「クレイパック」にはさまざまな美容効果があることから、現在注目されています。せっかく使うなら自分の肌質に合ったものや、目的に合ったものを使いたいですよね。
今回は、クレイパックの特徴や選び方、おすすめ商品を紹介します!
クレイパックとは
クレイパックとは、一体どんなものなのでしょうか?
クレイとは、 地底や海底から採れる泥のことです 。クレイは普通の泥に比べ、粒子がとても細かいのが特徴です。その粒子はなんと、20ミクロンという小ささで、肌を優しく洗い上げてくれます。そのため、 クレイの細かい粒子が毛穴の奥深くまで入り込んで、汚れを除去してくれる効果が期待できます。そんなクレイにさまざまな成分を加えペースト状にしたものが「クレイパック」です。
クレイは天然成分なので、採取されたクレイの種類によって効能はさまざまです。そのため、 自分の肌質や、目的に合ったクレイパックを使用しましょう。 そんな、普通の泥とは違う泥を使ったクレイパックには、具体的にどんな効果がもたらされるのでしょうか?
次に、クレイパックの具体的な使用効果について説明していきます。
吸着作用による毛穴の汚れや余分な皮脂の除去効果が期待できる
クレイには吸着作用があり、 毛穴の汚れや余分な皮脂を除去してくれる 効果が期待できます。ですから、毛穴汚れや皮脂汚れによって肌がくすんでいる人に、クレイパックはピッタリなんです。 クレイパックを使えば、汚れが取れて、肌が柔らかくなります。
ミネラル成分による肌の保湿や栄養補給ができる
クレイには マグネシウムや鉄分などのミネラルが、たっぷり含まれています。 そのため、ミネラルが肌細胞を活性化してくれるんです。 クレイパックを使えば、肌に潤いや弾力を与えてくれる効果が期待できます。
血行促進により肌が健康的に輝く
クレイに入っているミネラルには 血行促進効果もあります。 血行が良くなることで、肌がワントーン明るくなる効果が期待できます。
クレイパックは、透明感のある肌を手に入れたい人にこそおすすめなんです。
クレイパックの選び方
クレイパックと言っても、さまざまな種類があって迷ってしまいますよね。そこで、クレイパックの選び方を目的別に紹介していきます。
クレイ成分で目的に合ったパックを選ぶ
クレイパックの選び方の1つ目は、クレイ成分で選ぶ方法です。ここでは目的別に合ったクレイの成分を紹介します。
毛穴の目立たない肌を目指すなら「クチャ」タイプがおすすめ
毛穴汚れや、毛穴の開きが気になる人は「クチャ」が配合されたクレイパックを選びましょう。 「クチャ」は沖縄県でしか採れないため、 とても貴重なクレイと言われています 。さらに、 クチャには珪酸・酸化アルミニウムなどのミネラルが豊富に含まれており,、 肌をクリアに導きます。
クチャには 「雲母、クロライト、スメクタイト、カオリナイト」の4種類の微粒子が含まれています。 これらの粒子はとても細かいため、 毛穴の奥までしっかりとクレイが入り込み、毛穴汚れを綺麗にしてくれるんです。
粒子が荒いクレイでは、毛穴の中まで入り込むことができません。
ですが、クチャが配合されたクレイパックを使えば、毛穴の汚れを綺麗にしてくれるんです。「クレイパックを使ってもなかなか毛穴汚れがキレイにならない」とお悩みの人は、 クチャ配合のクレイパックを使ってみましょう。
敏感肌の人は「カオリン」タイプがおすすめ
敏感肌の人は、「カオリン」が配合されたクレイパックを選びましょう。「カオリン」は粒子がとても細かいため、敏感肌の人におすすめ です。
吸着力も穏やかなので、肌を優しくいたわりながら、汚れを除去してくれます。 カオリン配合のクレイパックは扱いやすく、つけ心地もふんわり優しいため、クレイパック初心者の人にもおすすめです。
乾燥肌にお悩みなら「ガスール」、「モンモリオナイト」タイプがおすすめ
乾燥肌の人は「ガスール」や「モンモリオナイト」が配合されたクレイパックを選びましょう。
ガスールやモンモリオナイトは、保湿力が高いので、乾燥肌に悩んでいる人におすすめ です。
「ガスール」は酸化鉄などのミネラルが豊富に含まれているため、汚れを吸着しつつ、肌に潤いを与えてくれます。
どちらも乾燥肌に悩んでいる人にピッタリですよ。
脂性肌にお悩みなら「ベントナイト」タイプがおすすめ
脂性肌に悩んでいる人は「ベントナイト」が配合されたクレイパックを選びましょう。ベントナイトには皮脂汚れを吸着するパワーに優れているため、 肌のテカリや、ベタつきが気になる人にピッタリ です。
皮脂汚れに効果的なことから、頭皮ケアを目的としたヘアパックにも使われているクレイです。
ライフスタイルに合ったタイプを選ぶ
クレイパックにはさまざまなタイプがあるのを知っていますか?ここでは、クレイパックのタイプを紹介します。
ライフスタイルに合ったタイプを選んでくださいね。
長期保存なら「固形」タイプ
クレイの成分を重視するなら「固形」タイプがおすすめです。最近は溶けやすい粉末タイプも販売されています。 保存期間が長く、持ち運びに便利なのが特徴です。 さらに、自分で水を加えてパックを作るので、 自分好みのテクスチャーに調整できるのも嬉しいポイントです。 しかし、手軽さに欠けるので、手軽にクレイパックをしたい人には向きません。
手間がかかっても、自分に合ったテクスチャーのパックを作りたい人におすすめです。
気軽にできるのは「ペースト」タイプ
固形タイプよりも気軽にできるのは「ペースト」タイプです。ペーストタイプは、パウチやチューブからペーストを直接出してパックするだけでOKです。
しかし、 テクスチャーの調整ができないため、あらかじめ商品のテクスチャーを確認しておきましょう。
手軽にパックしたいなら「シート」タイプ
