「40代におすすめの基礎化粧品はどれ?」「そもそも基礎化粧品ってどう選べばいいの?」など、基礎化粧品選びで困っている40代の方はいませんか?
この記事では、 40代におすすめの基礎化粧品をはじめ、選び方や美肌を作るコツ などについて紹介します。ぜひ参考にして、自分の肌に合った基礎化粧品を見つけてみてください。
40代の肌質の特徴
40代になると加齢に伴う肌の老化や女性ホルモン量の低下によって、スキンケアをしていても肌年齢を感じやすくなります。細胞の働きが弱まることで、 乾燥・シワ・たるみ などが目立つようになるため、それを防ぐためにも毎日のスキンケアは欠かせません。肌が変化するのは自然なことです。今以上に美しい肌にするためにも、年齢や肌状態に合わせたスキンケア商品を選びましょう。
基礎化粧品とは?
基礎化粧品とは、一体どのようなアイテムを指すのでしょうか?「何となく知っている」という方は多いと思いますが、ここで、基礎化粧品に含まれるもの、役割について説明します。
基礎化粧品に含まれるもの
基礎化粧品に含まれるのは、以下のアイテムです。
・クレンジング剤
・洗顔料
・化粧水
・導入美容液
・美容液
・乳液
・クリーム
・パック
・シートマスク
メイクで使用する 化粧下地やファンデーション、コンシーラーやマスカラなどの化粧品 は、基礎化粧品に含まれません。
基礎化粧品の役割とは
基礎化粧品は、 美しい肌を保つための土台づくり を担うアイテムです。クレンジングや化粧水など使用するアイテムによって役割は異なり、正しく使うことで、乾燥やベタつきのような肌トラブルを解消へと導いてくれます。メイクで肌トラブルを隠すのもキレイな肌に見せるための方法ですが、基礎化粧品を適切に使用して肌の状態を整えることもキレイな肌に見せることに繋がりますし、何より、「スキンケアの基本」でもあります。
40代の基礎化粧品の選び方
ここで、40代にピッタリな基礎化粧品の選び方について紹介します。
できるだけ高保湿なものを選ぶ
シワやたるみは、「乾燥」が原因で悪化するため、 保湿力が高い 基礎化粧品を選ぶようにしましょう。保湿成分には、肌にうるおいを与えてくれる水溶性の保湿成分と、肌のうるおいを長くキープしてくれる油溶性の保湿成分があります。以下、水溶性の保湿成分です。
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・アミノ酸
・グリセリン
以下、油溶性の保湿成分です。
・セラミド
・シアバター
・ワセリン
・レチシン
購入する場合は、パッケージの裏を見て、複数の保湿成分が配合されているかをチェックしてみてください。
肌悩みに合わせたケアが期待できる成分を選ぶ
肌悩みに合わせたケアが期待できる成分が配合されているかどうかも、基礎化粧品選びでは大切です。それぞれの肌悩みに適した成分は、以下のとおりです。
・シミ/くすみ:ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、コウジ酸、ナイアシンアミド
・シワ:ナイアシンアミド、レチノール、ライスパワーNo.11+
・たるみ:ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、レチノール、ヒアルロン酸
・毛穴の開き:ビタミンC誘導体、ツボクサエキス、アーティチョークエキス
・毛穴の詰まり:グリコール酸、乳酸
・肌荒れ/ニキビ:グリチルリチン酸2K、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール
シミやくすみはメラニンが原因なので、 メラニンの生成を抑える成分 がおすすめです。たるみには、肌にハリを与える成分を、毛穴の開きには皮脂の分泌を抑える成分や肌を引き締める成分が向いています。毛穴の詰まりには、ターンオーバーを促進させ余分な角質を取り除く成分を、肌荒れやニキビには、抗炎症成分や殺菌成分が適しています。
使い続けられる価格帯で選ぶ
基礎化粧品は毎日使うものなので、 無理なく続けやすい価格 の商品を選ぶことも大事です。高級感がありとても品質が良いデパコス商品であっても、使い続けることで家計を圧迫してしまう可能性があります。選ぶ際は、自分の予算内で、肌に合った基礎化粧品を選ぶようにしましょう。
使い心地で選ぶ
使い心地に注目してみるのも、 毎日ストレスなく使う ための秘訣です。「いつ使うのか」「香りや感触は好みか」など、心地よく使える商品を見つけてみましょう。
使う季節を考慮して選ぶ
基礎化粧品を購入する際は、使う季節に考慮して選んでみましょう。ここで、季節ごとのおすすめの選び方について紹介します。
春におすすめの選び方
春は寒暖の差が激しく、安定しない気候が続く季節です。また、空気の乾燥や花粉症などのアレルギー、紫外線量の増加など、肌がゆるぎがちな季節でもあるため、いつも使用している基礎化粧品だと肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。春の基礎化粧品は 保湿が大切 です。
保湿力の高い柔らかな質感のクリームや、低刺激な基礎化粧品を選ぶと良いでしょう。外出時には、日焼け止めを使用するなどの紫外線対策も忘れてはいけません。
