化粧下地を買う時、何を重視して選んでいますか?化粧下地より、ファンデーションが重要と考えている人が多いと思います。しかし、自分に合った化粧下地を使うと、肌のくすみやシミ、毛穴をカバーしたり、ファンデーションのノリが良くなるなど、メリットがたくさんあります。
今回は化粧下地を使うと、どんなメリットがあるのか、自分に合った化粧下地の選び方、おすすめの化粧下地を紹介します!
目次
化粧下地の役割
まず最初に、化粧下地が持つ役割を理解しておきましょう。ここでは、化粧下地を塗ることで得られる主な効果を3つ紹介します。
毛穴やシミ、肌の凹凸が目立ちにくくなる
化粧下地を塗ると、毛穴やシミ、肌の凹凸が目立ちにくくなるので、肌のキメが整う効果が期待できます。そのため、化粧下地を塗ると、ファンデーションを塗った肌がきれいに見えます。
ファンデーションだけだと、カバーしきれない肌の凹凸やシミが出てきてしまうので、必ず化粧下地を塗ってください。
化粧崩れしにくくなる
化粧下地には、化粧崩れの原因となる余分な皮脂やテカリを抑えてくれる効果があります。そのため、メイク直しをする手間が減り、メイクした状態をキープしてくれるんです。
しかし、化粧下地を塗らないでファンデーションを塗ってしまうと、仕上がりにムラがでたり、何回もメイク直しをしなくてはなりません。つまり、化粧下地を使うだけで、ファンデーションの無駄遣いが減り、厚塗りしなくてもしっかり肌をカバーしてくれます。。
肌へのダメージを減らせる
化粧下地には、紫外線など、外部から受ける刺激から肌を保護してくれる効果があります。メイクによる刺激で、少なからず人間の肌はダメージを受けるのですが、メイクによるダメージが蓄積してしまうと、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。ですから、化粧下地を塗ることで、これらの肌トラブルを防止してくれるんです。
最近は日焼け止め効果が入った化粧下地も販売されています。こういった商品もうまく取り入れると、より肌へのダメージを軽減できるのでおすすめです。
肌の健康を保つ
化粧下地には肌の健康を保つ効果もあるんです。化粧下地を塗らず、肌に直接ファンデーションを塗ると、毛穴の奥深くまでファンデーションが入り込んでしまいます。毛穴の奥まで入り込んだファンデーションはクレンジングでは落としにくくなります。
すると、残ったファンデーションは「汚れ」となり、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因になるのです。ファンデーションを塗る前に、化粧下地を塗っておけば、メイク残りによる肌ダメージを減らせるので、肌をすこやかに保てるのです。化粧下地があるのとないのとでは、メイクの仕上がりや肌の健康に大きな影響が出るため、必ずメイクに取り入れましょう。
化粧下地の正しい塗り方の手順
化粧下地の効果を最大限に発揮させるためにも、正しい塗り方の手順を覚えておきましょう。その方法は以下の通りです。
①スキンケアを行う
化粧下地を塗る前に、しっかりとスキンケアを行いましょう。スキンケアを怠ると、メイク崩れの原因になりかねません。化粧水だけのスキンケアだと、肌から水分が蒸発し、皮脂分泌が多くなります。
すると、ファンデーションが浮いたり、ヨレたりと、メイク崩れが起きやすくなるんです。ですから、洗顔後は「化粧水、美容液、乳液またはクリーム」をつけてしっかり保湿してください。
②日焼け止めクリームを塗る
化粧下地を塗る前に、日焼け止めクリームを塗ってシミやくすみを防止しましょう。日焼け止め効果がある化粧下地も販売されていますが、化粧下地のUVカット効果は多めに塗らないと効果がないことが多いので、一般的な化粧下地の量では紫外線を防ぎきることは難しいです。ですから、化粧下地を塗る前に必ず日焼け止めクリームを塗って紫外線対策を万全にしましょう。
③スポンジを使って薄く均等に化粧下地を塗る
化粧下地を手で塗り広げていませんか?実は、手で塗り広げる方法はムラが出てしまうのでおすすめしません。ではどのように化粧下地を塗ればいいのでしょうか?
