「おすすめの睡眠サプリを知りたい!」「睡眠サプリはどう選べばいいの?」など、睡眠サプリ選びで迷っている方はいませんか?
この記事では、おすすめの睡眠サプリをはじめ、選び方や注意点などについて紹介します。ぜひ参考にして、自分に合った睡眠サプリを見つけてみてください。
睡眠の質が悪い状態とは
睡眠の質がよくない状態が続くと疲労や倦怠感、集中力・注意力・食欲の低下、日中の眠気や気分がすぐれない状態が続き、睡眠障害を起こす可能性があります。睡眠に関わるホルモンには、主にメラトニンとコルチゾールの2つがあり、メラトニンは、「睡眠モルモン」と呼ばれ覚醒と睡眠を切り替えて自然な眠りを誘います。一方、コルチゾールは体温を上げることで目覚めを促すホルモンで、ストレスを感じて分泌されることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
日中あまり活動しなかったり、眠っている最中にストレスでコルチゾールが分泌されたりすると睡眠の質を下げてしまうことにつながります。睡眠に関する問題が長期にわたって続く場合は、睡眠外来を受診しましょう。
なぜ睡眠の質が悪くなるのか
睡眠の質が悪くなる原因には、不規則な生活習慣やストレス、ホルモンバランスなどがあります。例えば、以下のような方は、慢性的な睡眠不足に悩まされやすいです。
・夜勤などのシフトワークが多い方
・長時間の通勤がある方
・夜型生活の方
・妊娠・育児中の方
睡眠の質が悪い状態が続くと、糖尿病のような生活習慣病やうつ病のような精神疾患になるリスクが上がると言われているので、今一度自分の生活習慣を見直してみましょう。
睡眠サプリと睡眠薬の違い
睡眠サプリは、睡眠に関する自覚症状を改善したいと思っている方が補助的に用いる健康食品で、睡眠薬は、不眠症の症状を治療する目的のために医師が診察を行ったうえで処方される医薬品です。睡眠サプリはあくまでサポートする役割にすぎず、即効性は期待できないため、一刻も早く不眠の悩みに対処したいという方は、病院を受診することをおすすめします。逆に、気軽に取り入れたい方は、サプリから始めると良いでしょう。
睡眠サプリでよく使われる成分
ここで、睡眠サプリによく使われる成分について紹介します。
GABA
GABAは、抑制性の神経物質で、脳をリラックスさせてストレスを緩和する作用があります。就寝前にGABAを摂取することで、ノンレム睡眠の時間が増加し、脳がしっかりと休息をとれると言われているので「眠りが浅い」と感じている方や「ストレス性の睡眠症状」を抱えている方におすすめです。
グリシン
グリシンは、表面体温の上昇を促し、体内の熱を放出することで、体の中心温度を下げ自然な入眠へ導いてくれる成分です。グリシンは、肉・大豆・魚介類・乳製品などタンパク源に多く含まれるほか、体内でも合成される栄養素なので、食事で補えない方はサプリの活用を検討してみましょう。
テアニン
テアニンは、お茶に含まれるうま味成分として知られているアミノ酸の一種です。摂取すると、人間がリラックスしている際に発せられる「α波」という脳波を増やすことができます。α波を増やす作用がスムーズな入眠や起床につながると言われているため、「寝つきが悪い」「朝スッキリ起きられない」という方にはおすすめです。
セロトニン
セロトニンには、睡眠の質を上げる効果が期待できます。セロトニンには体内時計や睡眠を調整する機能が備わっており、朝方から分泌され、日が沈むに従って徐々にセロトニンの分泌量は減っていき、メラトニンに変化します。夜中に向けて増えるメラトニンは、私たちの睡眠の質を左右しているため、セロトニンの量を増やすことが、メラトニンを増やすことにつながり、睡眠の質を向上させてくれるのです。
ラクトフェリン
ラクトフェリンは、腸内で善玉菌を増やす役割があり、腸内の環境を整える作用があります。一見、睡眠と腸内環境を整えることは関係ないように思いますが、睡眠と腸内環境は互いに影響しあう関係にあり、睡眠の質が下がると腸内環境が乱れる一方で、腸内環境が改善すると睡眠の質も改善すると言われています。そのため、睡眠改善・腸内環境が乱れ改善の両方を望む方は、ラクトフェリンに注目してみましょう。
