いろいろな要因が組み合わさって繰り返すニキビ肌。思春期にできるイメージが多いですが、大人ニキビで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
大人のニキビ肌は、乳液の選び方も大切。乾燥する大人の肌は、乳液をしっかり使うことでニキビの予防につながります。
しかし、ドラックストアで気軽に買える商品からデパコスまで様々な商品があり、どの商品が良いのか迷ってしまいますよね。
この記事では、ニキビ肌に悩んでいる人におすすめの乳液を紹介します。選び方や正しい使い方なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ニキビ肌の悩みは?
大人のニキビ肌は治りづらく、急に現れたニキビや繰り返すニキビに悩んでいる人も多いはず。誤った情報でさらに悪化させないためにも、大人ニキビの原因を知ることが大切です。
思春期のニキビとは異なる原因で発生しています。特徴を理解して、大人ニキビに合ったケアを取り入れましょう。
何でニキビ肌になるの?
ニキビができる原因は、皮脂の過剰分泌からストレス・睡眠不足による外的要因まで様々。思春期にできるニキビと大人ニキビは原因が異なるので、肌の状態にあった乳液を選ぶことが大切です。
思春期ニキビと大人ニキビそれぞれの特徴を解説します。
思春期ニキビの原因
思春期ニキビの主な原因は、「皮脂の過剰分泌」。ホルモンの影響で余分な皮脂が分泌されることで毛穴が詰まってニキビが発生します。
皮脂の分泌が多いので、油分の少ない乳液やさっぱりとした仕上がりの乳液がおすすめです。
大人ニキビの原因
大人ニキビは思春期ニキビとは異なり、乾燥肌や生活習慣などが複雑に絡み合って発生します。
皮脂が多いように感じても実は乾燥肌であることも多く、保湿を充分に行わないことで余計な皮脂が分泌されていることも。大人のニキビ肌は、しっかりと保湿することが大切です。
また、ストレスや睡眠不足によって肌のターンオーバーが乱れて肌状態が悪化していることが原因となっている可能性も。肌のケアだけでなく、生活習慣の改善もポイントです。
ニキビを繰り返す理由
肌状態が乱れているとニキビを繰り返す原因となります。
大人の肌は乾燥や古い角質の影響で乱れがち。肌のバリア機能が低下した状態となっています。
肌を良い状態で保つには、日頃から肌ケアをすることが大切です。肌の水分をキープするためにも、乳液による保湿をしっかりと行いましょう。
ニキビ肌に合う乳液の選び方
ニキビ肌用の乳液は、配合成分や油分などをチェックすることが大切。次のポイントをチェックして、ニキビ肌に合った乳液を選びましょう。
油分と保湿の配合バランスをチェック
皮脂の過剰分泌でできる思春期ニキビとは異なり、大人ニキビは乾燥肌が原因となり発生しているケースが多くあります。
乾燥した大人の肌は、油分を抑え過ぎないことも大切。オイルフリーの商品ではなく、油分と水分のバランスの良い商品を選びましょう。
低刺激な乳液を選ぼう
ニキビができている時は、肌のバリア機能が低くなっている状態。不安定な肌に刺激を与えるのはNGです。
ニキビ肌に使用する乳液は、肌への刺激が強いアルコールやパラベンが配合されていない低刺激の商品がおすすめ。ニキビの元となるコメドのできにくさを検証したノンコメドジェニックテストや、刺激の強さを検証したパッチテストを行った商品もあるのでチェックして見ましょう。
ニキビの予防成分をチェック
ニキビ肌用の乳液は、有効成分をチェックすることが大切。
抗炎症効果のある「グリチルリチン酸ジカリウム」「グリチルレチン酸ステリアル」や、殺菌作用のある「イソプロピルメチルフェノール」「サリチル酸」の含まれた商品をチェックしてみましょう。
しかし、大人のニキビ肌には殺菌成分の使いすぎは負担がかかる可能性も。使用頻度や化粧水やスポットケア用品とのバランスも大切です。
保湿成分もチェックしてみて
ニキビは皮脂の過剰分泌だけでできているわけではありません。特に乾燥しやすい大人のニキビ肌を予防するには保湿も重要なケア方法。
肌が乾燥すると肌のバリア機能の低下によって起こる肌荒れや、余分な皮脂分泌の原因にもなります。「ヒアルロン酸」や「セラミド」といった保湿成分の含まれたニキビ肌用乳液を選ぶことが大切です。
大人のニキビ肌に適した乳液の特徴は?
