「30代におすすめの化粧水が知りたい!」「化粧水はどう選べばいいの?」など、30代向けの化粧水選びで悩んでいる方はいませんか?30代向けの化粧水は種類が多く、選ぶのも一苦労ですが 、 自分の肌に合った継続しやすい商品を選ぶ ことが大切になります。
この記事では、 30代向けのおすすめ化粧水 について紹介します。ドラッグストアで購入できるプチプラやブランド系の商品をまとめました。また、選び方や正しい使い方についても載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
20代の肌とはどう変わる?30代の肌の特徴
「30代の肌は20代の時とはどう変化するの?」と、気になる方も多いと思うので、まずは30代の肌にはどのような特徴があるのかについて説明します。
30代の肌、何が悩みの特徴?
30代になると肌のターンオーバー周期が遅くなったり、美肌作用のあるエストロゲンの分泌が減少することによって、肌トラブルが増えます。 肌が乾燥しやすくなったり、毛穴の開きが目立つようになったり、シミが目立ち始めたり など、様々な変化が現れてくるので、化粧水を購入する際は「各肌悩みに有効な成分」が配合されているものを選ぶようにしましょう。
30代のスキンケアは保湿が大切
年齢を重ねるごとに 肌の水分量は減っていきます 。 30代の肌の水分量は65%まで減り、乾燥や赤み、かゆみが目立つようになります。そのため、水分量を上げられる化粧水や乳液、クリームなどで肌を保湿することが大事になります。何もケアしない状態で放置すると水分量はどんどん下がっていくため、しっかりと保湿ケアを行いましょう。
化粧水の役割とは?
化粧水の主な役割は、 クレンジングや洗顔、入浴や汗などで失われた水分を肌に補給 することです。水分を補給することで角質層がうるおい、肌がキメ細かくなめらかに整います。また、次に使う乳液や美容液などが角質層まで浸透することをサポートする役割もあります。さらに、化粧水をスキンケアの最初に使うことで、水分と共に配合されている保湿成分の働きにより、水だけをつけたときよりも、うるおいが持続するメリットもあります。
商品によっては、高保湿や美白、ニキビの炎症抑制や毛穴の引き締めなど、さまざまな効果が期待できる成分が配合されているので、自分の肌に合った成分や悩みに合わせた成分が配合されている商品を選ぶようにすれば、美しい肌に近づくことができるでしょう。
30代向け化粧水の選び方
ここで、30代向け化粧水の選び方について紹介します。
肌悩みに合わせて選ぶ
まずは、肌悩みに合わせた選び方から紹介します。自分の肌悩みに合った化粧水を選ぶことで、悩み解消へと近づくことができるでしょう。
【毛穴悩み】皮脂バランスを整える収れん化粧水タイプがピッタリ
30代で毛穴が開いている肌の原因には、乾燥や紫外線、筋肉の衰えが挙げられます。他にも、皮脂の過剰分泌も毛穴が目立つ原因になります。皮脂の過剰分泌には、 皮脂バランスを整える「収れん化粧水」 がおすすめです。また、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチン、 ビタミンC誘導体やFGF といった成分が含まれている化粧水であれば、効果の実感も高くなるでしょう。
【しわ・ほうれい線悩み】とにかく保湿や紫外線対策を!