ラフマ葉エキス
本来眠るはずの時間にテレビやスマホなどの強い光の刺激を受けると、メラトニンの分泌量が減ってしまいます。ラフマ葉エキスは、メラトニンのもととなるセロトニンを増やすことで、結果的にメラトニンを増やす作用があるため、睡眠のリズムが崩れている方は、ラフマ葉エキスが配合されている製品を選びましょう。
睡眠サプリの選び方
ここで、睡眠サプリの選び方について紹介します。
悩みに合わせた成分で選ぶ
睡眠サプリを選ぶ際は、悩みに合わせた成分が配合されているかに注目してみましょう。例えば、眠りが浅いと感じている方は、脳をリラックスさせてストレスを緩和してくれる「GABA」を、寝つきが悪いと感じている方は、スムーズな入眠や起床につながる「テアニン」がおすすめです。自分の睡眠の悩みに合わせて成分を選ぶことで、より高い効果が期待できるでしょう。
形状で選ぶ
睡眠サプリには、主に、粒タイプ・液体タイプ・粉タイプの3つの形状があります。粒タイプは外出先にも気軽に持ち運べ、粉タイプは料理や飲み物に混ぜて飲めます。ドリンクタイプは、手軽に摂取できるメリットがあります。自分の飲みやすいタイプを選ぶことで、生活にも取り入れやすくなるでしょう。
続けやすい価格で選ぶ
睡眠サプリは睡眠薬のように速効性がないため、継続して服用することが非常に重要です。そのため、選ぶ際は、続けやすい価格かどうかということも重視しましょう。「高価=高い効果が期待できそう」と思いがちですが、価格が高すぎると家計に負担を与え、続けるのが難しくなる恐れがあります。自分の予算に合わせて選ぶことで、気軽に続けることができるでしょう。
保健機能食品を選ぶ
睡眠サプリは、一般食品と保健機能食品に分けられます。保健機能食品には、「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3種類があり、中でも、安全性や機能性の根拠となる情報を事業者の責任において調査し、消費者庁長官に届け出たうえで販売される「機能性表示食品」はおすすめです。
睡眠サプリおすすめ10選
ここから、おすすめの睡眠サプリを紹介していきます。
睡眠サプリの注意点
ここで、睡眠サプリの注意点について紹介します。注意点は、睡眠サプリを飲み続けることで大事なことなので、しっかりとチェックしておきましょう。
サプリを飲んで体調がすぐれないときは中止を
睡眠サプリは食品なので、医薬品のような副作用が起きてしまう可能性は低いですが、体質や体調によっては、身体に不調をもたらす恐れはあります。例えば、倦怠感や食欲不振、発疹やかゆみ、アレルギー症状など起きる可能性のある症状はさまざまです。身体に不調が現れた場合は、速やかに使用を中止しましょう。
決められた用法以上の量を服用しない
サプリはたくさん飲めば飲むほど健康になったり、病気が治ったりするものではありません。決められた用法以上の量を服用することで、内臓に負担がかかることもあるため摂取量には注意しましょう。
サプリの品質が担保されているかのチェックも
サプリを摂取するうえで、一定の品質が担保されているかも確認しましょう。品質の担保は、「GMP認証マーク」で判断できます。GMPとは原料・製造・品質管理・出荷までの一連の製造工程で設けられた厳しい品質管理の基準のことです。GMP認証マークを得た製品は、一定の品質が認められている証です。
海外産のみならず国産の製品であってもサプリの中には中身が不明瞭なものもあるため、安心・安全に摂取したいのであれば、必ずチェックしましょう。
不眠の症状が改善しない場合は睡眠外来へ
睡眠サプリを継続して摂取しているにもかかわらず、不眠の症状が改善しない場合は睡眠外来を受診してみましょう。不眠の原因が何かの病気や薬の副作用などによって起こっている可能性もあります。原因が分かれば気持ちも楽になります。お試しでサプリを服用してみても、「眠れない」「熟睡感が得られない」など不眠の症状が続くときは、睡眠外来への受診をおすすめします。
睡眠サプリQ&A
ここで、睡眠サプリのよくある質問と回答を紹介します。
睡眠サプリは睡眠薬として代用できますか?