とにかく手間を省きたい人には「シート」タイプがおすすめです。シートを貼るだけで済むので、気軽にできます。
さらに、パックを洗い流す手間も省けるので、時短にもなります。
シートタイプは薄いため、乾燥しやすいというデメリットがあります。 シートが乾燥してしまった場合、肌も乾燥しているため、しっかり保湿しましょう。
クレイパックの使い方
クレイパックの基礎知識が分かったら、実際に使ってみましょう。ここでは、クレイパックを使ったことがない人のために、クレイパックの使い方を紹介します。
顔全体にクレイパックを広げる
まずは、クレイパックをつける前に洗顔をして肌の表面汚れをあらかじめ落としてから、クレイパックを顔全体に広げましょう。
この時、 ムラなく均一に広げるのがポイントです 。
クレイパックの効果をより実感したい人は、洗顔後に蒸しタオルを顔に乗せて毛穴を開かせると、毛穴の奥深くの汚れも取れやすくなります。
5分から10分おく
クレイパックを顔全体に塗ったら、 5〜10分放置 してください。しかし、パックを使っている時の気温や湿度、環境によって乾く時間が変わってきます。
目安としては、 パックがうっすら乾いている状態が目安となります。
たっぷりのぬるま湯で洗い流す
パックがうっすら乾くまでおいておいたら、たっぷりのぬるま湯で洗い流しましょう。 この時、ゴシゴシ擦りながら洗わないようにしてください。
肌を傷つけてしまう恐れがあります 。 洗い流したあとはお使いの化粧水や乳液、美容液で肌を保湿しましょう。
余分な皮脂や汚れが無くなった肌は、いつもより化粧水の浸透が良いはずです。
クレイパックの効果的な使い方
使用頻度は週に1〜2回がベスト
クレイパックは毎日使うものではありません。 使用頻度が高すぎると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうので、かえって肌荒れに繋がります。
週に1回〜2回、肌のスペシャルケアとして使いましょう 。肌のくすみが気になった時、肌のざらつき、ベタつきが気になった時、日焼けした時はクレイパックを使う絶好のタイミングです。
パックをつける時間は長すぎると逆効果
クレイパックを長くつけるほど、汚れを取ってくれると思うかもしれません。これは逆効果なので、必ず時間を守ってください 。
クレイパックをつける時間が長すぎると、肌に必要な水分まで奪われてしまうのです。
洗い流すタイミングの目安は、表面がうっすら乾いてきて、肌が少しつっぱる感覚がしたら、洗い流しましょう。
パックのタイミングは「入浴中」が効果的
クレイパックを使うのは、入浴中がおすすめ です。なぜなら、 入浴中は血流が良くなっているだけではなく、蒸気によって肌の毛穴が開いているため、クレイパックがより毛穴の奥深くまで吸着してくれるからです。
ただし、クレイパックによっては乾いた肌に使うものもあります。
事前に使用方法や注意事項を確認してください。
【2024年最新】おすすめクレイパック10選
クレイパックを使う時の注意点
クレイパックはお肌のメンテナンスにピッタリですが、いくつか注意事項があります。一体どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
ここでは、クレイパックを使う時の注意点を3つ紹介します。
必ずパッチテストを行う
クレイパックを使う前に必ずパッチテストを行いましょう。 なぜなら、パッチテストをすることで、 クレイパックを使って肌に異常が出ないかあらかじめ確認するためです。 パッチテストの方法は、 腕の内側など目立たない箇所 にクレイパックを少量塗り、時間をおきます。時間を置いて肌に何も異常がなければOKです。
もしも肌に異常が出た場合、直ちに使用を中止してください 。
クレイのような自然由来でできた商品でも、使う人の肌質によって合わないケースがあります。必ずパッチテストを行い、不安な場合は皮膚科の専門医に相談してみましょう。
パックが乾かないようにする
クレイパックは、パックしている時間が長いほど良いというわけではありません。 パックが乾いてしまうほど長時間放置してしまうと、皮膚に必要な水分まで奪われてしまうんです。 それだけではなく、 パックが乾燥すると、肌がピリピリ痛むこともあるので、長時間放置するのは絶対にやめましょう 。
パックを乾きにくくするには、厚めに塗ることです。 塗った後も、こまめにパックに触れて、乾燥していないかチェックしてください。
パック後のケアを怠らない
クレイパック後の肌は、余分な皮脂が吸着された後なので、どうしても肌が乾燥しがちです。 クレイパックを使用した後は、使っている化粧水や乳液、美容液を使って保湿をしてください 。 しっかり保湿をすることで、乾燥からくる肌トラブルを予防できます。 冷暖房が効いた部屋は特に肌が乾燥するので注意が必要です。
洗顔との併用は避ける
洗顔をしてすぐにクレイパックを使用すると、 肌に本来備わっていなくてはならない皮脂まで吸着されてしまい、肌が乾燥してしまいます。 クレイパックを使う時、洗顔は避けてください 。どうしても洗顔も行いたい場合は、数時間空けるようにしましょう。
まとめ
今回はおすすめのクレイパックを紹介しました。クレイパックは、肌に付着した汚れを吸着し、毛穴の奥深くの汚れまで取ってくれる今注目のパックです。さらに、肌に潤いも与えてくれるので、週に1回のスペシャルパックとして注目されています。
クレイパックを選ぶ時は、クレイ成分が自分の肌タイプに合っているか、しっかり確認するのが大切です。今回紹介した商品を参考に、ぜひ自分にピッタリのクレイパックを見つけてみてください。