「おすすめの日焼け止めクリームはどれ?」「日焼け止めクリームはどう選べばいい?」など、日焼け止めクリーム選びで悩んでいる方はいませんか?日焼け止めクリームは、使用するシーンや使用する部位に合わせて選ぶことで、肌への負担を軽減しつつ紫外線から肌を守ることができます。
この記事では、おすすめの日焼け止めクリームをはじめ、期待できる効果や選び方について紹介します。また、日焼け止めクリームの正しい使い方についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
日焼けの原因となる紫外線は2種類
日焼け止めの原因となる紫外線には2種類あります。
UV-A波
UN-A波には、以下の特徴があります。
・波長が長く、肌の深い部分にまで届く
・肌を黒く日焼けさせる
・将来のシワやたるみの原因になる
・4~9月まで照射量が多い
・年間を通して照射量が減りにくい
UV-A波は波長が長く、肌の深い部分にまで届くことが特徴です。目に見えるダメージは少ないですが、将来のシワやたるみの原因となってしまうため、普段からのケアは欠かせません。
UV-B波
UV-B波には、以下の特徴があります。
・波長が短く、肌の表面に強く作用する
・赤い炎症を引き起こす
・シミやそばかす、乾燥肌の原因になる
・夏場の照射量が多い
・冬場には照射量が減る傾向にある
UV-B波は波長が短く、肌の表面にダメージを与える特徴があります。7~8月は照射量がピークを迎え、肌を赤くしたり、黒くしたりします。何もしないでいるとシミやそばかす、乾燥肌の原因となってしまうため、早めのケアが必要になります。
日焼け止めに表示されている「SPF」と「PA」とは
SPFは「Sun Protection Factor」の略で、日差しを浴びた時に、肌に炎症を起こし肌色を黒くするUV-B波を防ぐ効果を表す指数です。日焼け止めを塗った場合、何も塗らない場合と比べてどのくらい肌へのダメージが軽減できるかを示しています。
PAは「Protection Grade of UV-A」の略で、一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせるUV-A波を防ぐ効果を表す目安です。4段階の「+」マークで表示され、「+」の数が増えるにつれ、UV-Aに対する防御効果が高いことを表します。
日焼け止めクリームの効果
ここで、日焼け止めクリームの期待できる効果について紹介します。
日焼けを防ぎながら保湿もできる
クリームタイプの日焼け止めは、保湿性が高く、肌にうるおいを与えてくれるのが最大の魅力です。テクスチャはなめらかでしっとりとした仕上がりです。また、化粧下地として使用できるアイテムも多く、油分も多く配合されているため汗や水にも強い日焼け止めを求めている方にはピッタリでしょう。
過去にスプレータイプやジェルタイプの日焼け止めを使って肌が荒れてしまったという方も、保湿成分が配合されたクリームタイプの日焼け止めを使ってみるのもおすすめです。とくに、乾燥しがちな冬は、日焼け止めクリーム1本で紫外線対策と保湿を同時にできるので、とても便利に使用できるでしょう。
別タイプとの違い
ここで、クリームタイプ以外の日焼け止めタイプについて紹介します。それぞれの特徴をまとめているので、日焼け止め選びの一つの方法として参考にしてみてください。
ミルクタイプ
ミルクタイプは、のびがよく、ムラなく塗り広げられるのが特徴です。水分と油分の配合バランスもいいため、乾燥肌や脂性肌などの方にはおすすめです。また、肌に密着しやすいので、ファンデーションとも相性よく使用できるでしょう。
ジェルタイプ
ジェルタイプは、のびがよく、軽いつけ心地が特徴です。塗った後からサラサラの質感になるため、日焼け止め特有のベタつきは一切気になりません。 また、ムラになりにくいので、顔の凹凸部分から全身のUVケアにも適しているでしょう。白浮きや日焼け止め特有の「きしきし感」が苦手な方やベタつきが気になる脂性肌の方には、とくにおすすめです。
パウダータイプ
パウダータイプには、粉末の「ルースタイプ」と粉を押し固めた「プレストタイプ」があります。メイクの仕上げに重ねれば、紫外線をしっかり防ぐことができるうえ、肌をキレイに演出してくれる効果もあり、化粧直しにも便利です。また、石鹸でもオフできる商品が多数展開されているので、「肌に過度に摩擦や刺激を与えてしまうのが心配」という方にはおすすめです。
スプレータイプ
