「最近肌がゴワゴワする」「毛穴の詰まりやざらつきが気になる」など、肌のごわつきや毛穴汚れが気になって、拭き取り化粧水の使用を考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、拭き取り化粧水は種類も多いため、どの商品を選んだら良いのか迷ってしまいますよね。
拭き取り化粧水は、上手に活用することで毛穴の目立ちにくいつるんとした肌が目指せるアイテムですが、肌質や目的など自分に合ったものを選ぶことが大切です。
この記事では、数多くある拭き取り化粧水の中からおすすめできる商品を厳選して11商品紹介します。正しい選び方や効果的な使い方も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
拭き取り化粧水の役割は何?効果や普通の化粧水との違い
拭き取り化粧水とは、クレンジングや洗顔だけでは落ちにくい肌の汚れが除去できるスキンケアアイテムのことです。
毎日クレンジングや洗顔をしっかりしていても、肌には古い角質や落としきれない汚れが残っている場合があります。そんなときには洗顔後に拭き取り化粧水を取り入れることで、古い角層や残ってしまった汚れをすっきり簡単に落とせます。
拭き取り化粧水と普通の化粧水、それぞれの期待できる効果や違いは以下のとおりです。
拭き取り化粧水 | 普通の化粧水 | |
役割や期待できる効果 | 古い角質を取り除き、肌の健やかに保つ 古い角質を取り除くことで、化粧水が角質層へ届きやすくするブースターの役目もある |
肌を保湿する 水分や油分を与えることで、皮脂のバランスを整える |
使用方法 | コットンやシートなどでやさしく拭き取る | ハンドプレスなどで浸透させるようになじませる |
成分 | 肌の汚れや角質を取り除く目的に合わせた成分 | 肌の保湿を目的にした成分 |
普通の化粧水は、洗顔や入浴などで失われた水分を補給して肌を乾燥から守る役割があります。その一方で拭き取り化粧水は、肌表面や毛穴に残った汚れ、古い角質や角栓を取り除くなどの役割をもっています。使用目的としては、肌の汚れや角質を取り除くため以外にもフェイスマッサージでクリームやオイルを塗ったあとの拭き取りで使用したり、次に使う化粧水の浸透力を高めたりする目的の場合もあります。
見た目は同じような化粧水のため間違えやすいですが、役割や使い方などに違いがあるため目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。
拭き取り化粧水を選ぶときに大切な4つのポイント
拭き取り化粧水と一言でいっても種類が多く、どの拭き取り化粧水が自分に合うのかが分からないという人も多いようです。肌質や目的など、拭き取り化粧水を選ぶときにおさえておきたい大切なポイントは4つあります。以下で順番に紹介しますので、ぜひ商品選びの参考にしてください。
「乾燥肌」「オイリー肌」「敏感肌」肌質にあったものを選ぼう
拭き取り化粧水を選ぶときに大切なのは、自分の肌質に合うアイテムを選ぶことです。肌質に合わないアイテムを使用してしまうと、肌に刺激を与えてしまったりうまく汚れを落とせなかったりすることもあります。乾燥肌、オイリー肌、敏感肌それぞれ自分の肌質に合わせて、以下のような観点で選ぶと良いでしょう。
・乾燥肌:アルコールの含有量が少なく、保湿成分が豊富でとろみのあるテクスチャーのもの
・オイリー肌:皮脂が落としやすいアルコール配合で、さらっとしたテクスチャーのもの
・敏感肌:アルコールフリーや防腐剤不使用で刺激を感じにくいもの
乾燥肌の人は、保湿成分が多く配合されているものを選ぶのがポイントです。保湿力の高い成分には、ヒアルロン酸やセラミド、トレハロースなどがあります。とろみのある拭き取り化粧水の多くは、潤いの膜をつくる成分が配合されています。そのため肌表面から水分が蒸発しにくく、ツッパリ感を軽減できるんです。さらに、肌に摩擦を起こしにくく、なめらかにやさしく拭き取れるのもメリットといえます。
