機能とは別に化粧下地としても使用できる便利なアイテムで、ベージュやピンクなどの色が付いているのが特徴です。皮脂抑制タイプの乳液は、肌のテカリや毛穴の黒ずみに悩んでいる方におすすめの乳液で、皮脂の分泌を整える効果が期待できる成分が配合されています。
おすすめの乳液10選!
ここからは、おすすめの乳液を紹介します。参考にして、ぜひ自分の肌に合った乳液を見つけてみてください。