「ニキビにおすすめの洗顔料を知りたい!」「ニキビに有効な洗顔料はどう選べばいい?」など、ニキビ洗顔料選びで迷っている方はいませんか?
この記事では、おすすめのニキビ洗顔料をはじめ、選び方や正しいスキンケア方法について紹介します。ニキビで悩んでいる方は、ぜひ参考にして自分の肌に合った洗顔料を見つけてみてください。
目次
ニキビができる原因とは
どうしてニキビができてしまうのか、不思議に思ったことがあるという方も少なくないでしょう。まずは、ニキビができる原因から紹介します。ニキビができる主な原因には「毛穴の詰まり」「皮脂の過剰分泌」「アクネ菌の増殖」の3つが考えられます。それぞれを詳しく説明しましょう。
毛穴の詰まり
毛穴が詰まってしまうのは、肌のターンオーバーがうまくできていない状態が続いていることが原因です。肌のターンオーバーが乱れは、古い角質や皮脂が肌表面に残り角栓を作ってしまいます。角栓は毛穴を塞いでしまうため、毛穴に老廃物が詰まり、結果、ニキビができる原因となってしまうのです。
皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰分泌すると上手く排出できず、毛穴に皮脂が溜まってニキビになります。女性の場合、生理周期などホルモンバランスの乱れによって皮脂が過剰分泌することもあるため、ホルモンバランスを整えることも大切です。
アクネ菌の増殖
アクネ菌は皮膚の「常在菌」のことを指し、毛穴が詰まったり、皮脂が過剰分泌されたりするとアクネ菌が増殖します。アクネ菌が増殖すると肌は炎症を起こしてしまうため、結果、ニキビができやすくなってしまいます。
あなたは大丈夫?間違ったスキンケア5選
ここで、ニキビができてしまう、または増えてしまう間違ったスキンケアについて紹介します。自分の普段のスキンケアに心当たりがないか、チェックしながらご覧ください。
スクラブ洗顔をしたり、洗顔ブラシでゴシゴシこする
スクラブ洗顔を毎日使用すると、肌に必要な皮脂まで取り過ぎてしまう恐れがあります。皮脂は皮膚膜を形成することで、外界から異物が侵入するのを防いで外的ダメージから皮膚を守り、肌からの水分蒸散を抑制する役割があります。皮脂が少な過ぎると肌を乾燥させて、バリア機能の低下につながってしまうため、スクラブ洗顔を毎日使用するのは避けましょう。
また、洗顔ブラシでゴシゴシこするように洗顔すると摩擦によって肌が乾燥したり、傷ついたりしてかえって肌トラブルを招く恐れもあります。洗顔する際は、泡で顔全体をやさしく包み込むようにして洗いましょう。
ピーリングのやりすぎ
ピーリングは肌に良いとされていますが、やりすぎると肌のターンオーバーが早くなりすぎて生成が追いつかず、角質層が薄くなりすぎてしまう原因になります。また、バリア機能も低下させてしまうため、紫外線などの外的刺激に影響を受けやすくなり、炎症や色素沈着を引き起こす可能性もあります。美容クリニックや美容皮膚科でのピーリングはもちろん、低濃度の市販のピーリング剤を使ったセルフケアの場合も同じ状態になるので、注意が必要です。
1日に何度も洗顔をする
「顔に汗をかいたらすぐ洗顔」「顔がベタついたらすぐ洗顔」と、1日の洗顔回数が多い方はいませんか?確かに汗をかいたり、ベタつきを感じたらスッキリさせるために洗顔をしたくなる気持ちは分かりますが、洗いすぎは肌にとってよくありません。洗顔回数が多いと肌を守る機能が損なわれ、逆にニキビができやすくなってしまいます。せっかくニキビを改善するために洗顔を行っているのであれば、洗顔は朝と夜の1日2回に留めておきましょう。
保湿しない
洗顔をすると肌の水分が失われてしまいます。肌の水分が失われれば、肌が乾燥しさまざまな肌トラブルを引き起こしてしまうため、洗顔後は必ず保湿を行うようにしましょう。保湿で水分を補うことで、肌の乾燥を防ぐことにつなげることができます。
保湿は、洗顔後できるだけ時間を空けず、すぐに行ってください。時間が経てば経つほど乾燥が進みます。また、化粧水や乳液などは、手のひらに適量を出して体温くらいに温めて使用することで、配合されている成分が肌に浸透しやすくなるためおすすめです。
ワセリンなどで保湿
ワセリンは不純物を含まない油性成分で、洗顔に配合されていることがありますが、残念ながらワセリン自体にニキビを治すような成分は含まれていません。また、ワセリンが毛穴をふさいでニキビを悪化させてしまう可能性もあるため、ニキビができてしまった際は、極力避けるようにしましょう。
ニキビ肌に適したスキンケアを選ぶポイント
ここで、ニキビ肌に適したスキンケア選びのポイントについて紹介します。
ニキビをケアするための有効成分があるかチェック
ニキビは、毛穴に皮脂や汚れが詰まることが原因でアクネ菌を増やし、発生します。そのため、アクネ菌の増殖を抑える殺菌成分や炎症を抑える有効成分が配合されているかどうかをチェックしましょう。例えば、以下の成分であれば有効成分として認められているのでおすすめです。
・グリチルリチン酸2K