睡眠サプリは、残念ながら睡眠薬として代用することはできません。睡眠サプリはあくまで睡眠の質を高め、より良い睡眠をサポートする健康食品です。医薬品ではないため、睡眠薬とは全く別のものになります。そもそも「全く寝つけない」、「何日も眠れない状態が続く」などの場合は、医師の診察を受けて睡眠薬を処方してもらった方が良い場合もあります。
睡眠サプリを飲むタイミングはいつですか?
睡眠サプリは、基本的に就寝前や夕食後に摂取するのが良いでしょう。メーカーや製品によっては飲むタイミングが異なることもあるため、使用する前に摂取方法を確認してみてください。また、睡眠サプリは食品なので、眠れないときにだけ飲んでも効果は期待できません。毎日継続的に摂取することで効果が実感できるようになるため、根気よく続けてみましょう。
副作用はありますか?
睡眠サプリには、さまざまな成分が配合されています。リラックスしたいときによく飲まれる「セントジョーンズワート」と「テアニン」は、医薬品との飲み合わせが良くないことがあるため注意するようにしましょう。セントジョーンズワートは、医薬品の効果を弱めてしまい、テアニンはカフェインのような興奮薬の効果を弱めてしまいます。
また、テアニンは高血圧の治療薬と一緒に飲むことで血圧を必要以上に下げてしまい、低血圧やふらつきなどの症状が現れる可能性もあります。妊娠中の方や授乳中の方はサプリの摂取が不適切な場合があるため、使用前にかかりつけ医に相談してみることをおすすめします。
睡眠の質を高めるためにできる生活習慣には何がありますか?
睡眠の質を高めるためにも、以下の生活習慣を見直してみましょう。
・7時間以上ベッドの中にいない
・1日7,000歩程度、ウォーキングをする
・うたた寝や午後の長い昼寝をしない
・ストレスを溜めこまない
・昼と夜で光を調整する
・就寝前に入浴やストレッチで体温を上げる
昼間どうしても眠くなってしまった場合は、15分以内の仮眠にするようにしましょう。また、昼は外出して太陽の光を浴び、夜は間接照明などで明るい光は避けることをおすすめします。
就寝するまでスマホやテレビを観ている方も多いと思いますが、眠る際の強い光はメラトニンが減ってしまう原因となり、深夜になっても全く眠れない、寝入ってもすぐに起きてしまうなどの睡眠障害へとつながります。そのため、極力テレビやスマホは眠る1時間前までに留めておきましょう。
病院で処方された薬と併用しても大丈夫ですか?
睡眠サプリに配合されている成分によっては、薬の効果が弱くなったり、副作用が強まったりする恐れがあるため、睡眠の改善を目的として、睡眠薬などの処方された薬とサプリの併用は避けるようにしましょう。
睡眠サプリはすぐに効果が実感できますか?
睡眠サプリは医薬品ではないので、すぐに効果が出るわけではありません。普段から規則正しい生活リズムを意識して、朝食をしっかりとったり、適度な運動を組み合わせたりしながら、補助として睡眠サプリを使用しましょう。
睡眠サプリを上手に活用して睡眠の質を向上させよう!
おすすめの睡眠サプリをはじめ、選び方や注意点などについて紹介しました。睡眠は、不規則な生活習慣やストレス、ホルモンバランスなどが原因で質が下がります。睡眠の質がよくない状態が続くと疲労や倦怠感、集中力・注意力・食欲の低下、日中の眠気や気分がすぐれない状態が続き、睡眠障害を起こす可能性があります。睡眠の質を上げるためには、一日も早い対処が必要です。今回紹介した製品を参考に、毎日元気に過ごすためにも睡眠サプリを上手に活用して、睡眠の質を向上させましょう。