次に、大人のニキビ肌に適した乳液の特徴を紹介します。ぜひ乳液を選ぶ際の参考にしてください。
水分補給と油分のバランスをチェック
大人ニキビには、水分と油分のバランスが合った商品を選ぶことが大切。油分が少な過ぎると乾燥によって余計な皮脂が分泌され、逆に油分が多過ぎるとニキビを増やしてしまう原因となります。
クリームに近いこってりとしたテクスチャーの商品は油分が多い場合が多く、ニキビ肌に悩む人にはあまりおすすめできません。肌質や好みにもよりますが、さらっとしたテクスチャーのさっぱり〜しっとり程度の仕上がりをイメージして選びましょう。
バリア機能を高める成分
肌のバリア機能が低下すると水分の維持が難しくなり、乾燥肌につながります。乾燥肌はニキビ肌や肌荒れの原因となるので、肌のバリア機能を高める成分を取り入れることが大切です。
「セラミド」や「アミノ酸」は肌に必要な成分を補い、肌のバリア機能を高めてくれる成分。毎日のスキンケアに取り入れて肌の調子を整えることで、ニキビの気にならない健康な肌へと導きます。。
ホルモンバランスも意識しよう
ホルモンバランスも大人ニキビの原因となります。
生理の約2週間前に増える「黄体ホルモン」は皮脂の分泌を増加させるはたらきがあるため、状況に応じて乳液を使い分けることも大切です。
また、男性ホルモンである「コルチゾール」の増加も大人ニキビの原因のひとつ。コルチゾールは女性でも分泌され、特にストレスによって分泌量が増加します。日々のストレスを溜めない工夫も大切です。
ニキビ肌におすすめの乳液ランキング10選
様々な要因が絡み合う大人ニキビ。ニキビ肌を予防するには、ニキビ肌に合った乳液を使うことが大切です。
次に、ニキビ肌の予防におすすめの乳液を紹介します。
ニキビ肌に合ったスキンケア方法は?
ニキビ肌を予防するには、正しいスキンケアを毎日の生活に取り入れることが大切。乳液の選び方ももちろん大切ですが、スキンケアの仕方でニキビ肌の悪化や改善につながります。
次に、ニキビ肌に合ったスキンケア方法を紹介します。
正しい方法で洗顔をする
繰り返すニキビ肌は、誤った洗顔でニキビ肌を悪化させている可能性も。ニキビ肌を予防するには、正しく洗顔をすることが大切です。
次に、正しい洗顔方法を解説します。日々の洗顔に取り入れてみましょう。
洗い過ぎない
過度な洗顔による刺激は、大人ニキビを悪化させる原因に。洗顔をし過ぎると肌に刺激を与えてニキビ跡になりやすいだけでなく、乾燥を引き起こし肌のバリア機能の低下にもつながります。
洗顔料はしっかりと泡立ててやさしく包み込むイメージで洗いましょう。ニキビのできやすいあごやフェイスライン・おでこから泡をのせることで、顔全体をバランス良く洗いあげることができます。
汚れをしっかりと落す
日中のメイクやほこりは毛穴に詰まりやすく、肌が荒れた状態となっています。帰宅後はすぐにクレンジングと洗顔を行うことが大切です。
特にファンデーションには油分が多く含まれるので、ニキビ増殖の大きな原因に。毛穴に詰まった汚れをしっかりと落としましょう。
メイク汚れをしっかりと落すには洗顔前のクレンジングが大切。肌への摩擦や負担を抑えたミルクタイプやジェルタイプの商品の使用がおすすめです。
クレンジングを肌になじませた後は、洗い流す前にしっかりと乳化することも大切なポイント。乳化をすることで、毛穴から汚れを浮かせて絡み取ってくれます。
ぬるま湯で洗い流す
クレンジングを洗い流す時や洗顔する時は、人肌程度のぬるま湯がおすすめ。肌への負担を抑え、汚れや洗顔料をしっかりと洗い流してくれます。
熱過ぎる温度での洗顔は肌に刺激を与え、冷た過ぎると汚れが落ちづらくなるので、クレンジングと洗顔は温度調整が重要なポイントです。
肌の水分補給が重要
皮脂が多いように見えても、大人の肌の内側は乾燥している状態。化粧水で水分をしっかりと補給してあげることが大切です。
特に洗顔直後の肌は水分が蒸発しやすいので、すぐにケアを始めることが大切。推奨されている量をしっかり守り、肌の乾燥を防ぎましょう。
水分を乳液で閉じ込めよう
大人のニキビ肌には乳液の使用も重要なポイント。乾燥しがちな大人の肌は、皮脂の分泌が多いと思って乳液を控えると、余計な皮脂を分泌してしまいます。
ニキビができている時でも乳液による保湿をしっかりと行い、肌を良い状態に保つことが大切。肌の水分を保つためにも、推奨された量を守って使用しましょう。
スペシャルケアも大切
毎日のケアだけでなく、週に1〜2回のスペシャルケアを取り入れることも大切。スポット美容液やマスクなど、肌悩みに合ったケア用品を取り入れてみましょう。
ニキビの根本にアプローチするには、ポイントでケアできるニキビ用のクリームもおすすめです。
誤ったニキビ対策に気をつけて
ニキビ対策と思ってしていても、余計に悪化させてしまうことも。次のありがちなニキビ対策に気をつけましょう。