30代になってしわやほうれい線が気になりだしたという方は、年齢を重ねて肌が乾燥しやすくなっていることが原因かもしれません。 しわやほうれい線ケアで重要なのは、とにかく 保湿や紫外線対策を行う ことです。とくに紫外線は肌の天敵ともいわれており、肌の老化を進めてしわやほうれい線が深くなってしまう恐れがあります。普段から、 日傘や日焼け止めを使い、しっかりと日焼け対策を行いましょう。
【シミ・そばかす悩み】美白化粧水がおすすめ
シミ・そばかすができやすい方は、日中外にいて紫外線を浴びる機会が多いという方です。 シミ・そばかすを改善したいのであれば、 トラネキサム酸やアルブチン、コウジ酸など美白有効成分を配合 した化粧水を選ぶようにしましょう。ただし、 肌に合わない成分が含まれている商品もあるため、成分表はしっかりとチェックすることをおすすめします。化粧水と合わせて徹底的な日焼け対策を行うと、なお良いでしょう。
【乾燥悩み】保湿力の高い化粧水に注目
肌が乾燥すると、しわや大人ニキビの原因となるため、早めに対策する必要があります。乾燥した肌に効果的な化粧水は、「保湿力の高い」ものです。 セラミドやスクワランといった保湿力の高い成分 が配合されている商品を選ぶようにしましょう。また、 肌へのうるおい補給も欠かすことはできません。うるおいを補給してくれる成分としては、ヒアルロン酸やグリセリン、コラーゲンがおすすめです。
継続できる価格で選ぶ
化粧水は最低でも2か月は使い続けないと肌の変化が期待できないため、使い続けられない化粧水を買ってしまうのはもったいないです。また、毎日使うものだからこそ、 継続しやすい価格帯のもの を選んだ方が良いでしょう。 ドラッグストアなどで購入できるプチプラ化粧水は、手頃な価格で気軽に試せるのが魅力です。
プチプラよりも少し値段が高く、デパコスよりも安い価格で購入できるミドルプライス化粧水は、種類豊富なので、自分の肌に合った化粧水が見つけやすくなります。デパコスは価格が高くなりがちですが、高級感や使用したときの満足感が得やすいです。
プチプラ
プチプラ商品は、気軽に試すことができるのはもちろん、 顔だけでなく体などの全身に惜しみなく使える のもメリットです。また、予算が心配な方でも購入しやすいため、コスパ削減にも繋げることができるでしょう。ただし、成分や品質によってはバラつきが生じることもあるため、選ぶ際は成分表示をしっかりと確認することをおすすめします。
ミドル
ミドル商品は、 様々なブランドやタイプが揃っている ので、自分に合ったものを見つけやすいです。価格帯は、1,000円~3,000円なので、家計への負担を気にすることなく継続使用もできるでしょう。
デパコス
デパコス商品は、 独自の技術や成分などを採用 していることが多いです。高級感や満足感を得ることはできますが、高価な分、やはり気軽に購入できず、継続使用を難しく感じてしまうこともあります。
商品によっては、公式サイトで通常よりも安く購入することができる場合もあるため、「ちょっと高いけど試してみたい」「少しでもコスパを抑えたい」と思う方は、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。定期購入であれば、「ずっと○○%オフ」となっていることも多いので、高級な化粧水を安く続けるチャンスでもあります。
「低刺激性で肌に優しい処方」かで選ぶ
30代の肌は、乾燥などから敏感になりやすく、刺激に弱くなることもあります。肌が荒れている時や敏感な時は、 無添加やフリー処方に着目 してみましょう。とくに肌がデリケートになっている時は、 エタノールやPG、多種類の植物エキス、精油が配合されている商品は使用しないようにしましょう。 事前にパッチテストを行って肌の状態を確かめるのも一つの方法です。
また、公式サイトで購入できる商品は、返金保証がついていると安心です。購入前に忘れずにチェックしておきましょう。
使用感や香りで選ぶ