夏におすすめの選び方
夏は皮脂や汗の量が増えるので しっかりオフして、その後保湿 することが大切です。夏のケアを怠ってしまうと、シミやシワ、たるみなど肌の老化に繋がってしまう可能性があります。ビタミンCやコラーゲンが配合されている商品や美白効果のある美容液、皮脂をしっかりと落としてくれる洗顔料などを選びましょう。
また、紫外線への対策を考えたUV効果のある化粧下地や日焼け止めクリームを合わせると尚良いです。
秋におすすめの選び方
秋は夏に受けたダメージが一気に出やすい季節です。また、気候の変化によって自律神経が乱れやすくなり、代謝が正常でなくなる場合もあります。しっかりと対策をしないと、冬に肌の疲れがどっとでてしまう可能性があるため、ケアは怠らないようにしましょう。
秋は、 美白効果のある保湿力の高い化粧水や乳液、毛穴の汚れをしっかりと落とすオイル洗顔 などがおすすめです。ハーブティやアロマの香りなど、リラックスできるアイテムを併用させるのも、秋の夜長にはありです。
冬におすすめの選び方
冬は空気も乾燥し、暖房器具の使用によって、さらに乾燥した環境が肌に負担を与えてしまう季節です。代謝も悪くなってしまうので、肌の老廃物が蓄積されやすくなってしまいます。そんな冬には 高保湿クリームやオイル などで乾燥から肌を守るようにしましょう。
迷ったら「医薬部外品」に注目してみるのもあり!
「結局どの基礎化粧品を選べば良いのか分からない」と迷った際は、医薬部外品や薬用と記載されている基礎化粧品を選んでみましょう。医薬部外品や薬用と記載されている商品には、 厚生労働省が効果を認めた有効成分が規定量配合 されています。化粧品よりも高い効果が期待できるので、迷った際は、医薬部外品や薬用の記載を確認してみてください。
40代のおすすめ基礎化粧品10選
ここからは、40代におすすめの基礎化粧品を紹介していきます。
スキンケアの正しい使用順は?
ここで、スキンケアの正しい使用順について紹介します。朝と夜に分けて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
朝のスキンケア方法
朝のスキンケアは、以下の手順で行います。
①洗顔
➁化粧水
③美容液
④乳液・クリーム
朝のスキンケアは、 就寝中に付着した汚れや皮脂を落とし、日中の外部刺激から肌を守る ために大切です。乾燥が気になる場合は、乳液とクリームを併用し、乳液から先に塗りましょう。日焼け止めや化粧下地は、汚れをしっかりと落としたうえで保湿を入念に行った後に使うことにより、メイクのノリがよくなります。
夜のスキンケア方法
夜のスキンケアは、以下の手順で行います。
①クレンジング
➁洗顔
③化粧水
④美容液
➄乳液・クリーム
夜のスキンケアは、メイクの汚れをしっかりと落として、 日中に受けたダメージをケア するために行う大切な時間です。乾燥が気になる場合は、乳液とクリームの併用以外にも、パックやシートマスクを使ったスペシャルケアをプラスするのも良いでしょう。
美肌を作るスキンケアのコツ
ここで、美肌を作るためのスキンケアのコツについて紹介します。
洗顔
まずは、洗顔です。洗顔は以下の点に注意しながら使用しましょう。
・肌に無駄な負担を与えないよう 35度前後のお湯 で洗う
・クレンジングは摩擦を起こさないように、優しくメイクに馴染ませながら洗い流す
・洗顔は摩擦を減らすために、しっかりと泡立て、泡でなでるようになじませる
・洗顔後は清潔なタオルで、ゴシゴシ擦らないように顔に押し当てて水気をとる
・洗浄力が強すぎない商品を選ぶ
化粧水
次に、化粧品です。化粧品の使用のコツは以下のとおりです。
・洗顔後は水分の蒸発を防ぐために、 できるだけ早く化粧水 をつける
・コットンを使用する必要がある化粧品以外の場合は、手で使うようにする
・化粧水をつける前に手の温度で軽く温め、数回に分けてなじませる
・肌に化粧水をなじませたら、浸透を高めるために、最後に手のひらでハンドプレスをする
美容液
次は、美容液です。美容液の使用のコツは以下のとおりです。
・美容液も使う際は、手の温度で軽く温め、数回に分けでなじませる
・つける際は、 悩みのある部分から擦らないよう に優しくつける
・最後に、浸透を高めるために、手のひらで顔全体を包み込むようにハンドプレスする
乳液・クリーム
次は、乳液・クリームです。乳液・クリームの使用のコツは以下のとおりです。
・使う前に、手の温度で軽く温め、顔全体に優しくなじませる
・つける際は、乾燥する部分から擦らないようにやさしくなじませる
・とくに乾燥が気になる 目元や口元は重ねづけ をして、保湿する
・最後に、浸透を高めるため、手のひらで顔全体を包み込むようにハンドプレスする
スペシャルケア
次は、スペシャルケアです。スペシャルケアは週に一度程度行いましょう。
・週に一度の角質ケアとして「スクラブ剤配合の洗顔」または「ピーリング剤の配合された化粧水」を使用する
・保湿ケアのスペシャル版として、週に一度ほどシートパックを使用する
・顔用の マッサージクリームを使用して緊張をほぐす ようにマッサージする
基礎化粧品のよくある質問
ここで、基礎化粧品のよくある質問と回答を紹介します。
基礎化粧品はライン使いのほうがいい?