・アラントイン
・サリチル酸
・イソプロピルメチルフェノール
グリチルリチン酸2Kは、「グリチルリチン酸ジカリウム」として表示されることもあり、ニキビができやすい肌の炎症を抑える作用があります。また、配合されているアイテムが多く選択肢も豊富です。アラントインにも、グリチルリチン酸2Kと同じように、ニキビができやすい肌の炎症を抑える作用があります。
サリチル酸は、ニキビの原因菌に働きかけたり、古い角質を取り除いたりするピーリング効果が期待できる成分です。イソプロピルメチルフェノールは、ニキビの原因菌に働きかけて、雑菌の繁殖を抑える作用があります。上記の成分は、すべてのニキビに効果が期待できますが、とくにサリチル酸は、古い角質が蓄積しやすい大人ニキビにおすすめです。
ニキビに合った洗浄成分も大事
洗顔料に配合されてる洗浄成分はいくつかの種類に分類でき、それぞれに洗い上がりや特徴が異なります。そのため、洗い上がりの物足りなさやつっぱり感などに悩むことが多いという方は、洗浄成分もチェックしてみましょう。洗浄成分の種類と主な成分は以下のとおりです。
・石鹸系:石ケン素地、カリ石ケン素地、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム など
・アミノ酸系:ココイルグルタミン酸Na、ココイルグリシンK、ラウロイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルタウリンNa など
・クレイ系:カオリン、モンモリロナイト、ベントナイト、モロッコ溶岩クレイ など
・酵素系:パパイン、プロテアーゼ、リパーゼ など
石鹸系は、脱脂力と洗浄力が高いため、敏感肌の方にはあまりおすすめできません。アミノ酸系は、うるおいを守ってしっとりと洗い上げる特徴があります。クレイ系は、刺激が少なく、皮脂などの毛穴汚れをしっかりと吸着してくれるため、敏感肌の方も使用しやすいです。酵素系は、余分な皮脂や角質を分解してくれますが、やや乾燥を招きやすいというデメリットがあります。
肌へのやさしさに配慮を
ニキビができている肌は、ダメージを受けやすい状態となっているため、洗顔料は肌にやさしい処方のアイテムを選ぶようにしましょう。肌にやさしい処方かの目安として、アレルギー表記や避けるべき成分をチェックすることをおすすめします。以下、洗顔料に記載されているアレルギーの表記と特徴です。
・ノンコメドジェニックテスト済み:コメド(ニキビのもと)ができにくいかをテスト済み
・スティンギングテスト済み:皮膚へのかゆみ・赤み・かぶれなどが発生しにくいかをテスト済み
・敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済み:アトピー性皮膚炎など肌の弱い方へのパッチテストを行い、皮膚刺激が少ないことを確認済み
テスト済み表記は、全ての方にニキビや皮膚刺激が起きないことを示す記載ではないので、心配な場合は、パッチテストを行って肌の状態を確かめてから使用するようにしましょう。
ニキビ肌の方が避けた方が良い成分には、以下のようなものがあります。
・アルコール
・ミネラルオイル
・香料
アルコールは、毛穴を引き締めたり、清涼感を与えたりなど、さまざまな成分を溶かすために配合されていますが、皮脂を取り除いてしまう作用もあるため、乾燥を招く恐れがあります。ミネラルオイルは、非常に脱脂力の強い成分で、必要な皮脂まで奪ってしまう可能性があるため、ニキビ肌にはおすすめできません。
香料は、香りを付与するために配合される成分の総称を指します。複数の成分が混合されている場合や具体的な成分が把握できない場合もあるため、皮膚のバリア機能が低下しているニキビ肌には刺激となる可能性もあるため注意しましょう。
保湿力も忘れずに
大人の肌はターンオーバーの乱れによってニキビができてしまうため、ターンオーバーを整えるためにも乾燥を防ぐことが重要になります。そのため、保湿力も重視して選ぶようにしましょう。おすすめの保湿成分には、以下のものがあります。
・セラミド:肌を守る機能が強く、保湿を持続させる
・ヒアルロン酸:高い保湿力があり、肌をしっとりと保つ
・コラーゲン:水分の蒸発を防ぎ、肌にハリや弾力を与える
・グリセリン:水分を引き寄せ、肌に保持する
肌にうるおいを与えるとバリア機能をサポートすることにもつなげることができます。また、肌の乾燥を防ぐことで余分な皮脂の分泌を抑えることもできるでしょう。
使用感で選ぶ
ニキビ肌の洗顔には、たっぷりの泡を使って洗うことが理想です。洗顔料の泡立ちが足りないと、手と顔の間で摩擦が起こり、ニキビに刺激を与えてしまう恐れがあります。製品によっては、まったく泡立たないタイプもあるので使用方法をよく確認して、自分の肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
おすすめのニキビ洗顔10選
ここからは、おすすめのニキビ洗顔を紹介します。