化粧水を選ぶ際は、使用感や香りも大切です。濃密な使用感を好む方はしっとりタイプを、サラッと軽い使用感が好きな方は、さっぱりタイプが向いています。また、顔に使う商品なので、 香りの強さもチェック しましょう。お気に入りの香りであれば気分が上がりますし、香りが苦手という方は無香料を選ぶのも良いでしょう。
口コミを参考にしてみる
30代向けの化粧水は数が豊富なため、「なかなか自分に合った化粧水が見つけられない」という方も多いです。そのような方は、口コミに注目してみましょう。口コミには、化粧水の使用感や効果、メリットやデメリットなどが詳しく書かれています。 実際に使用した方のリアルな声 なので、選び方のヒントになるでしょう。
化粧水に含まれる主な成分
ここで、化粧水に含まれている主な成分を紹介します。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、人間の真皮に存在する物質で、 高い保水力を持つ のが特徴です。1gで約6Lの水分を保持できるとされていますが、加齢によって減少し、再生産されないため外側から補う必要があります。化粧品で使用されるヒアルロン酸は、バイオ技術によって合成されたもので、ヒアルロン酸ナトリウムの名称で表示されています。
セラミド
セラミドは、別名「角層細胞間脂質」とも呼ばれ、肌の外側にある角層にも存在する保湿成分で、細胞の間を満たして、 水分や細胞同士を繋ぎ止める 働きを持っています。セラミドが充分にあれば、バリア機能が高まって乾燥や外部刺激から肌を守ることができますが、不足するとバリア機能がうまく働かなくなり、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルを起こしやすくなります。
グリセリン
グリセリンは、アルコールの一種で、化粧水に多く含まれている保湿成分です。肌の外部から水分を吸収して、肌にうるおいを与え、 皮膚の表面に膜を張って、角質層の水分をしっかりとキープ してくれるため、高い保湿効果が期待できます。また、ヒアルロン酸との相性が良く、組み合わせて使うことでより高い保湿効果を発揮してくれます。グリセリンとヒアルロン酸の両方が配合されている化粧水はたくさん販売されているので、購入する際は成分表示を確認してみましょう。
コラーゲン
コラーゲンは、肌の真皮層の実に70%を占める成分で、多くの化粧水にも含まれている高保湿成分として、 肌に弾力やうるおいを与える 効果が期待できます。体内のコラーゲンは、加齢やさまざまな外的要素によって減少するといわれているため、コラーゲンを守ることは、美肌に欠かせません。
スクワラン
スクワランは、深海鮫の肝油や植物から抽出したオイルで、サラサラしていて 毛穴に詰まりにくい という特徴があります。肌をやわらかい状態に保ったり、肌のうるおいを保ったりなどの効果が期待できます。また、肌に刺激を与えにくいので、敏感肌の方でも使いやすい成分だといえます。
ヘパリン類似物質
ヘパリン類似物質は、「親水性」と「保水性」がある成分で、主に、 保湿・血行促進・抗炎症 の3つの作用があり、肌の乾燥や炎症や肌荒れなどの改善効果に期待ができます。
多価アルコール類
多価アルコール類は、水によく溶け、 皮膚になじみやすい 液状の物質で、化粧品の保湿剤としてよく使われています。成分表示にはプロピレングリコール、BG(1,3-ブチレングリコール)などの名称で記載されていることが多いので、購入する際にチェックしてみてください。
糖類
糖類は、ブドウ糖やショ糖を還元して作られる成分で、ややベタつきがあるがグリセリンに匹敵する 吸湿性と水分を保持する 性質があります。化粧品には、保湿剤・柔軟剤の他、界面活性剤の原料やビタミンCの合成原料として使われています。
防腐剤
防腐剤は、化粧水に使われるグリセリンやヒアルロン酸などの成分や、油脂、界面活性剤などに 雑菌が繁殖しないよう添加される 成分です。成分表示には、「パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)」や「ソルビン酸K」といった名称で記載されていることがあります。