マスクでニキビを隠す
ニキビを隠すためのマスクはできるだけ控えたいニキビ対策。
マスクが肌に触れることによるニキビへの刺激やムレることによる雑菌の増加が、ニキビ悪化の原因となります。
外出時に日焼け対策をしない
肌への刺激を考えてできるだけ何もつけないことを選んでいる人も少なくないはず。しかし、外出時は日焼け止めだけでも使用することが大切です。
紫外線に触れるとニキビが色素沈着する原因となります。夏以外や曇りの日でも紫外線対策はしっかりと行いましょう。
メイクを重ねてニキビをカバーする
ニキビができると、どうしてもメイクでカバーしたくなりますよね。しかし、メイクの重ねすぎはニキビ悪化の原因に。特にリキッドファンデーションには油分が多いためニキビの栄養となってしまいます。
メイクでニキビを隠したい場合は、油分の少ないパウダーファンデーションの使用やニキビパッチの上からのメイクがおすすめです。
ライフスタイルも肌荒れ改善のポイント
スキンケアに力を入れることも大切ですが、ニキビ肌を根本から予防するには体の内側から改善する必要があります。
次の生活習慣のポイントを見直し、内側から綺麗な肌を目指しましょう。
栄養バランスの良い食事を心がけよう
肌の調子を整えるには、栄養バランスの良い食事が大切。偏った食生活は、肌の不調にもつながります。
肌細胞を作るたんぱく質や、コラーゲンの元となり保湿効果のあるビタミンCなど、バランスの良い食事を心がけましょう。
ストレスはニキビ肌の悪化の原因
ストレスはニキビ肌を悪化させる原因のひとつ。日常生活でストレスを溜め過ぎないようにしましょう。
ストレスを発散できる方法を知っておくことも大切です。
睡眠の質も大切
ニキビ肌を予防するには、質の良い睡眠をたくさんとることが大切。睡眠中は肌のターンオーバーを促してくれるので、肌の調子を整える時間となります。
睡眠時間の時間の長さだけでなく、質の良い睡眠をとることが重要。睡眠の質を上げるためにも、次のことを意識してみましょう。
・ストレッチ
・寝る前の携帯やパソコンの使用を控える
・ぬるいお風呂にしっかりとつかる
・カフェインを控える 夕飯を食べ過ぎない
ニキビ肌に合った乳液の正しい使い方は?
ニキビ肌に良い乳液でも、誤った使い方では効果を充分に発揮できません。正しく使うことで、より効果を実感できます。
次に、乳液の正しい使い方を紹介します。
正しいスキンケアの順番
スキンケアの正しい順番は、化粧水・美容液・乳液・保湿クリームの順。
乳液の役割は、化粧水と美容液で肌に与えた水分を閉じ込めること。油分で肌の表面に膜をはり、水分の蒸発を防いでくれます。
肌が乾燥すると肌トラブルの原因となるので、水分にしっかりと蓋をすることが重要です。
適切な使用量を守る
乳液は、量が少なすぎるのもNG。商品によっても異なりますが、適量は10円玉程度です。使用量を守ることでうるおいを保つことができます。
手に取ってしばらく手のひらで温めることで肌への浸透率が高くなるので、すぐ使用するのではなく10秒ほど待ってから肌にのせましょう。
顔の中心から外側に広げる
顔の中心から外側に向かって円を描くようにやさしくなじませましょう。中心から伸ばすことで顔全体に乳液が行きわたり、バランス良く保湿をすることができます。
口元や目元などの乾燥が気になる部分には重ねづけがおすすめです。
ニキビ肌用乳液のよくある質問
次に、ニキビ肌についてよくある質問を紹介します。
大人ニキビにおすすめの乳液は?
大人の肌におすすめの乳液は、保湿成分が含まれた商品。乾燥しやすい大人の肌は、保湿をしっかりと行うことが大切です。
保湿を行うことで、肌を健やかに保ち、肌のバランスを整えることが可能になります。
ニキビ肌用の乳液って何が違うの?
ニキビ肌用の乳液は、通常の乳液と比べて肌にやさしい商品やニキビに効果のある有効成分が含まれた商品が多くあります。
アレルギーテストやノンコメドジェニックテストが実施された商品も多いので、肌への刺激が気になる人にもおすすめです。
大人ニキビができている時に乳液を使っても大丈夫?
問題ありません。ニキビができている時でも乳液による保湿は大切。化粧水のみでは保湿は十分とは言えません。
また、化粧水のみのケアだと水分と油分のバランスが崩れるため、余計な皮脂をつくりだす原因となります。乳液による保湿までしっかり行い、肌の状態を整えましょう。
乳液を正しく使ってニキビ肌をすへすべ美肌に
大人のニキビ肌は、乾燥やホルモンバランスなど様々な要因が絡み合った状態。大人の肌に合ったスキンケアをする必要があります。
乳液を控えるのではなく、乳液による保湿をしっかり行うことが大切。肌の水分と油分のバランスを整え、調子の良い肌を保つことでニキビの予防につながります。
正しいスキンケアや乳液の使用方法・生活習慣のポイントを押さえ、ニキビ肌をすべすべな美肌へ導いていきましょう。