基礎化粧品は、基本的にライン使いしなくても良いですが、できれば揃えて使用した方が良いです。何故なら、同じブランドであれば、 テクスチャや成分の組み合わせなどの相性が良い からです。ただし、スキンケアにかけられる予算は人それぞれなので、予算に厳しかったり、欲しい成分が配合されていなかったりした場合は、無理に揃える必要はありません。
40代のスキンケアにオールインワンはおすすめしない?
自分の肌悩みにアプローチできる商品であれば、40代であっても時短のために使用することは悪くありません。朝は忙しいからオールインワンに、夜は時間があるから美容液やクリームを使って念入りになど、 バランスよく取り入れると良い でしょう。ただし、商品に配合されている美容成分や保湿成分はしっかりとチェックしてください。
40代の若見えメイクのコツは?
40代の若見えメイクのコツは、血色の良いナチュラルメイクです。パーツ別にやり方をコツを紹介します。
化粧下地
化粧下地は、肌色の補正効果のある明るい色を選択して 色むらやくすみをカバー しましょう。保湿成分が配合されているとツヤ感もプラスされます。額・両頬・鼻先・顎先の5箇所に乗せて、スポンジや指で中心から外側に伸ばしていくのが基本のやり方です。
ファンデーション
40代には、ツヤが出やすい クリームタイプやクッションファンデーション などがおすすめです。頬→額→顎の順番に塗り、最後に鼻や目周りなどの細かい部分を塗っていきましょう。スポンジなどを使い、顔の中心から外側に向かってのばすのが基本のやり方です。
コンシーラー
気になるシミやクマは、コンシーラーでカバーしましょう。気になる部分にコンシーラーを乗せたら、薬 指の腹を使ってトントンとやさしくなじませる のが基本のやり方です。シミの場合は、コンシーラーを乗せた部分の縁をなじませるとうまくカバーできます。また、 コンシーラーを塗った後にフェイスパウダーを全体につけることで、ヨレや崩れを防止することができます。
アイブロウ
アイブロウは、やり方によっては、不自然なメイクになったり老けて見えたりするので注意が必要です。ナチュラルに仕上げるためにも、アイブロウブラシで 中央部分→眉尻 の順番で描きましょう。最後に眉頭を描くときは、ブラシに残ったパウダーで仕上げるのが基本です。眉毛全体が同じ濃さだと不自然に見えがちなので、グラデーションを意識してみると良いです。
アイシャドウ
アイシャドウは、顔色がよく見える色を選びましょう。ピンクベージュやオレンジベージュなど、 血色に近い色 はナチュラルメイクにはおすすめです。チップなどでアイホールに明るい色を塗り、二重幅に中間色を塗ります。チップでアイシャドウの境目を左右に動かし、綺麗なグラデーションをつくるのが、基本のやり方です。
アイライン
アイラインは、基本的にまつげの隙間を埋める程度の細さにした方が良いです。リキッドアイライナーなどで まつげの隙間を塗りつぶすように塗っていく のが基本のやり方です。アイラインを引くのが苦手という方は、目を開けたまま、アイライナーを横に寝かせて小刻みに動かすと簡単に塗れます。40代のナチュラルメイクの場合、目尻にアイラインは出さなくてもOKです。
マスカラ
40代の目元をナチュラルに大きく見せるためにも、マスカラは外せません。まつげの根元から毛先に向かって ジグザグに動かしながら つけるのが、基本のやり方です。つける際は、ダマにならないように注意しましょう。
リップ
リップは、唇全体ではなく上下とも 中心部だけオーバーに塗り 、口角から自然につなげるのがポイントです。ふっくらした質感の唇は、若く見えるだけでなく、40代女性の魅力も引き出してくれます。
基礎化粧品を正しく使って40代の美肌を手に入れよう!
40代におすすめの基礎化粧品や選び方、美肌を作るコツなどについて紹介しました。40代になると加齢に伴う肌の老化や女性ホルモン量の低下によって細胞の働きが弱まり、乾燥やシワ、たるみなどが目立つようになります。基礎化粧品は、 美しい肌を保つための土台づくり を担うアイテムなので、自分の肌状態に合った商品を正しく使用すれば、肌悩みを解消できるでしょう。今回紹介した基礎化粧品を参考に、ぜひ40代の美肌を手に入れてみてください。