30代におすすめの化粧水20選
ここで、30代女性におすすめの化粧水を紹介します。化粧水は種類が多いので「どれを選べばいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
肌にダメージを与えるNG習慣
ここで、肌にダメージを与えるNG習慣について紹介します。「ついついやってしまう」という方も多い習慣なので、自分の習慣に当てはめながらチェックしてみてください。
ごしごし洗顔
顔の皮膚は非常に薄く、とてもデリケートです。ゴシゴシ洗顔の摩擦によって肌表面が傷つくと、 肌荒れしやすくなったり、シミ・しわの原因 にもなります。そのため、洗顔料をしっかり泡立てたうえで、優しく洗うようにしましょう。
いつ購入したか分からないコスメを使う
食品に消費期限があるように、 化粧品にも消費期限はあります 。とくに、油分が多く含まれている日焼け止めやファンデーション、口紅などは時間の経過とともに油が酸化していき、使うと肌に負担もかかってしまう可能性もあるため、「開封してどのくらい使用できるのか」は、必ず確認しておきましょう。
日焼け止めを塗らない
紫外線は、晴れの日だけでなく、曇りの日も雨の日も降り注いでいます。紫外線を浴びると身体は肌を守ろうとして、日焼けやシミのもととなるメラニン色素を作りだしたり、体内で発生する活性酸素によって細胞を傷つけてターンオーバーを乱し、くすみや肌荒れを起こします。
乾燥してハリを失わせてしまうこともある ため、乾燥が進めば肌の老化につながってしまいます。シミやくすみ、乾燥などが起きて後悔しないためにも、天気にかかわらず、日焼け対策は徹底して行いましょう。
水分を取らない隠れ脱水
私たちの体の約60〜65%は水分でできています。体内の水分が不足すると血がドロドロになって、肌を含む全身の新陳代謝が悪くなり、 肌荒れや乾燥、むくみ、便秘など さまざまな不調の原因にもなります。たとえ、 外側から化粧水などで保湿しても、肌に浸透できるのはごくわずかです。水分補給は美肌に欠かせないので、 1日コップ5~6杯(1L~1.5L)を目標にこまめに飲むようにしましょう。
糖分や塩分の高いおやつを食べ過ぎる
「お菓子が大好き」という方も少なくありませんが、砂糖たっぷりの甘いチョコレートや油たっぷりのスナック菓子は、 基本的に食べすぎるのは良くありません 。とくに、脂っこいものは皮脂の分泌が過剰になり、ニキビや毛穴詰まりを助長する恐れがあります。キレイな肌を目指すのであれば、食べすぎには注意しましょう。
メイクを落とさず寝る
疲れた時についついやってしまいがちなのが、メイクをしたまま眠ってしまうことです。皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。メイクをしたまま眠ってしまうと、時間が経つにつれ皮脂と混ざり合ったファンデーションが酸化して、 毛穴に詰まり、黒ずみや肌荒れなどを引き起こす など、肌に大きなダメージを与えてしまいます。肌にとっては負担になってしまうので、眠る前には、必ずメイクを落とすようにしましょう。
毎晩スマホを見ながら寝落ちする
年齢を問わず、眠る際にスマホを見ている人は多いです。スマホのスクリーンから発生するブルーライトは、交感神経を刺激して睡眠の質を低下させます。睡眠中は、細胞を修復してその日の疲れをリセットしているので、睡眠の質が悪いと疲れが取れず、 肌にストレスを与えてしまう 恐れもあります。 肌を美しく保ち、新陳代謝を活発にする成長ホルモンは夜の22時から深夜2時まで最も分泌されるので、できれば成長ホルモンが分泌されている時間帯に眠るように心がけましょう。
30代で綺麗な肌になるには?
ここで、30代で綺麗な肌になるための秘訣について紹介します。
化粧水だけのスキンケアはダメ!