スプレータイプは、メイクの上からだけでなく、他の日焼け止めでは塗りにくい襟足や背中、足などにも簡単に使用することができる便利アイテムです。製品によっては肌だけでなく髪のUVカットができるものもあります。シュッと吹きつけるだけで広範囲に広がるため、「手軽に塗り直しできる日焼け止めがいい」という方にはおすすめです。
飲むタイプ
飲むタイプの日焼け止めは、紫外線から受けるさまざまな影響を軽減したり、体の内側からケアしたりできるサプリメントタイプの日焼け止めです。 飲むタイプは、あくまで日焼け止め効果を補うサプリメントであるため、他の方法と組み合わせて使用する必要があります。
化粧下地として使えるアイテムは時短に
クリームタイプの日焼け止めなら、ファンデーション前の化粧下地として使用できる製品を選ぶのもおすすめです。日焼け止めを使用するタイミングはメイク時が多いですが、忙しい朝にスキンケアと日焼け止めの使用を面倒に感じている方も少なくないでしょう。
化粧下地機能のある日焼け止めクリームであれば、手間を増やさずに紫外線対策もできます。また、化粧下地機能つきの日焼け止めクリームは、自然な色合いで透明感のある肌に見せることもできるため、肌のトーンアップを願う方にもおすすめです。
日焼け止めクリームの選び方
ここで、日焼け止めクリームの選び方について紹介します。
使うシーンに合わせて選ぶ
日焼け止めクリームのSPF・PAは、ともに数値が大きければ大きいほど日焼けによるダメージを防ぐことができますが、その分肌への負担も大きくなってしまいます。製品によって数値には違いがあり、「いくつも揃えるのはコストがかかる」と思う方もいますが、日焼け止めはシーンに合わせて使用することで、肌への負担が減らせます。
たとえば、少し買い物に行くくらいであるなら「SPF10〜20・PA+~PA++」程度のアイテムを、海のレジャーなど紫外線の強い場所に行ったり、長時間屋外で過ごす予定があるなら「SPF50+・PA++++」のものを選ぶなど、目的や場所に合わせて使い分けるようにしましょう。
敏感肌の方・子供は『ノンケミカル』や『石鹸で落とせるもの』がおすすめ
敏感肌の方や子供は「紫外線吸収剤不使用」や「ノンケミカル」と表示されているアイテムを選ぶことで、肌への負担を軽減した紫外線対策を行うことができます。ノンケミカルは、化学的に合成された「紫外線吸収剤」を使っていない日焼け止めです。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して熱などのエネルギーに変えて放出して肌を守りますが、皮膚刺激になることもあるため、敏感肌の方や子供にはおすすめできません。そのため、敏感肌や子供は、散乱剤が皮膚を覆って紫外線を反射・散乱させてくれるノンケミカルを選ぶようにしましょう。石鹸で落とせるタイプであれば、肌への負担をさらに減らすことができるのでおすすめです。
使う部位に合わせて選ぶ
日焼け止めクリームには顔用・ボディ用・全身用の3種類があります。全身に使えるタイプであれば、顔と体両方の紫外線対策が1本でできるため「使い分けるのは面倒」という方にはおすすめです。ボディ用の日焼け止めクリームは、顔用のクリームと比べて刺激の強い商品が多く、間違えて顔に塗ってしまうと肌荒れを起こしてしまう可能性があるため、使用時には注意しましょう。使う部位に合わせて使用する場合は、商品に記載されている「使用部位」を守ることが大切です。
汗をかきやすい人はウォータープルーフを
一般的な日焼け止めクリームは汗をかくとすぐに落ちてしまい、頻繁に塗り直す必要があります。一方、ウォータープルーフの日焼け止めクリームは汗をかいても落ちにくいので、塗り直しの回数が減るとともに肌への負担も少なくて済みます。海水浴やプールなど、水に濡れるような場所に行くことが多くなる季節は、ウォータープルーフの日焼け止めを選んでみましょう。
価格で選ぶ
日焼け止めクリームには、プチプラからデパコスまでさまざまな種類があります。プチプラであればコストを抑えることができますし、デパコスであれば、値が張る分、紫外線対策以外のスキンケア効果も期待できるでしょう。日焼け止めは、日中もこまめな塗り直しが必要です。どれを選んでいいか分からない場合は、たくさん使っても気にならない価格に注目してみるのもいいでしょう。顔と体兼用の日焼け止めであれば1本で全身のUVカットができるため、「コスト削減&持ち歩きの楽さ」の両方を叶えることもできます。
おすすめの日焼け止めクリーム10選
ここで、おすすめの日焼け止めクリームを紹介します。