化粧下地は、スポンジを使ってポンポンと軽く叩くように塗りましょう。この時、肌の中心から外側に向かって薄く塗り広げていくことがポイントです。こうするとで、化粧下地の厚塗りを防いでくれます。
化粧下地を厚く塗りすぎると、メイク崩れやテカリにつながるので注意してくださいね。シミやくすみなど、重点的にカバーしたい部分は多少重ね付けしても構いません。
化粧下地の選び方
現在、さまざまなメーカーから化粧下地が販売されているため、種類が多くて迷ってしまいますよね。どんなポイントを抑えて化粧下地を買ったらいいのでしょうか?ここでは化粧下地の選び方を目的別に紹介していきます。
自分の肌質に合ったものを選ぶ
化粧下地の選び方1つ目は、「乾燥肌」、「脂性肌」、「敏感肌」など自分の肌タイプに合った化粧下地を選ぶ方法です。肌タイプ別におすすめの選び方を紹介します。
乾燥肌の人は保湿メインのものを
「乾燥肌」の人は何より保湿が大切です。ですから、水分量が多い乳液やクリームっぽいテクスチャーで、仕上がりに「ツヤ感」がある化粧下地を選びましょう。最近では、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合された化粧下地も増えているので、チェックしてみてください。
脂性肌の人は毛穴補正効果があるものを
「脂性肌」の人は、皮脂分泌が多く、毛穴が開きやすいので「毛穴補正効果」がある化粧下地を選びましょう。テカリ防止にはマットタイプの化粧下地がおすすめですが、顔全体に塗ると厚塗り感が出てしまい、顔がのっぺりとした印象になってしまいます。そこでおすすめしたい方法が、ナチュラルタイプの化粧下地を顔全体に塗り、毛穴やテカリが気になる部分にマットタイプの化粧下地を塗る方法です。そうすると、厚塗り感なく全体をカバーできます。
敏感肌の人は肌への刺激が少ないものを
「敏感肌」の人は、肌に合わない化粧品を使うと、肌が赤くなったり、かゆみを引き起こす可能性があります。そのため、「石油系界面活性剤鉱物油」、「パラベン」、「アルコール」、「合成香料」などが入っていないものを選びましょう。なぜかというと、これらが入っていないものを選べば、肌への刺激を抑えられるからです。商品によっては、「パッチテスト済み」、「アレルギーテスト済み」、「スティンギングテスト済み」と表記されているものもあります。これらの表記は、肌への刺激が少ないことを示す指標になるのでおすすめです。
好みのテクスチャで選ぶ
化粧下地の選び方2つ目は好みのテクスチャーで選ぶ方法です。化粧下地のテクスチャーは主に3種類あります。サラッと肌に馴染む「リキッドタイプ」、伸びの良い「クリームタイプ」、カバー力のある「マットタイプ」の3つです。「リキッドタイプ」は肌の潤いを守りながら、メイクのノリを良くしてくれます。
使用感が軽いので、ベタつきが苦手な人や脂性肌の人におすすめです。「クリームタイプ」は伸びが良く、まろやかなテクスチャーなので、肌にしっかりフィットします。そのため、保湿力もカバー力も重視している人におすすめです。「マットタイプ」はパテのような質感でカバー力が高いのが特徴です。毛穴やシミなどに悩んでいる人は、気になるポイントに使ってみましょう。
肌悩みに合わせて選ぶ
化粧下地の選び方3つ目は、肌悩みに合わせて選ぶ方法です。「テカリが気になる」、「毛穴の開きが気になる」、「目の下のクマが気になる」など、お悩みは人それぞれです。化粧下地の一種に「コントロールカラー」があります。「コントロールカラー」とは本来の肌と異なる色を補うことで、均一感のある肌を演出できる化粧下地です。
コントロールカラーの色によって役割は変わります。次に、下地の色別に、それぞれが持つ役割を紹介します。
下地の色で仕上がりが変わる!色別に役割を紹介
実は、下地の色によっても仕上がりは大きく変わってきます。ここでは下地の色別にそれぞれが持つ役割を紹介します。
肌の色斑を均一にしたい人は「ベージュ系」
肌のキメを整えたい人は、肌の色と近いベージュ系の化粧下地を選びましょう。色ムラも補正し、均一に整えてくれるので、くすみや顔の白浮きが気になる人におすすめです。
シミや目のクマをカバーしたいなら「イエロー系」
シミや目のくまをカバーしたい人は、イエロー系の化粧下地を選びましょう。カバー力が高いのに肌なじみがいい色なので、薄づきでもしっかり悩みをカバーしてくれます。
肌のくすみをカバーしたいなら「パープル系」
肌のくすみが気になる人は、パープル系の化粧下地を選びましょう。パープル系の化粧下地は、肌を明るく見せて、透明感を演出してくれます。肌の印象をクリアにしたい人におすすめです。
肌の血色感を高めたいなら「ピンク系」
肌が青白い、暗い印象がある人にはピンク系の化粧下地を選びましょう。なぜなら、ピンクをプラスすることで、血色感のある印象に仕上げることができるからです。イキイキとした肌に見せたい人におすすめです。
顔の赤みが気になる人は「グリーン系」
ピンクとは反対に、顔の赤みが気になる人は、グリーン系の化粧下地を選びましょう。顔全体に塗ってしまうと青白い仕上がりになる可能性があるので、気になるポイントに使うのがおすすめです。
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