「化粧水だけでも保湿はできるだろう」と思っている方もいるかもしれませんが、 化粧水だけでは、保湿効果が十分とはいえません 。化粧水は肌に水分を与え、うるおす役割がありますが、洗顔後の乾燥しやすくなった肌の最初に使うことで、化粧水の後に使うスキンケアアイテムのなじみを良くする役割もあります。化粧水だけだと肌の水分が蒸発して乾燥の原因になります。そのため、保湿力を持続させる乳液やクリームなどで蓋をして、肌を乾燥させないようにしましょう。
正しいスキンケアの順番
スキンケアの正しい順番は以下のとおりです。
①洗顔
②ブースター
③化粧水
④美容液
⑤乳液
⑥クリーム
まず 汚れを落とし、水分を補い、油分でフタをしていく イメージです。朝は最後に日焼け止めを、夜は最初にクレンジングのステップが加わります。商品によってはつける順番が異なることもあるので、使用方法の記載がある場合は、指示に従いましょう。
正しい化粧水のつけ方
正しい化粧水のつけ方は以下のとおりです。
①化粧水を手のひらに取って、体温で軽く温める
➁顔全体に優しくなじませる
③保湿が足りないと感じたら、さらに化粧水をつける
④乾燥しやすい目元や口元は重ねづけする
➄ハンドプレスで浸透させる
30代からの肌は水分が低下しがちなので、 肌が満足するまで重ねづけ していくようにしましょう。また、お風呂上がりはとくに水分が蒸発しやすいので早めに化粧水をつけることがポイントです。
化粧水をつける際のコツ
化粧水を使う際は、以下のコツを意識するようにしましょう。
・適量を手のひらで軽く温めてからなじませる
・目元や口元など乾燥しやすい部位は重ね付け
・もっちり&しっとりしてきたら浸透したサイン
化粧水を手のひらで軽く温めてなじませることで 浸透力がアップ します。また、目元や口元など乾燥しやすい部位は重ね付けすることで、乾燥対策が重点的に行えます。もっちり&しっとりしてきたら、化粧水が浸透したサインです。化粧水だけだと時間が経つにつれて水分が蒸発してしまうため、水分を蒸発させないためにも、乳液や美容液で蓋をして、しっかりと保湿をしましょう。
化粧水を使い分けるのもあり!
化粧水は、1本にこだわらず、複数本に分けて使用しても良いです。朝・夜・季節別の具体的な方法をここで紹介します。
朝
メイクの前には、水分が多く、油分が少ないさっぱりタイプの化粧水がおすすめです。さっぱりタイプであれば、 肌にベタつきを残しにくいですし、メイクののりを邪魔してしまうこともありません 。また、日中は紫外線や乾燥などの外的刺激にさらされるため、ビタミンCやE、セラミドやコラーゲンなど、肌を守る成分が配合された化粧水も良いでしょう。
夜
メイクオフ時には、肌に本来必要な油分まで落としてしまうことも少なくないため、 油分が多く保湿力が高い 、しっとりした化粧水がおすすめです。夜は睡眠中に肌のターンオーバーが活発になる他、紫外線にも当たらないため、レチノールやプラセンタなどのエイジングケア成分や、AHA・BHAなどの角質ケア成分が配合された化粧水も適しています。
季節別
季節による湿気や気温、環境の変化によっても肌の状態は変化します。春や秋は肌が敏感になりやすい季節なので、 低刺激で肌に優しい 化粧水を選ぶと良いでしょう。
夏は汗や皮脂で肌がテカりやすく毛穴も目立ちやすい季節なので、さっぱりとした使用感のものが肌が安定するためおすすめですし、美白化粧水に切り替えてみるのも良いでしょう。冬は乾燥で肌がカサつきやすいため、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が入った高保湿化粧水が最適です。
化粧水を使う際の注意点
化粧水を使う際の注意点について紹介します。
一度に大量につけない
化粧水は一度に大量につけても、すべてを肌に浸透させることはできません。肌が一度に吸収できる水分量には限度があり、浸透しなかった化粧水は蒸発してしまいます。そのため、化粧水の保湿効果を高めるにも、 数回に分けて重ね付けしたり、指やコットンを使って 目元や小鼻周りにもなじませたりするようにしましょう。
洗顔後すぐになじませる
洗顔後の肌は無防備な状態となっているため、乾燥しやすいです。乾燥したままの肌を放置したままにしておくと、バリア機能が低下して外部刺激を受けやすくなり、炎症や痒みが起こったりします。そのため、 洗顔後はなるべく早く 化粧水をつけて、水分を補給するようにしましょう。
乳液までの時間を空ける
「化粧水を塗った後すぐに乳液を塗る」という方も少なくありませんが、化粧水を塗った後にすぐに乳液を塗ってしまうと、肌の上で化粧水と乳液が混ざってしまいます。化粧水と乳液の成分が混ざってしまうと、 お互いの効果をうまく発揮できない ことがあるので、化粧水を塗った後は、少し間隔を空けてから乳液を塗るようにしましょう。
化粧水は塗ってから1~2分ほどで浸透するので、乳液は、化粧水を塗ってから1~2分後に塗ると良いでしょう。乳液は、肌の上の化粧水がなくなって肌が手にもっちりと吸い付くくらいが塗るタイミングのポイントです。
より化粧水の効果を高めるには?