オイリー肌の人は、皮脂をすっきり落とせるアルコール配合のものを選ぶのがおすすめです。ニキビが気になる人は、ニキビの原因とされているアクネ菌の増殖を防ぐ成分や炎症を抑える成分を配合した薬用化粧品を選ぶのも良いでしょう。例えば、イソプロプルメチルフェノールやグリチルリチン酸ジカリウムが代表的な成分です。また、フルーツ酸や乳酸などが配合されているものは、過剰な皮脂で毛穴詰まりや角栓が気になる人にもおすすめです。
敏感肌の人は刺激になりそうな成分は避けて、低刺激なものを選びましょう。エタノールやエチルアルコールと表記されていないアルコールフリーのタイプや、防腐剤として配合されているパラベン、界面活性剤においても刺激になる可能性があるため、避けた方が良い成分です。さらに、AHAやBHAなどピーリング成分も刺激になりやすいため、入っていないか確認しておくと良いでしょう。敏感肌の人が初めて使用する際は、刺激になりそうな成分が入っていなくてもまずは少量を顔の一部だけに使用するなど様子を見ながら使用するとトラブルを未然に防止できます。
リキッドとシートどちらが良い?使いやすいタイプを選ぼう
拭き取り化粧水は、一般的にリキッドタイプとシートタイプの2種類に分かれています。それぞれに特徴やメリットデメリットがあるため、比較して自分の使いやすいタイプを選ぶことがおすすめです。リキッドタイプとシートタイプの特徴を、以下にまとめました。
リキッドタイプ | シートタイプ | |
使用方法 | ・毎回リキッドをコットンに含ませてから使用する | ・すでに拭き取り化粧水が含まれているシートを取り出して使用する |
メリット | ・使用量を自分で調整できる ・シートタイプに比べて価格が安い ・お得な大容量サイズも多い |
・シートを取り出すだけですぐに使える ・旅行など持ち運びに便利 ・角質が取れやすいように形状を工夫したシートもある |
デメリット | ・コットンの用意が必要 ・拭き取り化粧水をコットンに含ませる手間がある |
・リキッドタイプに比べて価格が高い |
家でじっくりスキンケアをしたい人はリキッドタイプ、旅行や出張が多い人、時短ケアをしたい人はシートタイプがおすすめです。好みやライフスタイルに合わせて、自分の使いやすいタイプを選びましょう。
目的にあったものを選ぼう
拭き取り化粧水を選ぶときには、目的に合わせて選ぶことも大切です。主に以下2つの目的に合わせた拭き取り化粧水があります。
・角質ケア:肌のごわつき、化粧水の浸透が良くない、化粧のノリが悪いと感じている人
・毛穴ケア:毛穴汚れや黒ずみが気になる人
加齢や肌の乾燥などさまざまな理由から、ターンオーバーが乱れて古い角質が残っていると肌がゴワゴワしたり、化粧水の浸透が悪いと感じることがあります。その場合には、角質をやわらかくする成分が入っている拭き取り化粧水が役立ちます。
また、毛穴汚れや黒ずみなどが気になる場合には、毛穴汚れに対応している成分や収れん作用のある成分が配合された拭き取り化粧水がおすすめです。最近では、角質ケアと毛穴ケアが同時にできる多機能タイプの商品も多く販売されています。さらに、高い保湿作用のある成分を入れていたり肌荒れ防止成分が配合されていたりする商品もあります。ぜひ、自分の目的に合わせて選んでみてください。
使用感もチェックしよう
使用感が自分の目的や好みに合っているかどうかも、拭き取り化粧水を選ぶうえで大切です。肌のかさつきが気になる人や乾燥肌の人は、とろみのある保湿力が高いものを選ぶと良いでしょう。反対にオイリー肌の人は、さらっとしたテクスチャーのさっぱりタイプのものを選ぶのがおすすめです。
またリキッドタイプを使用する際は一緒に使うコットンにも着目して、毛羽立ちにくく肌にやさしいものを選んでください。シートタイプにもピンセットが入っているものも多く、1枚ずつ取り出しやすい形状のものなどもあります。自分のライフスタイルに合うものを選んだり、日によって使い分けたりするのも良いでしょう。ぜひ、自分にとって使いやすい拭き取り化粧水を選んでください。
拭き取り化粧水のおすすめ11選
ここからは、おすすめしたい拭き取り化粧水を11種類厳選して紹介します。ぜひ、先述した選び方のポイントを意識しながら自分の肌に合った拭き取り化粧水を見つけてください。