より化粧水の効果を高めるためにも、肌の水分蒸発を防ぐために、できれば洗顔後10秒以内に化粧水を使いましょう。化粧水を全体になじませた後は、頬や目の周り、口の周りなど、乾燥が気になる部分に5秒ほど手を当てる 「ハンドプレス法」ができると良い です。ハンドプレスをすると肌がプルプルになるので、ぜひ試してみてください。
化粧水の効果がでるまでにかかる期間
スキンケアの効果を感じるには、 ターンオーバーで肌が一度生まれかわる必要 があります。肌の細胞は真皮で生まれ、約2週間かけて徐々に押し上げられ、一番外側の角質層に到達します。一番外側にくると今度はそこにとどまって、約2週間の間、バリア機能として乾燥や外部刺激から肌を守り、役割が終わると垢や角質として剥がれ落ちていきます。
スキンケアの効果が最初に感じられるのは、一番外側の角質層が生まれ変わるタイミングで、角質層が新しく生まれ変わるには約2週間かかるため、これらの理由から、スキンケアの効果が現れるまで最低でも2週間はかかる、ということになります。また、シミやエイジングサインをケアする化粧品の場合、表皮が生まれ変わるまで待つ必要があります。表皮が生まれ変わるまでには、約1ヶ月期間が必要であることから、シミやエイジングケアで効果を実感するまでの期間は、約1ヶ月となります。
美肌のために取り入れるべき習慣
ここで、美肌のために取り入れるべき習慣について紹介します。
バランスの取れた食事を心がける
キレイな肌を作るためには、自分の肌に合ったスキンケア商品を選ぶことも大事ですが、食事もスキンケアと同じように重要な項目です。肌は ターンオーバーが正常に行われる ことで健康な肌をキープすることができます。肌のターンオーバーを整えるには、肌を作るタンパク質、ビタミン類などが必要となるので、毎日の食事でしっかりと摂取するようにしましょう。キレイな肌を作るためにおすすめする食べ物には、以下のものがあります。
・タンパク質:肉・魚・卵・大豆・牛乳・乳製品
・ビタミンA:レバー・うなぎ・緑黄色野菜
・ビタミンB2:卵・牛乳・納豆・レバー・アーモンド
・ビタミンB6:唐辛子・にんにく・パセリ
・ビタミンC:パプリカ・パセリ・ブロッコリー・柿・キウイ
・ビタミンE:肉・魚・ナッツ類・油類・緑黄色野菜
タンパク質は。肌のハリやツヤを保つだけでなく、たるみやしわの予防にも期待できる栄養素です。ビタミンAは、肌の代謝を促し、ターンオーバーを正常にする作用があります。ビタミンB2・B6は、ともに皮脂の分泌を抑える作用があるため、ニキビ予防に効果が期待できます。また、B6は脳や神経の働きもサポートしてくれるため、心身ともに健康でいたい方にもおすすめの栄養素です。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促し、細胞を守ってくれる作用があります。化粧品では「ビタミンC誘導体」と記載されていることも多く、外部から補う場合も有効な成分として知られています。ビタミンEは、「若返りのビタミン」としても知られており、ビタミン類の中でも強い抗酸化力を持ち、シミやしわ、くすみに作用してくれる栄養素です。
生活習慣を見直す
キレイな肌を作るためにも、規則正しい生活は欠かせません。どんなに肌に良い成分が含まれたスキンケア用品を使っているとしても、生活習慣が乱れていれば、当然ターンオーバーは乱れやすくなります。ターンオーバーを整えるには、バランスのとれた食事に加え、 規則正しい生活と質の高い睡眠も必須 です。
「生活習慣をすぐに見直して」といわれても、仕事や家庭の事情によって難しい場合もあるでしょう。そのような方は、できることから始めてみてください。例えば、朝起きたらカーテンを開けて日の光を浴びる、朝ごはんを食べる、夜は暗くして眠る、などこれらのことでも生活習慣の見直しになります。まずは、簡単にできることから始めて継続させましょう。
30代向け化粧水に関するよくある質問
ここで、30代向け化粧水に関するよくある質問と回答を紹介します。
化粧水でシミを消すことはできる?
シミの原因には、紫外線や年齢、ホルモンの変動やストレス、炎症などがあります。市販の化粧水だけで「シミが消せる」とは残念ながら断言できません。予防したいのであれば、 医薬部外品の美容液やクリーム などを使うことで対応することができるでしょう。美容液やクリームなどは化粧水で肌に水分が満ちている状態だとさらに効果を発揮しやすくなるため、化粧水はたっぷりと使用するのがポイントです。どうしてもシミを消したいのであれば、レーザー治療などを検討してみるのも一つの方法です。
化粧水選びで失敗しないコツは?
化粧水選びで失敗しないコツは、自分の肌悩みに合わせて、成分や効果、テクスチャーなどを確認することです。乾燥肌や敏感肌の方は、 保湿成分が豊富で、かつ低刺激な化粧水がおすすめ です。毛穴やシミなどの悩みを抱えている方は、収れん効果や美白効果がある化粧水を選ぶと良いでしょう。肌の状態や季節に合わせてさっぱりタイプとしっとりタイプを使い分けるのもおすすめです。もし、気になる化粧水がある場合は、サンプルやトライアルセットを試してみるのも良いです。
化粧品はライン使いした方がいい?
ライン使いのメリットとしては、 成分や香りが統一されていることの相性の良さ、効果を高められること などが挙げられます。一方でコストが高くなったり、自分に合わない化粧品まで使わなければならなかったりすることもデメリットとしてあります。ライン使いしないメリットは、自分の肌悩みや好みに合わせて、色々なブランドやシリーズの化粧品を組み合わせられることです。ただし、製品同士の相性が悪く肌トラブルを起こす可能性もあるため注意が必要です。
ライン使いした方がいいかどうかは、個人の好みや肌の状態によって異なります。予算的に難しい場合は、1~2個はプチプラ商品を使うなど工夫をしてみましょう。
エイジングケアは何歳から始めるべき?
エイジングケアは、 思い立った時にすぐ始める のがベストです。何故なら、シミやしわ、たるみなどの肌悩みは、できてから改善するよりも「できにくいように予防」するほうが、効率的だからです。そのため、肌悩みが本格的に気になる前の早い段階から、エイジングケアを始めましょう。
エイジングケアをする上で大切なことは「保湿ケア」「紫外線対策」「規則正しい生活 」の3つです。今まで肌が乾燥しなかった方も加齢により乾燥しやすくなることがあるため、洗顔後はすぐに化粧水で肌に水分を補い、乳液やクリームなどの油分で蓋をして、水分の蒸発を防ぐようにしましょう。
紫外線は、しわやたるみの原因となり、あらゆる肌トラブルを引き起こします。日焼け止めやUVカット効果のある下地を塗るだけではなく、日傘や帽子も使用すると良いでしょう。美肌のためにも、規則正しい生活を送ることは欠かせません。健康的な食事や水分をたくさん摂る、睡眠をしっかりとることで肌の健康を守ることができます。
30代におすすめの化粧水で若々しい肌を手に入れよう!
30代の女性におすすめの化粧水について紹介しました。化粧水は 肌に合ったものを使用するのが鉄則 です。毎日使用するものだからこそ、価格にも注目してみましょう。あらかじめ予算を決めておくと、商品を選びやすくなりますし、継続もしやすくなります。
また、肌にダメージを与える生活習慣を見直してみるのも、キレイな肌を目指すうえでは大切です。少しずつでもいいので、今一度自分の生活習慣を見直して改善ができる部分は改善しましょう。今回紹介した商品を参考に、ぜひ自分の肌に合った化粧水で若々しい肌を手に入れてみてください。